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Vol. 1 アフリカの水を変えたい。暮らしを変えたい。

セネガル共和国 - 2012年7月24日

セネガル共和国

西アフリカのとある集落に完成した浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」。村人たち自身によって管理・運用されるその水汲み場を訪ねてみると、人々の弾けるような笑い声が聞こえてきました。

セネガルの首都ダカールから北へ約200km、モーリタニアとの国境の町・サンルイの郊外に300人ほどが暮らすその小さな集落はあります。日々の営み、そのすべてを一筋の川に頼っていたこの村に、自然界の浄化機能を応用したシンプルでコンパクトな浄水装置「ヤマハクリーンウォーターシステム」が完成したのは2011年のことでした。村のまんなかに設置されたスカイブルーの浄水装置と清潔な水汲み場。人々はこの大切な公共財を守るために水委員会を組織し、秩序を整え、それを守ることで自主運営によるきれいな生活水の日常的な確保を実現したのです。

きれいな水のある暮らし。その体験が人々の衛生観念を変え、生活レベルのさらなる向上に向かわせる姿を、ヤマハはこれまでも東南アジア各地に展開するモニタープラントで見届けてきました。たとえば赤ちゃんを抱えるお母さんの気持ちが変わる、皮膚病や下痢などの病気が劇的に減る、大きな町まで水を買いにいく女性や子どもたちが重労働から解放される、やがて雨に洗われたように住居や村の景色までもが変わってゆく。きっとここアフリカの大地でもいつか同じような光景が広がり、水汲み場を囲む人々の笑い声も、もっともっと大きく響きわたることでしょう。

ヤマハクリーンウォーターシステム

緩速ろ過という方法を用いた幅5m×奥行8m×高さ4mほどのコンパクトな浄水装置。自然界における水浄化の仕組みを応用し、丸一日かけて川や沼の表流水を生活水に浄化する。特別な薬品や大きな電力、また専門技術者のオペレーション等を必要とせず、住民による自主運営が可能なシステムをめざして1996年に開発をスタート。これまでにインドネシア、ベトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー、スリランカ、そしてセネガルを加えた7か国・9か所の村落で実証実験を行ってきた。

 

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