本文へ進みます

ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

サイト内検索

詳細本文

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2011年 YAMAHAレースリリース
全日本トライアル選手権シリーズ
黒山健一選手、全日本選手権で史上最多となる「通算10度目の王座」!
2011年10月31日

 2011年10月30日に開催された全日本トライアル選手権シリーズ第5戦SUGO大会(最終戦)国際A級スーパークラスで、「チーム・黒山レーシング・ヤマハ」の黒山健一選手が1位となり2011年のシリーズチャンピオンを決定しました。黒山選手の全日本チャンピオン獲得は、1996年から数えて通算10回目(国際A級1回/国際A級スーパークラス9回)となり、これは財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)の統括競技における史上最多記録となります。


イメージ

 黒山選手は、1993年に国内トライアルデビュー、この年トライアルグランドチャンピオン大会(国内A級クラス)で優勝すると、シーズン終了後に2段階特別昇格が認められ、最高ライセンスの国際A級へステップアップしました。
 1994年から全日本選手権の国際A級クラスにデビュー、1995年から世界選手権でも腕を磨き、1996年には国際A級クラスで初の全日本チャンピオンを獲得します。翌1997年には新設された国内最高峰となる国際A級スーパークラスに参戦し連続チャンピオンに輝きました。この頃から世界選手権に活動の軸を移し、1997年と1998年には2年連続で世界ランキング3位に輝くなど活躍を見せました。しかしその間も全日本選手権への参戦は継続し2002年から2005年で4連覇を達成します。
 2006年は11年間に及ぶ世界選手権フル参戦を終え、再び全日本選手権を中心に参戦。ヤマハエンジン搭載のスコルパを駆り5連覇で自身7度目の全日本チャンピオンを獲得しました。2007年、2010年はランキング2位に甘んじましたが、2008年、2009年もチャンピオンを獲得、そして今回のタイトル獲得で通算10度目のチャンピオン奪取となりました。


黒山健一選手談:
 「今年は地震の影響で2戦中止になり少ない試合数でしたけれども、シリーズ全5戦中4戦を勝つことができて、非常に満足してシーズンを終えることができました。また去年は負けているので、チャンピオンを取り返すことができてとてもうれしいです。今回で10回目のチャンピオンとなりましたが、これが僕の最終的な到達点ではないので、あと何年続けられるかわかりませんが、できるかぎりずっとチャンピオンを取り続けて記録をどんどん伸ばしていきたいと思います。これからも皆さんの応援をしっかりと受け止めて、それに応えられる走りをして毎年笑顔でシーズンを終えたいと思いますので、応援よろしくお願いいたします」

中島雅彦談(ヤマハ発動機株式会社MC事業本部技術統括部MS開発部/部長):
 「史上最多となる通算10度目のチャンピオン、本当におめでとうございます。この記録達成は、黒山選手がプロフェッショナルとして、常に最高を追い求めてきた結果だと思います。また、監督である黒山一郎さん、メカニック兼アシスタントの黒山二郎さん、お二人との強い絆のお陰でもあるのではないでしょうか。黒山選手は、世界選手権と全日本選手権に並行して参戦した時期がありました。2006年以降は全日本を軸に活動していますが、現在も日本での世界選手権にスポット参戦し上位入賞も果たしています。これは、黒山選手が常に世界を意識したトレーニングを続けている成果であると思います。こうした強い気持ちと努力もまた、日本のトップに立ち続けて記録を達成する原動力となったのだと感じています。
 さらに黒山選手は、国内外でのトライアルデモンストレーションなどモータースポーツの普及活動に取り組んでおり、まさに大車輪の活躍です。当社も2006年以降、パートナーとしてこうした活動のお手伝いができたことを誇りに思います。そして今後も、記録の更新など業界に様々な良い刺激を与えてくれることを楽しみにしています」



黒山 健一 (くろやま けんいち) プロフィール イメージ
出 身 地 / 兵庫県
生年月日/ 1978年7月24日
所属チーム/  Team・黒山レーシング・YAMAHA
(チーム・黒山レーシング・ヤマハ)
主な成績
1993年:トライアルグランドチャンピオン大会 優勝
1994年:全日本選手権国際A級 ランキング 2位
1995年: 世界選手権 ランキング 10位
ヨーロッパ選手権 ランキング 2位
1996年: 世界選手権 ランキング 4位
全日本選手権国際A級 チャンピオン
1997年: 世界選手権 ランキング 3位
全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
1998年: 世界選手権 ランキング 3位
全日本選手権国際A級スーパークラス ランキング 2位
1999年: 世界選手権 ランキング 11位
全日本選手権国際A級スーパークラス ランキング 8位
2000年: 世界選手権 ランキング 5位
全日本選手権国際A級スーパークラス ランキング 2位
2001年: 世界選手権 ランキング 9位
全日本選手権国際A級スーパークラス ランキング 2位
2002年: 世界選手権 ランキング 8位
全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2003年: 世界選手権 ランキング 6位
全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2004年: 世界選手権 ランキング 7位
全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2005年: 世界選手権 ランキング 8位
全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2006年:全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2007年:全日本選手権国際A級スーパークラス ランキング 2位
2008年:全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2009年:全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン
2010年:全日本選手権国際A級スーパークラス ランキング 2位
2011年:全日本選手権国際A級スーパークラス チャンピオン


黒山選手、全日本選手権での戦歴 (ヤマハ調べ)


開催年 クラス 順位 マシン
1996 国際A級 チャンピオン Beta
1997 国際A級スーパー チャンピオン Beta
1998 国際A級スーパー ランキング 2位 Beta
1999 国際A級スーパー ランキング 8位 Beta
2000 国際A級スーパー ランキング 2位 Beta
2001 国際A級スーパー ランキング 2位 Beta
2002 国際A級スーパー チャンピオン Beta
2003 国際A級スーパー チャンピオン Beta
2004 国際A級スーパー チャンピオン Beta
2005 国際A級スーパー チャンピオン Beta
2006 国際A級スーパー チャンピオン SCORPA*
2007 国際A級スーパー ランキング 2位 YAMAHA
2008 国際A級スーパー チャンピオン YAMAHA
2009 国際A級スーパー チャンピオン YAMAHA
2010 国際A級スーパー ランキング 2位 YAMAHA
2011 国際A級スーパー チャンピオン YAMAHA

* 2006年はヤマハエンジンを搭載したSCORPA社の車両で参戦


ページ
先頭へ