本文へ進みます

2010年12月期 第3四半期累計連結業績の概要について

2010年11月4日発表

第3四半期累計連結業績について

 2010年12月期の第3四半期累計連結業績は、売上高が前年同期比15.0%増加の9,874億円となりました。
 要因としては、先進国二輪車事業の需要減による販売減少や、円高による影響があったものの、アジアや中南米などの新興国市場での二輪車販売が引き続き好調に推移したことに加え、船外機やサーフェスマウンターの販売増、四輪バギーにおいて前年に在庫調整を実施した影響による出荷増などがあります。
 利益面では、為替円高や原材料高などの減益要因があるものの、売上の増加、構造改革効果によるコスト削減や経費の圧縮、国内生産回復による限界利益の増加などにより、営業利益は前年同期比937億円改善の488億円、経常利益は同1,053億円改善の614億円、四半期純利益は同1,898億円改善の311億円となりました。
 為替換算レートは、USドル89円(前年同期比6円円高)、ユーロ118円(同12円円高)でした。

 事業セグメント別の売上高は、二輪車事業で、先進国は販売減少しましたが、アジアや中南米など新興国の販売が、前年同期比33.3%増加の5,434億円と大幅に増加し、全体では同13.2%増加の6,883億円となりました。
 マリン事業は、米国での船外機卸出荷の増加や、アジアなどでの業務需要回復による出荷増などにより、前年同期比13.2%増加の1,335億円となりました。
 特機事業は、欧米での四輪バギーの需要減少が続いているものの、米国において前年に在庫調整を実施した影響による出荷増などにより、前年同期比4.8%増加の751億円となりました。
 その他の事業は、サーフェスマウンターの販売が、中国・韓国を中心に依然好調なことや、自動車エンジン、電動アシスト自転車の販売が好調に推移したことなどにより、前年同期比48.0%増加の905億円となりました。

 事業セグメント別の営業利益は、二輪車事業が前年同期比413億円改善の380億円、マリン事業が同196億円改善の37億円、特機事業が同164億円改善の△72億円、その他の事業が同165億円改善の142億円となりました。
 前年同期の営業利益からの変化要因は、売上増による荒利増加(+459億円)、構造改革とコスト削減による効果(+348億円)、国内生産回復による限界利益の増加(+195億円)などの増益要因が、為替の影響(△90億円)、原材料価格変動(△49億円)などの減益要因を上回ったことによります。

 連結対象子会社数は105社(前期末比△2社)、持分法適用会社数は33社(前期末比±0社)となりました。

通期連結業績予想について

 当社は、本年8月4日の第2四半期累計連結業績発表の際、通期連結業績予想を上方修正しましたが、米ドルでの為替円高はあるものの、アセアンでの二輪車の販売台数の増加およびさらなるコスト削減効果が見込まれることから、利益予想を再度見直しいたしました。
 それにより、2010年12月期通期連結業績予想を、売上高1兆3,000億円(前回予想比※±0円)、営業利益500億円(同50億円増加)、経常利益640億円(同90億円増加)、当期純利益260億円(同10億円増加)に修正いたします。
 なお、為替レートは、第4四半期において、USドル80円(前回予想比5円円高)、ユーロ110円(同2円円安)に設定し、年間では、USドル87円(前期比7円円高)、ユーロ115円(同15円円高)に設定しています。


※前回予想比は、2010年8月4日に発表した予想に対する増減です。

>> IR情報「決算資料」へ

ページ
先頭へ