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アルミ製フレーム採用、前後17インチラジアルタイヤ装着 "スーパーモタード"を楽しめるパフォーマンスと市街地での軽快な走行性を両立 ヤマハ「WR250X」新発売

2007年9月6日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、250ccの新設計水冷4ストロークDOHC単気筒4バルブ・F.I.採用エンジンをアルミ製フレームに搭載し、市街地での軽快な走行性と“スーパーモタード”で求められる高い性能を調和させたニューモデル、ヤマハ「WR250X」を2007年11月30日より新発売する。

 「WR250X」は、「WR250R」と基本コンポーネントを共通とし、前後に17インチのラジアルタイヤを採用するなど細部に渡り専用仕様を施し、本格スーパーモタードレースに対応できるパフォーマンスと街中での軽快な走行性を両立させたモデルとなっている。精悍なスタイリング、軽快なハンドリング、コントロール性に優れたブレーキなどが特長である。


※スーパーモタード=舗装路面とオフロードが混在するコースを周回してタイムを競う二輪レース。異なる路面を走るためオフロード用車両をベースに前後ホイールのサイズや、タイヤを変更したマシンで争われる。ジャンプのセクションなどもある。



製品写真

ヤマハ「WR250X」


名称

ヤマハ「WR250X」

発売日

2007年11月30日

カラーリング

■ディープパープリッシュブルーソリッドE(ブルー)
■ヤマハブラック(ブラック)

販売計画

2,000台(年間、国内)



商品概要

 国内軽二輪市場は近年10万台前後で推移しているが、各社から多彩なモデル群が投入され注目を集めている。近年は、伸長を続けるビッグスクーターだけでなく、軽量でスリムなオフロードタイプも幅広い年齢層から支持を見せ増加傾向となっている。こうしたなか、ヤマハは2004年“BMX感覚”の雰囲気を楽しめる「tricker(トリッカー) XG250」を発売。従来のモーターサイクル感覚を超えた「フリーライドプレイバイク」イメージが市場で支持され幅広いお客様を増やした。さらに2006年には、“スーパーモタード”の雰囲気を楽しめる「XT250X」を投入し広がるニーズに応えている。

 今回の「WR250X」は、「WR250R」と同様、<オン・オフカテゴリーのYZF-R1の具現化>をコンセプトに掲げつつ、さらに1)アグレッシブな“スーパーモタードの走り”、2)街中の舗装路で軽快な走行性、3)優れた環境性能、4)新鮮でアグレッシブな外観・・・などの調和を達成したモデルとなっている。



主な特徴

1)新開発の水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ・F.I. 採用エンジン
 フューエルインジェクション採用の250ccの新開発エンジンは、吸気バルブにチタン製を採用し高回転でのカムシャフトへのバルブ追従性と最適リフト量を達成。アクセルに対するタイムラグが少なくシャープな吹き上がり特性を楽しめる。2次レシオはローレシオとなる3.230を設定。(「WR250R」は3.307)タイヤサイズ及びサスペンションセッティング変更との最適化を図り、軽快で力強いパワーフィーリングを引き出した。なお吸気は、効率よい吸入空気量確保による優れたレスポンスを実現するためダウンドラフト・ストレート吸気方式を採用している。

2)精悍なブラック塗装処理の3分割セミダブルクレードルフレーム
 フレームには、セミダブルクレードル型のアルミフレームを新設計し採用、精悍なブラック塗装処理を施した。3分割式のフレーム構成で、アルミ製のメインフレームと鋼管製のダウンチューブ/リアフレームが組み合される。市販コンペモデルの「YZ250F」「WR250F」で採用のアルミ製フレーム技術を適用しており、メインフレームは前後ふたつの鋳造アルミパーツと鍛造アルミパーツを相互に高精度で溶接したユニットである。

3)専用タイヤサイズ及びラジアルタイヤの採用
 前後タイヤに17インチのラジアルタイヤを採用した。(フロント110mm幅、リア140mm幅)ラジアルタイヤは剛性に優れ転がり抵抗が少なく、優れたグリップ性に貢献している。

4)フルアジャスタブル式の前後サスペンション
 インナーチューブ径46mmの倒立式フロントフォークを採用した。17インチタイヤとの組み合わせで減衰特性を最適化、バネレートも「WR250R」比でやや高く設定し、制動時のノーズ沈み込みを抑え良好な走行性を引き出した。リアは大径シリンダーのリンク式サスペンションを採用、イニシャル荷重調整機構、伸圧の減衰力調整機構を装備。前後17インチラジアルタイヤ採用に適合した減衰特性、バネレート設定を行うとともに、ショックユニット長は「WR250R」比較でショート化、870mmのシート高を実現した。

5)大径フロントウェーブディスクの採用
 フロントブレーキには、大径298mmのウェーブディスクを採用し、コントロール性に優れたストッピングパワーを実現した。(「WR250R」のフロントディスクは250mm外径)

6)ハイパフォーマンスを主張する精悍なスタイリング
 専用17インチホイール、大径フロントディスクブレーキなど、性能を視覚的に訴える装備に加え、「WR250R」同様、マス集中を図ってコンパクト感を強調したデザインを採用した。また足まわりのカラーリングは、前後ホイールのリムはブラックアルマイト処理、リアアーム等はブラック塗装し、精悍なイメージに仕上げている。



ヤマハ「WR250X」主要仕様諸元
 型式/エンジン型式  JBK-DG15J/G363E
 全長×全幅×全高  2,125mm×810mm×1,190mm
 シート高  870mm
 軸間距離  1,435mm
 最低地上高  260mm
 乾燥重量/装備重量  125kg/134kg
 舗装平坦路燃費  34km/L(60km/h)
 原動機種類  水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
 気筒数配列  単気筒
 総排気量  249cm3
 内径×行程  77.0mm×53.6mm
 圧縮比  11.8:1
 最高出力  23kW(31PS)/10,000r/min
 最大トルク  24N・m(2.4kgf・m)/8,000r/min
 始動方式  セル式
 潤滑方式  強制圧送ウエットサンプ
 エンジンオイル容量  1.5L
 燃料タンク容量  7.6L
 燃料供給  燃料噴射式
 点火方式  T.C.I.式
 バッテリー容量/種類  12V、6Ah(10h)/YTZ7S
 1次減速比/2次減速比  3.120/3.230
 クラッチ形式  湿式多板コイルスプリング
 変速機形式  常時噛合式前進6段リターン
 変速比  1速2.642 2速1.812 3速1.318
 4速1.040 5速0.888 6速0.785
 フレーム形式  セミダブルクレードル
 キャスター/トレール  26°00′/81mm
 タイヤサイズ (前/後)  110/70R 17M/C 54H/140/70R 17M/C 66H
 ブレーキ形式 (前/後)  油圧式シングルディスク/油圧式シングルディスク
 懸架方式 (前/後)  テレスコピック/スイングアーム
 ヘッドライト  ハロゲンバルブ/12V、60W/55W×1


ヤマハ「WR250X」フィーチャーマップ

フィーチャーマップ


メーカー希望小売価格

ヤマハ「WR250X」

732,900円
(本体価格698,000円/消費税34,900円)

※沖縄を除く。メーカー希望小売価格(リサイクル費用含む)には、保険料、税金(除く消費税)、登録などに伴う諸費用は含まれない。


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