(1)QFPリードのバックフィレットやBGAのバンプ電極など、直視観測が難しい電極部位のハンダ接合の強度的な良否判定をX線撮像システムにより、インライン検査装置として可能とした。
(2)高精度・安定検査
検査対象により同一視野内であっても任意に最適な検査照明を選択できる。光学3段角度付照明、赤外線、X線を自由にチョイスしながら検査データ作成を可能とした。X線検査装置は高解像度X線源を採用し、高い信頼性を確立。さらに、光学式照明はドーム形照明とリング形照明の3つの光源を組み合わせた、新照明システムを採用し、被検査物をよりクリアに認識することで、検査精度を高めている。
(3)光学式検査に対応
X線透過撮像システムとともに光学式撮像システムも同軸配置で組み込まれ、一般的な部品の有無判定、ズレ判定、極性判定、誤装着判定など、通常の光学式検査も実施可能とした。同軸配置により、小型化と検査ロスタイムの削減、およびシームレスな操作性を実現している。
(4)厳重な安全機構
強固なX線シールド構造と各扉にはドアスイッチ、更に基板搬入・搬出口にはシャッターを装備し、X線の漏洩を防止している。
(5)簡単な設定とオペレーション
光学式基板検査装置「YVi-Mini」同様の簡単設定・オペレーションをそのままに、X線検査を可能にしたハイブリッド検査装置で、X線装置を意識することなくオペレーションが可能となり、システムとしての使いやすさを実現した。
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