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ヤマハ発動機株式会社は、エレクトリックコミューター『EC-02（イーシーゼロツー）』（原付1種）を2005年5月21日より全国発売します。また当社Webサイトでは4月27日より先行予約を開始します。
本製品は、“持続可能な発展”をめざした企業活動の一環として、環境負荷を最小限に抑えた人に優しいパーソナルコミューターとして開発した100％電気で走る“EV（Electric Vehicle）”の「Passol（パッソル）」に続く第２弾モデルとして、さらに「大人の遊び心をくすぐるデザインと機能」を盛り込み、電気駆動の乗り物ならではの優しさや楽しさ・扱いやすさを追求した新製品です。
当社では、1990年代始めから次世代の新動力として「電動車技術」の開発に着手し、二輪車はもとより、ゴルフカーや車イスなど、様々な製品における電動化の取り組みを進めてまいりました。これらの開発は、単に環境対策を目的としたエネルギー源の変換だけでなく、人間にとって最適なインターフェイスを考えたパワーアシスト概念である「人間との親和性の技術」と考えております。
電動ハイブリッド自転車の分野では、パイオニアとして年々進化を成しており、昨年より発売の「PASリチウムシリーズ」はそのパワフルさと扱いやすさで好評を博しています。
また、“EV（Electric Vehicle）”の「Passol」は､第１回エコプロダクツ大賞で「環境大臣賞」を受賞するなど、当社の環境への取り組み姿勢を高く評価いただいております。
 今回、発売いたしますエレクトリックコミューター『EC-02』は、「ミニマム・ファン・コミューター」を開発コンセプトとし、これまで当社が培ってきた電動技術をさらに高機能化し、また独自の最新ヒューマンインターフェイス技術などの先進技術を投入して開発したモデルです。
ボディにはアルミダイキャストフレームを採用して軽量コンパクトを実現したほか、ハンドルやフートレストは折り畳み式を採用し、車体の寝かし置き収納や四輪への搭載も可能としています。
出力性能を向上させたクリーンな電気エネルギーのみを動力源とした超薄型パワーユニットを搭載して、走行時の排出ガスゼロの実現とともに、静かで滑らかな走行性を実現すると同時に、航続距離や動力性能、さらにはコストの改善を図っています。
当社では、新中期経営計画「NEXT50-Phase II」において、「企業の社会的責任（CSR）」を上位の考え方として、差別化価値の追求の上に安定した収益基盤と積極的な成長機会の取り込みを積み上げることで、「オンリー・ワン ブランド」の構築をめざしています。
なかでも“EV（Electric Vehicle）”事業では、当社の電動技術と制御技術を集約した体制を確立し、新たな成長のための新規ドメインの開拓を進めており、「ワクワクする楽しさ」「走行時以外の面白さ」「上質さ」「環境」をキーワードに、「燃料電池車」や「ハイブリッド車」といった次世代のクリーンなコミューター開発に取り組んでおります。
環境負荷が小さく、手軽で便利な人間中心の小型電動車両を機軸とした新しい動力源を当社では「スマートパワー」と名付けていますが、今後ともこうした「スマートパワー」を搭載した魅力ある製品開発を推進することで、“持続可能な発展”をめざすとともに「企業の社会的責任（CSR）」を果たし、企業目的である「感動創造企業」の達成を果たしてまいります。
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