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「電動アシスト自転車PAS」のシェアリングサービス規模を拡大 「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト フェーズ2」に移行

2013年10月1日発表

 ヤマハ発動機株式会社は2012年4月1日から参画している「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト※1」における実証実験の規模を拡大し2013年10月1日から実証実験フェーズ2として運用を開始します。

 当社は、2011年11月28日に「つながるバイク※2」サービスの開発などでトヨタ自動車株式会社との協業を開始。
 次世代モビリティ社会の構築に向けた実証実験の1つとして、低炭素マルチモーダル社会※3におけるラストワンマイル領域※4の補完・利便性の検証と実用化を目的に2012年11月1日から都市交通システム「Ha:moRide(ハーモ・ライド)※5」において、電動アシスト自転車PASのシェアリングサービスを実証実験フェーズ1として運用しています。

 フェーズ2は、モーダルシフトでの効果検証、事業運営・地域連携のシステム運用の知見獲得を目的に、サービスエリア、ステーション数、車両台数、会員数を拡充します。さらに、利便性の向上として、「Ha:moNavi(ハーモ・ナビ)※6」との連携によるマルチモーダルルート案内の提供、予約システムの導入、一部のステーションで24時間運用対応などのサービスを開始します。



拡大内容 フェーズ1 フェーズ2
サービスエリア 豊田市中京大エリア 豊田市駅、トヨタ本社、元町工場3エリアを追加
ステーション数(PAS) 4ヵ所 目標20ヵ所(10月1日時点 15ヶ所)
車両台数 10台 目標100台(10月1日時点 62台)
会員数 100名 目標1,000名
2013年9月現在
※ 1
「豊田市低炭素社会システム実証プロジェクト」:
経済産業省の「次世代エネルギー・社会システム実証事業」(2010~14年度の5ケ年)として行うもので、2010年4月に選定を受け、実証機器や情報システムの開発を推進。豊田市における街づくりの一環として、地方都市型の低炭素社会システムを構築するとともに、将来、日本国内はもとより海外の都市へ横展開することを視野に、国や地域、先進国と新興国といった、それぞれ異なる社会環境に応じたシステムを構築する

※ 2
「つながるバイク」:
トヨタスマートセンターとヤマハ車両をネットワークで繋ぎ、車両情報とトヨタスマートセンターの持つ情報とを有機的に結び、新たな価値を生みだす商品・サービスの総称

※ 3
「低炭素マルチモーダル社会」:
低炭素かつ円滑な移動の促進を図るため、自家用車、二輪車、自転車、公共交通機関など複数の交通手段と連携し、移動に最適な組み合わせを選択できる交通社会

※ 4
「ラストワンマイル」:
公共交通機関の駅やハブから目的地までの最終交通手段

※ 5
「Ha:moRide(ハーモ・ライド)」:
公共交通でカバーできないラストワンマイルを、公共交通と連携した超小型EV、電動アシスト自転車シェアリングにより補完し、モーダルシフト等の社会便益と生活者の移動便益の両立を実現するサービス

※ 6
「Ha:moNavi(ハーモ・ナビ)」:
生活者・交通事業者・コミュニティをつなぐシステムで、従来、個別に運営されている交通サービス間を連携させ、交通状況に応じた運営、交通手段の利用を促進し、低炭素かつシームレスな交通の実現をサポートするサービス
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