サッカーJリーグで活躍する「ジュビロ磐田」。写真はAFCアジアカップ2011の日本代表に選出されたFWの前田遼一選手
ジャパンラグビートップリーグに所属する「ヤマハ発動機ジュビロ」(昨年のトップリーグでの写真)
なかでもスポーツ振興活動は、創業以来脈々と受け継がれてきた当社の企業風土「チャレンジ精神」を端的に表す代表的な企業活動の一つです。
当社では、サッカーJ1リーグのジュビロ磐田とラグビートップリーグのヤマハ発動機ジュビロの2つのスポーツチームを有しています。その一方で、スポーツを通じて創造性あふれるたくましい若者の育成を目指し、ジュニア年代向けのスクール運営や大会支援もさまざまな競技にて行っています。これは企業としての支援にとどまらず、従業員一人ひとりが自分たちの特技を活かしたボランティア活動としても取り組んでいます。
また当社の創立50周年事業の一つとして2005年11月に公益財団法人ヤマハ発動機スポーツ振興財団を設立。スポーツ振興およびスポーツ文化向上による社会への貢献を目指しています。
一方で、インドネシア、ベトナム、タイなどのASEAN地域は、当社の基幹事業である二輪車の総出荷台数9割以上を占め、当社にとって非常に重要なマーケットであり、同時に生産拠点でもあります。そこで魅力的で環境に配慮した収益力の高い製品を投入することはもちろん、生産能力の引き上げや、ものづくり技術を高める人材育成など、積極的に資源を投入してきました。さらに環境保全活動や安全普及活動、青少年教育支援活動など、地域社会との共存をめざした様々な活動も意欲的に行っています。
スポーツ文化の普及・振興を目的とする諸活動も1980年代からモーターサイクルスポーツを中心に開始。今では、タイ・ヤマハ・モーターがタイ・プレミアリーグで二連覇した「ムアントン・ユナイテッド」のオフィシャルスポンサーを務めたり、ヤマハ・モーター・ベトナムがサッカーのベトナム代表チームをサポート、マレーシアのホンリョン・ヤマハ・モーターが今年から少年サッカー大会のスポンサーを開始したり、ヤマハ・インドネシア・モーターはインドネシアサッカー協会の協力を得てユースのレベルアップを目的とする少年サッカークリニックを開催、さらにインディア・ヤマハ・モーターはクリケットのインディアン・プレミアリーグで戦う「Deccan Chargers」とスポンサーシップを結んだりするなど、各国の現地法人ともどもスポーツ分野での支援活動が根付いています。
そしてスポーツを通じた次世代の人材育成と、各国の選手やチームが互いに切磋琢磨することで競技力をさらに高めようとASEAN地域のヤマハスポーツ振興活動のシンボル的存在として、2008年から「YAMAHA ASEAN CUP U-13 FOOTBALL」を開催。ワールドカップやオリンピックといった大きな目標に挑戦し続ける子どもたちに夢や希望を与える存在となることを目指しています。また観客のみなさん含め、会場全体が一つになって感動を分かち合う、スポーツのもつ力の共有も大きなテーマです。
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