本文へ進みます

インドネシアにおける植林活動について - ヤマハ株式会社とヤマハ発動機株式会社の共同プロジェクト4年目報告 -

2008年12月4日発表

 ヤマハ株式会社(代表取締役社長:梅村 充)とヤマハ発動機株式会社(代表取締役社長:梶川 隆)は、両社共同によるインドネシア植林活動「ヤマハの森」の第4回目となる植林イベントを11月30日(日)にインドネシア・スカブミ県プラブハンラトゥ郡(※1)で行いました。

 「ヤマハの森」は、ヤマハ(株)、ヤマハ発動機(株)両社が生産・販売拠点を置くインドネシアで、植林を通じた環境保全や教育支援などを行い、地域社会へ貢献していく取り組みで、2005年12月に開始しました。活動の推進にあたっては、アジア・太平洋地域において、農業普及・開発支援、環境保全活動などの実績をもつ日本のNGO(財)オイスカ(※2)のサポートを受けています。
 両社は、ジャワ島西部に位置するスカブミ県内の約120haの県有地において、5カ年でマホガニー、チーク、センゴンなどの苗木を累計15~20万本植林し、伐採などで本来の姿を失った土地を、天然林に近い環境へと再生することをめざしています。

 過去3年間では、昨年の周辺地域を含めた約31,000本と合わせ、合計約55,000本の苗木を植林しており、初年度に植えたものに至っては10mを超える樹高のものもあります。今年度分としてイベント以降、年度末までに苗木31,150本(※3)の植林を30haにて実施する予定です。

 また植林に並行して、森林保全活動を将来に渡り持続していくための環境教育活動や、教育支援、地域支援等を継続して行っています。ここ一年の活動実績としては2箇所目となる共同水場の建設、机・椅子、学用品やスポーツ用品の支援、農民グループや学校での育苗活動、世界環境デーにちなんだエコキャンプ等を行いました。なお引き続き、来年3月末までの活動として、学校備品の支援などを予定しております。

 11月30日の植林イベント当日は、ヤマハ(株)取締役執行役員の佐々木 勉、ヤマハ発動機(株)総務部長の鈴木 正典をはじめ、環境関連部門スタッフ、インドネシア現地法人の従業員、地元住民の方々や行政関係者など、過去最高の約2,350人(※4)が現地に集まり、子どもたちや住民の皆さんとの共同作業により、約5,000本の苗木を植林しました。植林後に開催されたセレモニーでは、インドネシア国家斉唱、ヤマハ関係者の挨拶、スカブミ県行政関係者による挨拶、地元の子どもたちへの学用品贈呈などが行われました。

 両社はこの「ヤマハの森」5カ年計画の完遂をめざし活動を進めてまいります。また当活動とともに日本国内での森林保全活動にも取り組んでおり、今後も森林保全活動を通じた社会貢献に努めていく方針です。

■ 注釈

(※1)

スカブミ県プラブハンラトゥ郡

インドネシアの首都ジャカルタから南へ100km
近海漁業の基地として栄えたが、都市計画が進められた結果、周辺の森林が伐採された。
森林再生の役割は農民、漁民の生活を安定させるための「水」の確保が目的

(※2)

(財)オイスカ:

1961年設立。外務省・農林水産省・経済産業省・厚生労働省所管公益法人

(※3)

マホガニー:4,000本、ジェミリーナ:4,000本、アルバシア:2,000本、
ユーカリ:3,500本、アカシア:4,000本、その他5種:9,600本、
マンゴー等の果樹5種:4,050本、計15種31,150本

(※4)

うち、ヤマハ関係者は470名
その他は、地元の小中高20校の生徒と校長・教師など、周辺住民、地方政府関係者、
オイスカ関係者および地元NGOなど

植林活動の概要

場   所

インドネシア(西ジャワ州スカブミ県プラブハンラトゥ郡)

期   間

2005年から2009年(5年計画)

植林規模

120ha マホガニー、チーク、センゴン、ユーカリなどの苗木15~20万本

主   催

ヤマハ株式会社及び関連現地法人6社
ヤマハ発動機株式会社及び関連現地法人2社

共   催

NGO財団法人オイスカ

協   力

現地行政機関

参加者の皆さん

参加者の皆さん

植林の様子 植林の様子

植林の様子

10m以上に成長した初年度(2005年)の植林場所

10m以上に成長した初年度(2005年)の植林場所

2箇所目となる共同水場

2箇所目となる共同水場

苗床 子どもたちによる育苗実習

苗床

子どもたちによる育苗実習

エコキャンプでのごみ拾い活動

エコキャンプでのごみ拾い活動

ページ
先頭へ