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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

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ヤマハMotoGPチーム フィリップアイランドテストを開始
オーストラリア/フィリップ・アイランド
2004年3月9日

 ヤマハMotoGPチームは3月9日、オーストラリアはフィリップ・アイランドにおいて3日間の予定でマシンテストを開始。初日の9日は、午前中のほとんどを雨に見舞われたものの、午後からは天候が回復しドライでの走行も実現。ヤマハチームの4人はそれぞれ一定の成果を挙げた。

 ゴロワーズ・フォルトゥナ・ヤマハのV・ロッシは、走行周回数こそ14周と少なかったが1分32秒10というまずまずのタイム。チームメイトのC・チェカは、シート・セッティングに重点を置きながらの22周で1分34秒30を出した。またフォルトゥナ・ゴロワーズ・テック3のM・メランドリと阿部典史は、それぞれ1分34秒34と1分35秒27。メランドリはシャシーのモディファイを予定していたが、これを明日に延期。今日はウエットでのセットアップに専念した。

V・ロッシ選手談:「これまでずっと天気には恵まれてきたが、今回はそうはいかなかった。とくに午前中は、激しい雨でほとんど走ることができなかった。それでも、最後のほうで路面が乾いてから集中的に周回。少しはタイムアップもできた。エンジン・スペックは前回と同様。今のところとてもいい感じで走ってくれている。フィリップ・アイランドに入る前にはF1を見に行く機会があった。ドライバーやメカニックとも会って話をすることができたが、彼らがMotoGPにとても興味を持っていることを知ってうれしくなったよ」

C・チェカ選手談:「今日はあまり話すことがないよ。周回数も少なかったし、マシンのことではシート・ポジションを少し変えたくらいだから。時間の無駄だったと言ってもいいかもしれない。明日はきっと天気も良くなるだろうから、今日やろうと思っていたことを朝からしっかりこなしていく。そして通常のセットアップに取り組んでいく」

M・メランドリ選手談:「ウエットでの走行も、僕にとってはいい勉強になった。もっともっとバイクを理解するための貴重なチャンスだからね。でも、路面が完全なウエットでもなく完全なドライでもない時、つまりところどころに水たまりができるような状態の時は大変だ。系統だててセットアップをしていくことが難しくなるので、今日も半分くらいは無駄にしてしまった。最終的に完全なドライになった頃には砂や泥でコースが汚れてしまっているし、風も強くなってうまく走ることができなかった。そんな中でも、コーナー立ち上がりの加速や操縦性については、ある程度の成果があったと思う。明日以降、もっと天気が良くなれば、タイヤ・テストや耐久性のテストに取り組みたい」

阿部典史選手談:「おもにエンジン・ブレーキ関連をテストした。これについては課題が残っていて、とくにコーナー進入でのフィーリングをもう少し良くしたいと考えている。明日の午前中でなんとかこれを解決し、午後からはサスペンションの方に取りかかりたい。シーズンが始まれば、各レースウイークには少しだけ変更を加えるだけで済むように、あらゆるサーキットで通用する基本設定を出しておきたいんだ。今日は雨で十分に走れず残念だったが、明日はどうやら晴れそうだ」


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