ヤマハ発動機株式会社は、20インチタイヤで扱いやすい電動アシスト自転車PASの2011年モデル3機種を5月20日より発売します。今回発売するのは、斬新で個性的なデザインとスポーティな走行性能を両立した「PAS CITY-X(パス シティ エックス)」、低床U字フレームで乗り降りしやすくおしゃれな「PAS CITY-C(パス シティ シー)」、実用性に優れた仕様に加え、取り回しのしやすさが好評な「PAS コンパクト」です。これによりPASの2011年モデルは、全11機種となります。
今回発売する3機種の主な特徴
1)“長生きバッテリー”:バッテリーのサイクル寿命を700~900サイクル※1へと従来比約2倍※2に延ばした高耐久リチウムイオンバッテリーを採用。バッテリーボックスのデザイン及びバッテリーロックの機構も刷新しました。
2)業界最長の製品保証期間:バッテリーは2年、ドライブユニットは3年と、製品保証期間を業界最長※3に延長。なお、フレームとフロントフォークも3年に延長しています。
3)優れたコストパフォーマンス:1Wの新バッテリーランプや新チェーンケース(「PAS CITY-X」)など自転車部品の仕様とデザイン性を高めながら、従来より約2~3%価格を抑えました。
PASシリーズは、多様化する電動アシスト自転車のニーズに対応し、モデルごとに最適なアシスト力・バッテリー容量・走行距離・カラーを設定するなど充実したバリエーションで展開しています。
※ 1:バッテリーの出力できる容量が新品の約半分まで低下した状態をバッテリー交換時期の目安としていますが、新品からその状態に至るまでのサイクル数をサイクル寿命と呼びます。1サイクルは、当社の電池寿命試験条件(新品バッテリー、環境温度25℃)で、満充電からアシスト停止まで標準パターンで放電した後、専用充電器で満充電まで充電を行うことです。なお、サイクル数の数値は目安であり、実際の使用では走行条件、使用環境および保管方法などによって異なります
※ 2:2010年発売モデル(PAS リチウムT除く)搭載バッテリー比
※ 3:2011年4月現在、国内(ヤマハ発動機調べ) |
名称 |
「PAS CITY-X」 |
発売日 |
2011年5月20日 |
「PAS CITY-C」 |
「PAS コンパクト」 |
販売計画 |
5,000台(合計、年間、国内) |
1993年に世界で初めて電動アシスト自転車PASを開発・発売して以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する”開発当初の理念を受け継ぎながら、PASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきました。電動アシスト自転車市場は堅調に伸長し、2010年の年間総需要は約38万台(前年比約104% 出典:(社)自転車協会)となりました。
市場が伸長する中、“もっと安心して長く愛用したい”という要望に応え、2011年モデルを開発。長生きバッテリーの採用や製品保証期間の延長など、より安心して購入いただけるモデルとしました。今回発売する20インチタイヤを採用した3機種は、コンパクトな車体で足つき性に優れ、混雑時や狭い道での走行、駐輪などの扱いやすさが支持されています。 |
■サイクル寿命が従来比約2倍
高耐久で経済的な新デザイン“長生きバッテリー”
バッテリー交換の目安であるサイクル寿命を従来の350~450サイクルから700~900サイクルへと、性能向上した高耐久の小型軽量三元系リチウムイオンバッテリーを採用。バッテリー寿命が従来比約2倍になり、経済的です。
また、バッテリーボックスもコンパクトでスタイリッシュな新デザインとし、より使いやすいバッテリーロック機構を採用しています。
■業界最長の製品保証期間
従来1年間であった製品保証期間を、バッテリーは2年間、ドライブユニットとフレーム、フロントフォークは3年間へと延長し、より安心して購入いただける保証内容としました。
■商品の魅力を高める自転車仕様
チェーンケースやドロヨケ、アルミペダル、夜間走行時の明るさとデザイン性を両立した新バッテリーランプに安心感をより高めるソーラーテールランプなど、細部にわたって新しいパーツを採用し、商品の魅力向上を図りました。加えて、ファッション性を重視している「PAS CITY-X」と「PAS CITY-C」については、質感を高めるため新しいデザインのグラフィックと立体的なステンレス製音叉エンブレムを採用しています。
自転車仕様一覧(○印がニューパーツ)
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新フレーム |
新立体音叉
エンブレム
(ステンレス製) |
新チェーン
ケース |
新アルミ
ペダル |
新1W砲弾型
LEDバッテリー
ランプ |
ソーラー
テール
ランプ |
新ベル |
「PAS CITY-X」 |
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「PAS CITY-C」 |
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「PAS コンパクト」 |
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●※ |
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※ 従来より採用 |
■アシスト力を遺憾なく発揮する独自の機構「S.P.E.C.3」
内装3段変速機のギアポジションごとに最適なアシスト力を供給する機構「S.P.E.C.3(スペックスリー/Shift Position Electric Control × 内装3段変速)」を採用。「S.P.E.C.3」は、スピードセンサーにより走行速度を検出し、モーター回転数との関係から選択しているギアを読み取ることにより、モーター回転数のみによる制御では成し得なかった広範囲に渡るアシストを可能にしました。そのため発進時から加速、巡航時まで全域でアシスト基準に適したパワフルでなめらかな走りを実現しています。
■3つの走行モード
パワーと距離を両立させる「標準」モードとパワフルな「強」モード、そして長距離走行を重視した「オートエコモード プラス」の3モードを設定。好みや走行シーンに合わせて最適なアシストモードを選択できます。「S.P.E.C.3」との組み合せによって、走行モードごとにきめ細かく無駄のないアシスト制御を可能にし、パワフルなアシストと走行距離の両立を実現しました。
なお、走行モードの切り替えは手元のメインスイッチで簡単に行えます。 |
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「PAS CITY-X」
20型 |
「PAS CITY-C」
20型 |
「PAS コンパクト」
20型 |
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寸法 |
全長 |
1,570mm |
1,540mm |
1,580mm |
全幅 |
520mm |
590mm |
540mm |
サドル高 |
775~915mm |
735~875mm |
735~850mm |
タイヤサイズ |
20×1 3/8 |
20×1.75 |
20×1.75 |
適応身長の目安 |
150cm |
143cm |
143cm |
車両重量 |
20.5kg |
21.5kg |
22.4kg |
性能 |
補助速度範囲
(変速機「3」) |
比例補助 |
0km/h以上10km/h未満 |
逓減補助 |
10km/h以上24km/h未満 |
一充電あたりの
走行距離 ※1
(標準パターン) |
標準モード |
19km |
強モード |
16km |
オート
エコモード
プラス |
23km |
電動機形式(定格出力) |
ブラシレスDCモーター(240W) |
変速方式 |
リアハブ内装3段 |
電池 |
種類 |
リチウムイオン電池 |
電圧/容量※2/充電時間 |
25.9V/4.3Ah/約2.5h |
照明装置 |
1W砲弾型ホワイトLED
バッテリーランプ |
0.5W2灯ホワイトLED
バッテリーランプ |
盗難抑止装置 |
ディンプルキー式
1キー2ロック |
ディンプルキー式1発2錠 |
カラー |
・ソニックイエロー
・アビスレッド
・オニキスブラック
・クリスタルホワイト |
・オニキスブラック
・クリスタルホワイト
・レッド |
・ラベンダー
・スモークベージュ |
※ 1 一充電あたりの走行距離は、2010年3月改正の自転車協会電動アシスト自転車安全基準に規定された「標準パターン」をバッテリー満充電からアシスト停止まで走行したときの走行距離の当社測定値。
「標準パターン」の測定条件は以下の通り。バッテリー新品、常温15~25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)65kg、平滑乾燥路面、無風、無点灯状態で、平坦路(1km)、勾配4度の上り坂(1km)、平坦路(1km)、勾配4度の下り坂(1km)を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止。
※ 2 容量は、Typ.容量(代表容量)として、当社が従来より使用している方法で測定したバッテリー容量であり、標準パターンで走行した場合に使用できるバッテリー容量の平均値です。JIS C 8711によると、Typ.容量4.3Ahのバッテリーは定格容量4.05Ahとなります。 |
「PAS CITY-X」 |
106,800円 |
(本体101,714円+消費税5,086円) |
「PAS CITY-C」 |
103,800円 |
(本体98,857円+消費税4,943円) |
「PAS コンパクト」 |
103,800円 |
(本体98,857円+消費税4,943円) |
※メーカー希望小売価格には本体価格(バッテリーを含む車両価格と専用充電器価格7,000円)及び消費税を含む |
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