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第39回東京モーターショーに出展する ヤマハEV及びハイブリッドコミューターについて

2005年09月28日発表

 ヤマハ発動機(株)は、来たる10月22日(土)から11月6日(日)の16日間にわたり開催される『第39回東京モーターショー』(主催:社団法人日本自動車工業会/会場:幕張メッセ/特別招待日10月21日より)において “The Art of Engineering”をテーマにブースを構成し、参考出品車・市販予定車・輸出仕様車など21台(ワールドプレミア=世界初出品9種、ジャパンプレミア=日本初出品7種、その他5種)を展示します。
 今回出展するEV(エレクトリックビークル)及びハイブリッドコミューターは下記の5機種です。



製品写真 製品写真

「HV-01」

「DEINONYCHUS(ディノニクス)」


製品写真 製品写真

「FC-me」

「Passol-L」



第39回東京モーターショーに出展する
ヤマハEV及びハイブリッドコミューター


■ ワールドプレミア(世界初出品)
・HV-01(参考出品車)
・DEINONYCHUS(ディノニクス/参考出品車)
・FC-me(参考出品車)
・Passol-L(市販予定車)
■ 市販モデル
・EC-02




ワールドプレミア(参考出品車3台、市販予定車1台)

■HV-01(参考出品車:試作車)
 モーターとエンジンのパラレルハイブリッドスクーターです。ゆったりとした乗車感を生む大柄なサイズ感のボディでありながら、モーターの低回転域での高トルクを活かした一クラス上の加速、経済的な燃費、環境性能と走る楽しさの両立が可能です。また、ハイブリッドだからこそ可能な「静かモード」(モーターのみの走行モード)駐車場などでの出し入れに便利な「押し歩きモード」(降車時の極低速自走モード)の装備も便利です。

■DEINONYCHUS(ディノニクス) (参考出品車:試作車)
 インホイールモーターのメリットは車体レイアウトの自由度が広いことです。その特色を活かしボディが上下・前後に“ストレッチ&シュリンク”(伸縮)する機能を備え、操る楽しさを実現するヤマハならではの二輪駆動(2WD)EVの新たな提案です。2WDの高い走破性に加え、身体のサイズや走行シーン・路面状況など好みに応じて乗車姿勢だけでなく、車体シルエットのアジャストが可能です。電動だからこそ実現出来るパーソナルフィット性に優れた未来のビークルを提唱しています。

■FC-me(参考出品車:試作車)
 燃料電池の燃料は水素ガスを使用するシステムが一般的ですが、コンパクトに仕上げるのが難しい面があります。当社が開発した「ヤマハダイレクトメタノール燃料電池(DMFC)システム」では、液体であるメタノール水溶液を燃料とし、改質器や圧力容器を必要とせず、出力1kW以下の小型機器に応用した場合、出力特性を落とさずに軽量化できるというメリットがあります。
既に、公道走行調査を実施しているヤマハDMFCシステムを搭載した「FC06 PROTO」の成果を踏まえ、信頼性や航続距離など性能を熟成させたのが燃料電池二輪車「FC-me」。燃料電池システムの制御パラメータ最適化により、エネルギー交換効率が「FC06 PROTO」比で1.5倍を実現、車輌全体の構成部品の見直しにより車輌重量も69kgを実現しました。本年9月16日より静岡県と賃貸借契約を結び利用されています。

■Passol-L(参考出品車:市販予定車)
 100%電気で走るEV(Electric Vehicle)の第一弾として2002年11月に発売(地域限定・全国販売は2003年5月)した「Passol」(原付1種)のコンセプト、“ライト・スマート・クリーン&サイレント”とそのスタイルを継承したニューモデルです。2005年5月より発売の「EC-02」と同性能のモーター、及びエネルギー密度を高めたバッテリーを搭載することで、発進時/中速域及び登坂時のパワー向上、一充電あたりの航続距離アップ(約25~30km/体重55kgの方が市街地での一般路走行の場合)を図っています。


市販モデル

■ EC-02
 ヤマハでは“持続可能な発展”をめざした企業活動の一環として、環境負荷を最小限に抑えた人に優しい100%電気で走るEVを開発、市場投入しています。「EC-02」は、「Passol」に続くその第2弾モデルとして2005年5月より発売しています。「大人の遊び心をくすぐるデザインと機能」を盛り込み、電動の乗り物ならではの優しさ・楽しさ・扱いやすさを追求しています。


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