従来比約2倍の高耐久リチウムイオンバッテリーを搭載した電動アシスト自転車「PAS リチウムT」2010年モデル発売

　ヤマハ発動機株式会社は、2.9Ahリチウムイオンバッテリーを搭載した電動アシスト自転車「PAS リチウム T」の2010年モデルを6月4日に新発売する。これにより同日発表の「PAS Raffini（ラフィーニ）」、「PAS リトルモア リチウム」とあわせ、PASの2010年モデルは全15機種となる。

　2010年モデルの主な特長は、バッテリーのサイクル寿命が従来比約2倍の800～900サイクル^※へと、性能アップした高耐久リチウムイオンバッテリーをPASシリーズとして初めて搭載。また、走行モードを従来の2モードから、3モードへと変更し、走行シーンや用途に合わせて選べるモードが広がった。
　さらに2009年モデルで高評価を得た発進時や坂道での力強さに加え、平坦路や緩斜面での快適性を向上するため、アシストフィーリングを最適化した。また、制動力を高めたブレーキや、夜間走行でも明るく照らすLEDバッテリーランプ、握り心地に優れた新形状グリップの採用など、自転車部品の仕様も向上した。
　なお、価格は従来のまま据え置いている。

※サイクル数の数値は目安であり、使用環境や保管方法によって異なる。数値の条件は「一般路走行パターン」で年間200サイクルの充放電をした場合。

「PAS リチウムT」

2010年6月4日

30,000台（年間、国内）

　1993年に世界で初めて電動アシスト自転車を開発・発売して以来、ヤマハ発動機株式会社では“人間感覚を最優先する”という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上、走行性能、機能の進化など、年々商品の熟成を重ねてきた。電動アシスト自転車市場は順調に伸長し、2009年の年間総需要は約36.5万台（前年比約117％）となった（自転車協会データより）。こうした市場拡大傾向の中、2010年モデルでは、軽快でパワフルな走行性能に磨きをかけるとともに、自転車部品の仕様向上や新色を採用した。

1）サイクル寿命が従来比約2倍の高耐久2.9Ahリチウムイオンバッテリーを新搭載
　バッテリー交換の目安であるサイクル寿命^※が、従来の350～450サイクルから約2倍の800～900サイクルへと性能アップした高耐久リチウムイオンバッテリーをPASシリーズとして初めて採用。バッテリー寿命が約2倍になり、経済的である。

※サイクル寿命：バッテリー交換の目安として、容量が新品の約半分になる回数を表している（1サイクル=バッテリーを使い切ってから満充電すること）。ただし、サイクル数の数値は目安であり、使用環境や保管方法によって異なる。
なお、数値の条件は「一般路走行パターン」で年間200サイクルの充放電をした場合である。

メインスイッチ

2）3つの走行モード
　従来2モードだった走行モードを、3モードに変更。好みや走行シーンに合わせ、パワーと距離を両立させる「標準」モード、パワフルな「強」モード、そして長距離走行を重視した「オートエコモードプラス」の3モードから、最適なアシスト力を選択できる。
　なお、走行モードの切り替えは、手元のメインスイッチで簡単に行える。

3）アシストフィーリングの最適化
　走行状況に応じて最適なアシスト力を引き出す要となるアシスト制御プログラムについて、制御マップの見直しを行い、発進時フィーリング、平坦路での軽快さに一層磨きをかけた。

4）自転車部品の仕様向上
　ブレーキレバー＆ワイヤー、ブレーキシューに新部品を採用し、制動力及びブレーキフィーリングを向上した。また、夜間走行でも明るく照らす0.5WホワイトLEDバッテリーランプや、手の小さい方でも握りやすいスマートな新形状のグリップなど、自転車部品の仕様の向上も図っている。

【ご参考】「一充電あたりの走行距離」の表示と測定に関する規定について
（社）自転車協会が定める電動アシスト自転車の「一充電あたりの走行距離」の表示及び測定に関する規定、並びに適用規則に基づき、「一般路走行パターン」が2010年4月以降、「標準パターン」に見直された。これに伴い従来よりも一充電あたりの走行距離の表示が短くなる。
なお当面、新旧両パターンの走行距離を併記する。

主な変更点は以下の2項目
1） 従来2度であった坂道の勾配が4度になる
2） 1パターンの全長が5kｍから4kmへ短縮

バッテリー新品、常温25℃、車載重量（乗員および荷物を合計した重量）60kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路（3km）の途中に勾配2度の上り坂（1km）及び、勾配2度の下り坂（1km）を含む全長5kmの一般走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータ		バッテリー新品、常温15～25℃、車載重量（乗員および荷物を合計した重量）65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路（1km）、勾配4度の上り坂（1km）、平坦路（1km）、勾配4度の下り坂（1km）を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータ

寸法

　全長

1,890mm（1,785mm）

　全幅

560mm

　サドル高

735～885mm

　軸間距離

1,165mm（1,110mm）

　タイヤサイズ

26×1 3/8（24×1 3/8）

　適応身長のめやす

143cm以上

　車両重量

23.3kg（22.4kg）

性能

　補助速度範囲
（変速機「3」）

比例補助

0km/h以上10km/h未満

逓減補助

10km/h以上24km/h未満

一充電
走行距離
（一般路走行^※1）

標準モード

13km（旧30km）

強モード

11km（旧17km）

オートエコモード
（プラス）

16km（旧57km）

電動機

　形式（定格出力）

ブラシレスDCモーター（240W）

　補助力制御方式

踏力比例制御方式

　変速方式

リアハブ内装三段式

電池

　種類（電圧／容量）

リチウムイオン電池
（25.9V／2.9Ah^※2）

充電器

　形式（充電時間）

スイッチングレギュレータ式（約1.5時間）

　駆動方式

チェーン式

　照明装置

0.5WホワイトLEDバッテリーランプ

　盗難抑止装置

ディンプルキー式1キー2ロック

　カラー

新
色

継
続

ダ
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ク
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リ
｜
ン

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ク
ブ
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ウ
ン

シ
ル
バ
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　ブラウン仕様
　（サドル、ハンドルグリップがブラウン）

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※1　新「標準パターン」での測定時
バッテリー新品、常温15～25℃、車載重量（乗員および荷物を合計した重量）65kg、平滑乾燥路面、無風、無灯火状態で、平坦路（1km）、勾配4度の上り坂（1km）、平坦路（1km）、勾配4度の下り坂（1km）を含む全長4kmの標準走行路を設定し、平坦路「変速機・3」15km/h、上り坂「2」10km/h、下り坂「3」20km/hで走行し、1kmごとに一旦停止を行ったときのテストデータ〈JISの定める標準パターン〉／（カッコ内）は旧「一般路走行パターン」での測定時：平坦路（3km）の途中に勾配2度の上り坂（1km）及び、勾配2度の下り坂（1km）を含む全長5km
※2　JIS C 8711による定格容量は2.7Ah

〔本体価格８２,６６７円（バッテリーを含む車両価格７５,６６７円・専用充電器価格７,０００円）
・消費税４,１３３円〕

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