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量産二輪車初、電子制御式の可変エアファンネル(吸気ダクト)を搭載 ヤマハ2007年欧州向けニューモデル「YZF-R1」『インターモト2006』で発表

2006年10月10日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、10月11日から(プレスデーは10日より)5日間にわたりドイツ・ケルンで開催される『インターモト2006』(国際オートバイ・スクーター専門見本市)で2007年欧州向けの新製品ヤマハ「YZF-R1」を展示する。

 1998年の初代型デビューから5代目となる今回の「YZF-R1」は《最速スーパースポーツ》をコンセプトに開発した新製品である。主な特徴は、(1)量産二輪車初の電子制御式可変エアファンネル(吸気ダクト)=「ヤマハ電子制御インテーク(YCC-I)」装備の新設計水冷4気筒エンジン、(2)新設計アルミフレーム、(3)エッジの効いた躍動感ある新デザインなど。量産品の既成概念を払拭するアート感溢れるスタイルや、丘陵地周辺路での最高性能と旋回性の両立という初代からの特徴に加え、サーキット性能を飛躍的に向上させ、総合性能を高いレベルで融合させた次世代スーパースポーツである。



製品写真

2007年欧州向けモデル ヤマハ「YZF-R1」


名称

ヤマハ「YZF-R1」

発売日

2006年11月以降(欧州の各販売会社により異なります)



主な特徴

1)「ヤマハ電子制御インテーク(YCC-I)」(Yamaha Chip Controlled Intake)

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 新設計水冷DOHC並列4気筒4バルブエンジンを搭載した。また量産二輪車初の電子制御モーターによる可変式エアファンネル(吸気ダクト)=「ヤマハ電子制御インテーク」(YCC-I)を採用し中低速と高速性能の両立を達成した。吸気用のダクトを上下分割式とし通常は連結状態で新気を吸入。エンジンの回転数とアクセル開度が一定域を超えると電子制御にて分離され下側だけが働く仕組みで、これにより全域での滑らかな出力トルク特性を達成した。

2)旋回性に優れた新アルミフレーム
 新設計アルミ製デルタボックスフレームを採用した。アルミフレームは、ボディの内側が鋳造、外側が展伸材(非鋳造用)を用い、相互を溶接し最適なバランスを実現。高速での安定性と優れた旋回性・レスポンス性とを引き出すポイントである。

3)アスリートのボディをイメージした新ボディデザイン
 アスリートのボディや筋肉美をイメージさせる新ボディを採用した。エッジの効いた躍動的なデザインとなっている。

4)その他の特徴
 このほか、(1)滑らかな特性を引き出すヤマハ電子制御スロットル「YCC-T」(Yamaha Chip Controlled Throttle)、(2)鮮烈な外観の偏平楕円アップマフラー、(3)優れた環境性能を実現するO2フィードバック制御三元触媒、(4)前後サスペンションの性能向上、(5)優れた制動力を実現する6ポットキャリパー・小径前輪ブレーキなどを採用した。



2007年欧州向けモデル ヤマハ「YZF-R1」主要仕様諸元

 全長×全幅×全高  2,060mm×720mm×1,110mm
 シート高  835mm
 軸間距離  1,415mm
 乾燥重量  177kg
 原動機種類  水冷・4ストローク・DOHC・4バルブ
 気筒数配列  並列4気筒
 総排気量  998cm3
 内径×行程  77.0mm×53.6mm
 圧縮比  12.7:1
 最高出力  132.4kW (180PS)/12,500r/min <過給なし>
 最大トルク  112.7N・m/10,000r/min <過給なし>
 始動方式  セル式
 燃料タンク容量  18L
 燃料供給  電子制御フュエルインジェクション
 タイヤサイズ (前/後)  120/70ZR-17M/C (58W)/190/50ZR-17M/C (73W)

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