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「ヤマハ発動機共同研究公募」制度を創設し、募集を開始

2005年07月13日発表

ヤマハ発動機株式会社は、このたび「ヤマハ発動機共同研究公募」制度を創設し、第1回の募集を7月19日より開始します。共同研究公募の対象は日本国内の大学および公的研究機関に所属する研究者個人またはグループです。

今回の制度は、当社が重視する技術分野をニーズとして提示した上で研究テーマを広く募集し、共同研究を通して技術の方向性・可能性を共に探索、検証することを目的としています。公募の形としたのは、より多くの大学との連携チャネル開拓、大学研究者の視点による独創的かつ先進的なテーマ設定が期待できるためです。

近年、国立大学の法人化や大学内での知的財産本部整備などを契機として、産学連携の動きが活発化しています。当社でも、これまで国内外の大学と数十件に及ぶ共同研究の実績がありますが、いずれも特定部門と特定研究室間の個別的関係にとどまっていました。
そこで、これまで個別的関係だった産学連携に組織的・戦略的に取り組むため、 本年2月にコーポレートR&D本部内に産学連携事務局を設置し、地元静岡大学イノベーション共同研究センターとの交流パイプの拡大や、産学連携に関する関連会社との組織作りなど、積極的なコーディネーション活動を展開しています。
今後は、特定の技術分野について目標達成までのロードマップ作りから共同研究の実施までを、大学と協調して推進する組織的連携、大学が保有する知的財産を活用した新技術の迅速な導入なども検討していきます。


なお、本年度の公募は、

「エンジン制御」

「ビークルバーチャルシステム」

「材料技術」

「固定・固着・コーティング」

「浄水・増水技術」

「マーケティング手法」

の6領域、全14テーマについて募集し、合計10テーマ程度を採用する予定です。募集期間は2005年7月19日から9月30日までとし、採否結果は本年末までに応募者に通知します。
なお、共同研究の実施は2006年4月からの開始を予定しています。




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