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ヤマハ発動機株式会社の社内カンパニーである「IMカンパニー」(所在地:静岡県浜松市、カンパニープレジデント:戸上常司)は、実装ラインの品質変化点検出機能とコストパフォーマンスを追及した光学式基板検査装置「YVi-L」を開発し、2007年1月17日より発売する。 「YVi-L」は、実装品質確保に効果的な硬化前(ハンダ溶融固化前)の検査運用方法を推奨する、カラーCCDカメラ撮像システムを組み込んだ、インライン配置タイプの光学式基板検査装置「YVi-Mini」をベースに、より大型の基板に対応した製品である。硬化前の段階で、品質変化点として、印刷状態の変化や、部品搭載位置の変化などの不具合に達しない要因を検出することで、硬化後の最終的な実装品質の確保を図る。あわせて、硬化前という段階を生かし、煩雑かつ困難な硬化後の不良品修正作業の削減と歩留り悪化を避けることができる。 尚、「YVi-L」は、2007年1月17日から19日まで東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「第36回インターネプコン・ジャパン(エレクトロニクス製造・実装技術展)」に出展を予定している。 |
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ヤマハ 光学式基板検査装置「YVi-L」 |
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名称 |
ヤマハ 光学式基板検査装置「YVi-L」 |
発売予定日 |
2007年1月17日 |
価格 |
8,400,000円 (自動コンベア幅調整機能:標準装備)(消費税含まず) |
初年度販売計画 |
80台(国内外) |
(1) |
大型基板に対応 |
「YVi-Mini」の基本性能はそのままに、L485mm×W410mmサイズの基板まで対応可能。 |
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(2) |
システムとしての運用を考慮 |
上位機種であるハイブリッド基板検査装置「YVi-X2」と共通のオペレーションで操作でき、互いにデータのやりとりが可能。 |
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(3) |
検査精度の向上 |
ドーム形照明とリング形照明の3つの光源を組み合わせた、新照明システムを採用。被検査物をよりクリアに認識し、高い検査精度を実現。 |
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(4) |
簡単な設定とオペレーション |
検査データの主設定画面を1画面で表示し、搭載した15インチタッチパネルとのシナジー効果で各種設定をスピーディーに行うことが可能。さらに、各種の設定が容易な理解しやすいビジュアルで表示されるため、特別な専門知識を必要としない。 |
対象基板寸法 |
L485×W410mm~L50×W50mm |
対象基板厚 |
0.5~2.0mm |
検査タクト |
1視野(L30.4×W22.8mm)あたり、約0.5秒 |
安全装置 |
スイッチ付き安全カバー(操作部近傍) |
光学撮像装置 |
高解像度テレセントリックレンズ付きカラーCCDカメラ |
電源仕様 |
単相AC200/208/220/230/240 V ±10% 50/60Hz |
供給エア源 |
0.55MPa以上 清浄乾燥状態 |
外形寸法 |
L1,206×W1,250×H1,360mm |
本体質量 |
約800kg |
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