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The 6th YAMAHA ASEAN CUP RACE インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイの選抜ライダーがエリア No.1の座を争う

2009年1月14日発表

The 6th YAMAHA ASEAN CUP RACE
インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイの選抜ライダーがエリア No.1の座を争う


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※写真は第5回大会(開催地:マレーシア)


 ヤマハ発動機株式会社は、2009年1月17日~18日の2日間、バンコクレーシングサーキット(タイ/全長:約1,100m)にて“第6回YAMAHA ASEAN CUP RACE in Thailand”を開催します。
 YAMAHA ASEAN CUP RACEは、今大会で6回目を迎える4ストローク・スポーティモペットによるワンメークレースで、参加各国で定められる予選対象レースを勝ち上がったライダーによって真のASEANチャンピオンを決定する国際大会です。2003年の第1回インドネシア大会は、インドネシア、マレーシア、タイの3カ国で、2004年の第2回マレーシア大会からはシンガポールとフィリピンが加わって5カ国でチャンピオンシップを競いました。そして6回目となる本大会は、インドが初参加し、ホスト国・タイを始め、インドネシア、マレーシア、フィリピンの計5カ国・総勢46名のライダーが、エキスパート/ノービスの2クラスに分かれて戦います。

 近年ASEAN地域において、「モーターサイクルスポーツへの関心の高まり」や「アクティブな志向とライフスタイルを持つ若者たちの増加」といったマーケットの動向を受け、(1)スポーティでスタイリッシュなYAMAHAブランドイメージの強化、(2)ASEAN地域におけるモーターサイクルスポーツの普及・振興を目的にさまざまな活動を行っています。YAMAHA ASEAN CUP RACEは、諸活動のシンボルと位置づけております。
 今大会は、タイにおける当社現地法人THAI YAMAHA MOTOR CO., LTD.がホスト国として大会運営を担当します。競技車両は、従来同様エキスパートクラスに4ストローク上級モペットの「T135(タイにおける商品名:SPARK135)」を、ノービスクラスに参加各国で人気の高い4ストロークモデル「T110 (タイにおける商品名:SPARK110)」を使用します。


※ワンメークレース = 単一の車両によって行われるレース形態


YAMAHA ASEAN CUP RACEの開催目的

 ヤマハ発動機は、“世界の人々に新たな感動と豊かな生活を提供する”という企業理念のもと、製品やサービスなどの提供だけでなく、本業で培った人材や資産を活かし、社会のさらなる発展に貢献して行くことを目指しています。なかでもモーターサイクルスポーツを始めとするスポーツ振興活動は、脈々と受け継がれてきた当社の企業風土「チャレンジ・スピリット」を端的に表す活動であり、参加する人も支援・応援する人々もそれぞれの立場で感動を共有できるスポーツは、まさに当社が目指す「感動創造」そのものといえます。
 堅実に成長・発展を続けているASEAN地域は、当社にとっては重要な市場であり、積極的な新商品投入やプロモーション活動を推進してきました。「チャレンジ・スピリット」を表すYAMAHA ASEAN CUP RACEをさまざまな活動の象徴としてASEAN地域で開催することは、ブランド戦略を推進する上で重要な意義を持つと、とらえています。

 一方で、YAMAHA ASEAN CUP RACEを単なるブランドコミュニケーションの場ではなく、将来を担う人材育成も視野に、さまざまな国のライダーやメカニックが互いに研鑽することで技術の向上を促し、世界選手権を頂点とする、さらに高い目標を目指すための登竜門として位置づけています。
 また、YAMAHA ASEAN CUP RACEでは、レースウィークを通じて参加するライダーやチームスタッフ、そしてレースを観戦する多くのみなさまと感動を共有することも大きなテーマの一つです。そのため、レースウィーク中には、各国のライダーが親睦を図る機会を設けるほか、観戦に訪れるレースファンのためにホスピタリティーを用意しています。

 なお2008年には、ASEAN地域におけるスポーツ振興活動の新たな試みとして、8月にベトナムでYAMAHA ASEAN CUP U-13 FOOTBALLを開催しました。これは、13歳以下の子どもたちによるサッカーの国際大会で、このYAMAHA ASEAN CUP RACE同様、ASEAN地域におけるヤマハのスポーツ振興活動のもう一つの新しいシンボルであり、青少年育成への貢献とともに、ASEAN各国でサッカーに励む子どもたちに夢と希望を与える存在として、今後も継続します。第2回大会となる2009年は、タイでの開催予定です。


ASEAN地域におけるヤマハ現地法人のモータースポーツ支援活動

 ASEAN地域のヤマハ現地法人は、モータースポーツ文化の普及・振興を目的として、1980年代からさまざまな活動を行ってきました。各国で行われる「国内選手権やヤマハカップレースの支援」、ライダーのスキルアップを目的とした「レーシングアカデミーの開催」、さらには「インストラクター教育」等を継続して行うことにより、競技人口の拡大と競技レベルの向上を積極的に推進しています。

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2005年の第3回YAMAHA ASEAN CUP RACEでの優勝がきっかけとなって2006年アジアロードレース選手権ST600クラスに初スポット参戦したDecha KRAISART選手(ヤマハ・タイ・チーム)は、翌2007年に初年間エントリーし、ST600クラスのチャンピオンに輝いた

 こうした活動の継続的な展開により、各国の競技レベルは急速に高まり、ライダーたちはより高いレベルを目指すようになりました。それぞれの国で行われるヤマハカップレースや国内選手権、それらの大会を勝ち抜いたライダーによるYAMAHA ASEAN CUP RACE、さらにはFIMアジア選手権への出場を目指すライダーも少なくありません。

 このような背景の中、ヤマハでは、規定条件(年齢制限や各国における支援体制等)を満たしたYAMAHA ASEAN CUP RACE優勝ライダーに対し、FIMアジアロードレース選手権や全日本ロードレース選手権、そして世界選手権への挑戦を見据えて、トレーニング、メカニック指導やマシン貸与など、ステップアップの機会を提供しています。


“The 6th YAMAHA ASEAN CUP RACE in Thailand” 競技車両について

●「T135」(エキスパートクラスの競技車両)

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「T135」

(タイにおける商品名:SPARK135)

 “The 6th YAMAHA ASEAN CUP RACE in Thailand”エキスパートクラスの競技車両には、ヤマハ上級スポーティモペット「T135」を使用します。
 「T135」は、2005年秋に発表した上級モペットで、PerformanceとFormalを組み合わせた造語“Performal” Mopedを開発コンセプトに掲げ、高性能とファッション性の融合を実現したヤマハモペットのフラッグシップモデルです。水冷4ストロークの135ccエンジンをダイヤモンド型フレームに搭載し、ダイアジルシリンダーや軽量アルミ鍛造ピストンなど、ヤマハ独自の高技術を投入。スタイリッシュな外観はもちろん、スポーティな走行性能や高い環境性能など、すべてにおいてワンランク上の商品性が高く支持され、2005年のデビューから累計生産台数約126万台を達成しています(2008年11月現在)。
 レース車両としても高い性能を発揮する「T135」でレース経験を積むことが、ライダーの技術レベル向上に役立つとの考えにより、各国で135ccクラスのローカルレースを2006年から本格的に開催。アセアン各国から世界を目指すライダーが参集するYAMAHA ASEAN CUP RACEでも、2006年の第4回大会からエキスパートクラスの競技車両として「T135」を選定しています。また「T135」は、各国の国内選手権において、多くの上位ライダーに選ばれています。

●「T110」(ノービスクラスの競技車両)

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「T110」

(タイにおける商品名:SPARK110)

 “The 6th YAMAHA ASEAN CUP RACE”ノービスクラスの競技車両には、4ストロークエンジンを搭載するヤマハスポーティモペット「T110」を使用します。
 「T110」は、2002年の発売以来、ASEAN各国で広く人気を集めているモデルです。ASEAN地域のモペット市場を活性化させた「T105」(2001年導入)をベースに、4ストロークモペットの新基準を提唱し、性能、経済性、利便性、スポーティな外観など、トータルバランスの向上を達成しています。
 ASEAN地域で広く親しまれ、レース車両としても実績のあることを主な理由として、ノービスクラスでは本大会も従来に引き続き「T110」を競技車両として選定しました。

 なお、レース当日は、いずれのクラスもヤマハレーシングカラーのブルーとスピードブロックをベースに各国の国旗とオリジナルカラーを一部に施した車輌でASEAN No.1の座を競います。


チャンピオンシップポイント

Place 1st 2nd 3rd 4th 5th 6th 7th 8th 9th 10th 11th 12th 13th 14th 15th
Points 25 20 16 13 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1

YAMAHA GALLERYについて

 1955年の創業以来、ヤマハ発動機には「チャレンジ・スピリット」という企業風土が脈々と受け継がれています。象徴とも言えるレース活動では、これまで、世界最高峰の二輪ロードレース「MotoGP」やモトクロス世界選手権を頂点とする世界のレースにおいて、数々のタイトルを獲得してきました。
 2008年シーズンのMotoGPでは、「YZR-M1」 で参戦したバレンティーノ・ロッシ選手が、チャンピオンを獲得。また、コンストラクターズタイトル、チームタイトルも獲得し、MotoGPで三冠を達成いたしました。さらに、モトクロスの世界最高峰クラスでも、「YZ450FM」 を駆るデビッド・フィリッパエルツ選手がシリーズチャンピオンとなり、ロードとモトクロスの両カテゴリーの世界最高峰において大きな成果を収めることができました。

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「YAMAHA GALLERY」イメージ

 開催国タイをはじめとするASEAN地域のレースファン、ヤマハファンの皆様にヤマハレーシング・スピリット、“Sporty・Stylish・InnovativeなYAMAHA”を体感していただくため、「Yamaha's Spirit of Challenge in Racing」をコンセプトとした「YAMAHA GALLERY」をYAMAHA ASEAN CUP RACEの会場内に開設します。

 今回の「YAMAHA GALLERY」では、多彩なレースカテゴリーに挑戦する、ヤマハのレーシングワールドを訴求するため、MotoGPで2008年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したロレンソ選手のピット内を再現したコーナーを始め、フィリッパエルツ選手の「YZ450FM」、市販車の世界最高峰レースであるスーパーバイク世界選手権でランキング3位に入った芳賀紀行選手の「YZF-R1」、そして本大会の競技車両であり、かつASEAN地域のさまざまなレースでも活躍している「T135」と「T110」を、レース中の臨場感そのままに展示します。そして、お客さまがマシンと一緒に写真撮影ができるコーナーには、2008年シーズンのMotoGPチャンピオンに輝いたロッシ選手の「YZR-M1」を設置。貴重な写真や映像もふんだんに用いながら、ヤマハレーシング・スピリットや“Sporty・Stylish・InnovativeなYAMAHA”を見て、触って、感じていただける展示を行います。


ゲストライダーについて

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増田 智義選手


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佐野 新世選手

 モーターサイクルの楽しみ方や魅力を広げるきっかけになることを期待し、ASEAN地域ではなじみの薄いスーパーモタードレースのデモ走行をレースウィーク中に行います。スーパーモタードレースは、アスファルトと一部ジャンプなどがあるダートが混在するコースを、オフロード車をベースに小径のオンロードタイヤを履いた専用マシンで走行します。ロード、モトクロス、ダートトラックなど、様々な種目のライダーが参加し、誰が一番速いかを競う異種格闘技的な競技です。ロードレースのハイスピードとモトクロスのジャンプなどが一度に堪能できます。

 ゲストライダーとして、2008年シーズン、スーパーモタードレースの日本最高峰に位置づけられる全日本スーパーモタード選手権moto1クラスにヤマハ「YZ450F」で参戦した増田 智義(ますだ ともよし)選手と佐野新世(さの しんよ)選手を招待しています。増田選手は2008年シーズン8戦中優勝1回を含む表彰台を4度獲得しランキング4位、佐野選手は、全日本選手権に参戦の傍らフランス選手権にもスポット参戦するなど、実力と迫力ある走りのパフォーマンスを備えた高い人気を誇るトップライダーです。



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