本文へ進みます

ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

サイト内検索

詳細本文

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2007年 YAMAHAレースリリース
ロッシ、セパン・テストの最終日にトップタイムを記録 2007年1月24日

 ヤマハ・ファクトリー・レーシング・チームは2007年の初テストを好調のうちに終了。最終日の今日はV・ロッシが最速タイムを記録した。ロッシ、そしてチームメイトのC・エドワーズともに十分な成果を上げ、800ccプロトタイプの現時点での仕上がりにとても良い印象を持っている。今日は通常よりも早めに切り上げたものの、ニュータイヤのテストを含めて課題はすべてやり終えた。そのなかでもロッシは、ブレーキング時のマシンのバランス改良に取り組んだ。
 ロッシのベストタイム、2分00秒936は予選用のタイヤを履いて出したもので、昨年のグランプリで990ccマシンに乗っていたときの自らのポールタイムに迫るもの。これに続いてJ・ホプキンス(スズキ)が2分01秒026で2位につけた。一方、エドワーズは予選タイヤを使用せず2分02秒266で8位。
 今年になって初めてのテストを無事に終了し、このあとは多くのチームがオーストラリアのフィリップアイランドへと移動することになっているが、ヤマハ・ファクトリー・レーシングチームは2月5日から3日間、もう一度ここセパンでテストを行なう予定。


V・ロッシ選手談:(1位/30周/2'00.936)

イメージ

 「今日もとても順調だった。気になっていたブレーキングについて集中的に取り組み、成果をあげることができた。でももっともっと改良していけると思っているので、これは次回のテストの課題になる。今日は技術面について皆で話し合い、おもしろい結論に至った。これはエンジニアたちにとって、僕らの新しいマシンを開発して行く上で非常に役立つものになるだろう。今回のテストで計画していたことは全てやり終え、ミシュランのニュータイヤもたくさん試すことができた。今日は予選タイヤも使うチャンスがあって、それで2分01秒を切ることができたんだ。ミシュランはこの冬の間に本当に素晴らしい仕事をしてくれたと思う。16インチタイヤについては、課題はまだ残っているが良いものであることは間違いない。総合的に見て今回はかなりうまくいったと思っている。このあとはほとんどのチームがフィリップアイランドへ向かうけれど、僕らは10日後にまたここへ戻ってきて、さらに新しいものをテストする予定。エンジンは、シーズンのこの時期としてはとても良い状態だけれど、これからさらに改良していきたい。今のところはパワーそのものよりもパワーデリバリーについて集中的に取り組んでいる。いずれにしてもまだ1回目なのだから、時間はまだたくさんあるよ!」

C・エドワーズ選手談:(8位/22周/2'02.266)

イメージ

 「3日間のテストがとても順調にできたので、いい気分で家へ帰ることができる。今日はいつもよりも少なめの22周しか走らなかったけれど、前の2日間で学んだことを、ひとつひとつ再確認していくには十分だった。タイヤについては今日、ちょっと方向性を変えてみた。つまりバレンティーノが使っていたものにしてみたんだ。そうしたらかなり良い感じになってきた。今日の僕のベストタイムはレース用タイヤで出したものだけれど、これもバレンティーノが使っていたものととても近いものだ。予選タイヤは履かなかったけれど、レースタイヤではあるレベルに到達できたと思っていて、そのときにこのベストタイムを出すことができたんだ。前後ともに新しいタイヤをさらに試し、どちらも素晴らしくて、全般的に見てかなり良い状態だと言える。またセッティングについても色々試し、バレンティーノと同じものをテストしてみたけれど、これについてはやはり自分のもののほうがやりやすかったので最終的には戻すことにした。初テストはこんな感じ。かなり自信がついたよ。このあとは少しだけ休んで、もう一度ここへ戻ってくるよ!」

D・ブリビオ、チーム監督談:
 「2007年の初テストを、両ライダーともに非常に満足して終えることができた。バレンティーノとコーリンは互いに多くの情報を交換し合っていて、このことはこの開発の時期にはとても大切なことだ。ラップタイムもとても速くなっており、今の仕事の方向性が間違っていないことを証明できた。このように今回のテストでは大きな成果をあげることができたと思っているが、これからもこの調子を維持してハードワークを続けていかなければならない。やるべきことが何なのか、それについては非常に明確な考えがあるのだ。次のテストではさらに、とくにタイヤについて新しいものを試すことになっている。そして800ccニューマシンのセットアップをしっかりと詰めていきたい。3月10日は刻々と近づいているので、日々ハードワークあるのみだ」



非公式タイム


順位 選手名(国籍) マシン タイム
1 V・ロッシ(イタリア) Yamaha 2'00.936
2 J・ホプキンス(アメリカ) Suzuki 2'01.026
3 L・カピロッシ(イタリア) Ducati 2'01.274
4 D・ペドロサ(スペイン) Honda 2'01.664
5 C・バーミューレン(オーストラリア) Suzuki 2'01.691
6 R・ド・ピュニエ(フランス) Kawasaki 2'01.878
7 N・ヘイデン(アメリカ) Honda 2'01.884
8 C・エドワーズ(アメリカ) Yamaha 2'02.266
9 C・ストーナー(オーストラリア) Ducati 2'02.407
10 M・メランドリ(イタリア) Honda 2'02.489
11 C・チェカ(スペイン) Honda 2'02.583
12 A・バロス(ブラジル) Ducati 2'02.630
13 T・エリアス(スペイン) Honda 2'02.927
14 A・ホフマン(イギリス) Ducati 2'03.040
15 中野真矢(日本) Honda 2'03.077
16 玉田誠(日本) Yamaha 2'03.308
17 K・ロバーツ(アメリカ) Team KR 2'03.330
18 O・ジャック(フランス) Kawasaki 2'03.592
19 伊藤真一(日本) Bridgestone Test 2'03.973
S・ギュントーリ(フランス) Yamaha 出走せず

ラップレコード(990cc):L・カピロッシ(Ducati)2006年 2'02.127
ベストラップ(990cc):V・ロッシ(Yamaha)2006年 2'00.605


ページ
先頭へ