本文へ進みます

ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

サイト内検索

詳細本文

レースに関連する広報発表資料をご覧いただけます。

2005年 YAMAHAレースリリース
2005年全日本モトクロス選手権IA1(アイエイワン)クラス
ヤマハYZ250M駆る小池田猛選手チャンピオン獲得
2005年10月24日

 10月23日(日)、宮城県スポーツランドSUGOで開催された全日本選手権モトクロス選手権第10戦MFJ GPで、ヤマハYZ250Mを駆る小池田猛選手(27歳/Jubilo Racing Team)が、第1ヒートで6位を獲得し初の全日本チャンピオンを獲得した。
 全日本モトクロス選手権の最高峰クラス(旧国際A級250cc/旧セニアクラス)におけるヤマハ選手のタイトル獲得は1979年の光安鉄美選手以来26年ぶり通算8回目。これで全日本最高峰125cc・250cc両クラスでのヤマハのタイトル獲得は合計22回目となった。

イメージ

第10戦MFJ GPでタイトルを決めた小池田選手


小池田選手談:「今日はチャンピオンがかかったレースだったが、高濱選手や増田選手とはある程度ポイント差が開いていたので、落ち着いてスタートを待つことができた。スタートは出遅れたが、マディということもあり、堅実に走行すれば確実に順位を上げることができると思い、攻めるところは攻め、危険なところでは無理をしないようメリハリをつけて走った。
 増田選手が前を走っていたが、途中で転倒しているところを抜いた時に、チャンピオンに近づいたと思った。ただ、きつい登りの『大坂』だけは何があるかわからなかったので最後まで慎重に走った。フィニッシュラインを超えた瞬間は、ここまでの道程が頭の中を駈け巡り、これでようやく自分のやってきたことが認められたと思った。またここまで支えてくれた、家族、ヤマハ、スポンサーのみなさん、そして多くのファンの方の期待に応えることができ、嬉しくもあり、ホッとしている。来年はチャンピオンの名に恥じない走りで、再びチャンピオンを狙っていきたい」




小池田猛選手プロフィール

氏  名/小池田 猛 (こいけだ たけし)

出 身 地/神奈川県

生年月日/1977年10月29日(27歳)

チーム名/Jubilo Racing Team

主な戦歴

1995年:全日本選手権国際A級250ccランキング31位

1996年:全日本選手権国際A級250ccランキング8位

1997年:AMAナショナル250ccランキング25位

1998年:

AMAスーパークロス250ccランキング39位
AMAナショナル250ccランキング12位

1999年:

AMAスーパークロス250ccランキング27位
AMAナショナル250ccランキング16位

2000年:全日本選手権国際A級250ccランキング4位

2001年:全日本選手権国際A級250ccランキング11位

2002年:全日本選手権国際A級250ccランキング2位

2003年:全日本選手権国際A級250ccランキング6位

2004年:全日本選手権国際A級250ccランキング4位

2005年:全日本選手権国際IA1クラスチャンピオン



小池田選手の2005年の成績

開催日

大会名

第1ヒート

第2ヒート

備考

4月3日

第1戦近畿大会

2位

4位

総合3位

4月17日

第2戦SUGO大会

7位

2位

総合3位

4月24日

第3戦関東大会

優勝

2位

総合2位
(総合優勝選手と同ポイント)

5月15日

第4戦中国大会

10位

3位

総合5位

6月5日

第5戦九州大会

優勝

3位

総合2位

7月3日

第6戦和寒大会

4位

3位

総合3位

7月17日

第7戦東北大会

2位

5位

総合2位

9月4日

第8戦近畿大会

2位

8位

総合6位

10月2日

第9戦中国大会

3位

4位

総合3位

10月23日

第10戦MFJ GP

6位

DNF

総合15位、第1ヒートで
タイトル決定



2005年全日本モトクロス選手権ランキング及び小池田選手の成績

イメージ


第1戦近畿大会(2位/4位=総合3位)
 今季は4ストローク車が主流となり、開幕戦では2ストローク車のエントリーは僅か4台。小池田は2ストロークのYZ250Mで参戦した。第1ヒートの1周目をトップで通過した小池田は、その後増田一将(ホンダ)に首位を譲るも確実に2番手を守り2位を獲得。第2ヒートはスタート後の第1コーナーでリアを滑らせ出遅れ、1周目に7番手につけるが、その後追い上げて4位でチェッカー。開幕戦は総合3位で終えた。

第2戦SUGO大会(7位/2位=総合3位)
 第1ヒート、小池田は中盤2番手を走るが転倒しハンドルが曲がり、ブレーキを破損するも完走して7位を獲得。第2ヒートはヤマハ選手同士のトップ争いが展開される中、小池田が抜け出し2位を獲得、小池田はランキングトップに浮上した。

第3戦関東大会(1位/2位=総合2位)
 第1ヒート、序盤は高濱龍一郎(ホンダ)にトップを譲るも、小池田はすぐ抜き返して首位を快走して1位フィニッシュ。第2ヒートでは、中盤までトップ10が接近するバトルが展開されたが、小池田は最終周までに3番手に浮上、その後先行する大河原功次(ヤマハ)を抜いて2番手でチェッカー。高濱と同ポイントの総合優勝となった。

第4戦中国大会(10位/3位=総合5位)

 第1ヒート、小池田は序盤4番手につけるが転倒して後退、その後も再び転倒して結局10位となった。第2ヒートは増田一将(ホンダ)、辻健二郎(ホンダ)が先行、これに続く3番手争いが小島太久摩と小池田のヤマハ選手同士で展開され、18周目に小池田が3位に浮上してそのままチェッカー。しかし小池田はランキングで2番手に後退した。

第5戦九州大会(1位/3位=総合2位)
 第1ヒート1位、第2ヒート3位となった小池田が高濱龍一郎(ホンダ)との得点差を20点としてランキング首位を奪い返した。第1ヒートの小池田は9周目にトップに浮上すると、そのまま逃げ切り今季2回目のヒート優勝。第2ヒートは加賀真一(スズキ)、小島太久摩(ヤマハ)に続く3位だった。

第6戦和寒大会(4位/3位=総合3位)
 小池田は総合3位を獲得し、ランキング首位をキープした。第1ヒート、増田一将(ホンダ)がトップを走り、2番手争いは小池田、辻健二郎(ホンダ)、高濱龍一郎(ホンダ)の三つ巴の展開に。結局決着は最終周となり、高濱と小池田が接触して小池田が後退して4位。第2ヒートは、序盤6番手につけた小池田が先行ライダーを次々抜いて3位でゴールした。

第7戦東北大会(2位/5位=総合2位)
 小池田は総合2位を獲得し、ランキング首位をキープ。第1ヒートは、加賀真一(スズキ)と小池田の一騎討ち。約2秒の僅差で小池田は2位となる。第2ヒートは、小池田は一時3番手を走る健闘を見せるが他車と接触して転倒、順位を下げ結局5位でフィニッシュした。ランキング首位はキープ。

第8戦近畿大会(2位/8位=総合6位)
 第1ヒート、小池田は高濱龍一郎(ホンダ)とトップ争いを展開するも、結局18周目に高濱が小池田をかわしてそのまま逃げ切り小池田は2位となる。第2ヒートでは、出原忍(ヤマハ)が初優勝。小池田は振るわず8位でフィニッシュ。しかし、ランキング2位の増田(ホンダ)とのポイント差を16点から25点へと広げた。

第9戦中国大会(3位/4位=総合3位)
 第1ヒート、スタート直後に小池田は転倒して後退。しかしその直後に多重クラッシュが発生し赤旗中断でレースは仕切り直し。再開された第1ヒート、小池田は一時トップに立つ走りを見せるが結局3位でフィニッシュ。マディとなった第2ヒート、小池田は4位でフィニッシュ。ランキングで小池田は2番手高濱(ホンダ)に31点差をつけた。

第10戦MFJ GP(6位/DNF=総合15位) 
 小池田は第1ヒートで6位入賞。これでポイントを18点獲得し、この時点でシリーズチャンピオンが決定した。第2ヒートはスポット参戦のステファン・エバーツが優勝。小池田はノーポイントに終わった。


渡部達也談(ヤマハ発動機(株)モーターサイクル開発室)「ヤマハ創立50周年の記念すべき今年、世界選手権MX1、MX2の両クラスでのチャンピオン獲得に続き、小池田選手の活躍により全日本選手権最高峰クラスでタイトルを獲得でき本当に嬉しく、また光栄に思います。
 これも全国のファンの皆様のご声援と、スポンサー様、技術スポンサー様、各地域の特約店様、販売店様、チーム関係者のご理解ご支援に支えられてのことであり、改めてお礼を申しあげる次第です。
 世界選手権のダブルタイトルは4ストローク車によるものですが、今回の全日本選手権タイトル獲得は2ストローク車によるものです。これはヤマハの「2&4」戦略のパワーと可能性を示したものとご理解頂ければ幸いです。2ストローク、4ストロークを問わずヤマハは今後も世界のモトクロスファンの皆様へ感動をお届けできるよう開発の手を休めることなく、ネクストに向かって一丸となって努力していく所存です。どうぞよろしくお願いいたします」 

ページ
先頭へ