二輪車リサイクルシステム
二輪車リサイクルシステムについてご紹介します。
2011年7月9日
二輪車リサイクル自主取り組みの2010年度状況について
二輪車リサイクル自主取り組みの2010年度の進捗状況を報告いたします。
1 二輪車リサイクルシステムの運用状況
二輪車国内メーカー4社、輸入事業者12社の協力のもと、自主取り組みにて構築した二輪車リサイクルシステムは、二輪ユーザーや自治体等から適正に処理・再資源化する信頼性の高い仕組みとして評価され、順調に稼動しています。
2 実績
対象期間: | 2010年4月1日~2011年3月31日 1年間 |
報告内容: |
「リサイクルマーク貼付車の出荷状況」「処理台数」「再資源化割合」 |
(1)リサイクルマーク貼付車の出荷状況
2005年10月以降生産しています国内販売向け車両について全車にリサイクルマークを貼付しております。
(2)処理台数
処理・再資源化施設で処理された使用済み二輪車の台数は277台(一般廃棄物120台、産業廃棄物157台)となりました。
(3)再資源化の割合
再資源化割合は、全国に設置した処理・再資源化施設14ヶ所のカテゴリー別の処理実績に基づき算出すると、重量ベースでスクーター系(ビジネスモデルを含む)のリサイクル率87.1%、モーターサイクル系(スポーツバイクなど)のリサイクル率90.9%となり、加重平均すると88.1%となりました。
3 今後の対応
2011年度は、10月1日より廃棄時無料引取りが開始となり、セーフティーネット機能としてより利用しやすいシステムとなります。
廃棄時無料引取りを開始するためのシステム変更、排出者に対する周知を強化いたします。
(1)システムの主な変更点
リサイクル料金の無料化:
参加事業者は、自社が国内で販売したリサイクルマークが貼付されていない二輪車について、廃棄時無料引取りを開始いたします。(リサイクルマーク貼付二輪車は、従来より廃棄時無料引取りを実施)
(廃棄二輪車取扱店へお持込みの場合は、別途、収集・運搬料金が必要となります)
所有者確認の実施:車両の所有者が確認できる書類、及び排出者の本人確認書類を提示していただきます。
引取済車両情報の公表:
指定引取場所で引取った二輪車の管理票番号を本財団ホームページで公表します。
(廃棄二輪車取扱店受付後に指定引取場所で引取った場合を含む)
(2)周知活動
ユーザー向けには、参加事業者16社各社による廃棄時無料引取の案内を徹底するとともに、各種イベントを通じた広報活動を実施します。
自治体の住民広報媒体への掲載促進活動についても継続的に実施します。また、放置車両を処理する自治体等に対しても、周知活動を実施します。