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新部品供給センターの建設について -"お客様サービスの向上"を目指して-

2005年01月18日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、新中期経営計画“NEXT50-PhaseⅡ”の基本戦略の1つである“差別化価値の追求”具現化の一環として、現在本社内にある部品供給センターを移転し、静岡県袋井市の久能工業団地内に新たに部品供給センターを建設することを決定しました。なお新部品供給センターは、2005年2月に着工し、2006年5月の本格稼動を予定しています。


 当社の部品事業は、現在、二輪車や船外機・特機(四輪バギー・スノーモビルなど)の補修用部品に加え、オイル・アクセサリーなどの用品を扱っており、その点数は約30万点におよびます。現在の供給体制は、本社(静岡県磐田市)の部品供給センターを核に、国内では北海道、埼玉、滋賀の部品供給センターを経由し、約15,000店の販売店向けに供給を行い、また海外に向けては、欧州・米州・アジアの部品統括センターおよび各国の販売会社と代理店に供給しています。なお、本社部品供給センターから国内外への出荷件数は、1日あたり約15,000件です。


 このたび移転・建設する新部品供給センターは、名称を『グローバル ディストリビューション センター』とし、国内における4ヶ所の部品供給機能を1ヶ所に統合するとともに、世界6地域の部品統括センターを核としたグローバルなSCM(サプライチェーンマネジメント)を実現するための中核センターとしての機能を担います。同センターは、67,390m2の敷地に、建築面積37,250m2、延床面積57,600m2の2階建て構造で、1日約40,000件の出荷件数に対応する当社最大規模の部品供給センターとなります。



 同センターは、部品調達からお客様への配送までのサプライチェーン全体の最適化を図る中での業務プロセス改革をコンセプトとし、高頻度入荷への対応、出荷量の変動に柔軟に対応するための新たな出庫方式の採用や包装・梱包業務の改革などを実施します。
 同センターの完成により、国内においては、供給サービスが向上され、大幅な生産性向上と物流コストの削減が図れる予定です。


 また、同センター建設と併せて進めている全世界6部品統括センター設置による最適な在庫配置や流通情報ネットワーク構築を目指した中長期SCM計画との連動により、商品在庫や 納期など全世界のお客様が必要とされるさまざまな情報をタイムリーに提供するグローバル構想が完成し、お客様サービスの更なる向上が実現できます。



新部品供給センターの概要

名 称

 : 

グローバル ディストリビューション センター

   

所 在 地

 : 

静岡県袋井市久能工業団地内

   

投資金額

 : 

投資総額44億円

   

敷地面積

 : 

67,390m2

   

建築面積

 : 

37,250m2

   

延床面積

 : 

57,600m2

   

稼動開始

 : 

2006年5月

   

事業内容

 : 

国内外に対する補修用部品・用品の調達・供給

   

取扱い規模

 : 

(1)管理部品点数

300,000点

  

(2)出荷件数

40,000/日

  

(3)出荷先数

4,000/日

従業員数

 : 

320名(事務所140名、センター180名)

 


新部品供給センターの完成予想図


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