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2005年日本国際博覧会の会場内移動用ツールとして 電動ハイブリッド自転車ヤマハPASのユニットをベースに "乗り物の楽しさ"を具現化した「自転車タクシー」を製作

2004年12月16日発表

 ヤマハ発動機(株)では、2005年3月25日~9月25日まで名古屋東部丘陵にて開催される「2005年日本国際博覧会(略称:愛知万博、愛称:愛・地球博)」において、会期中お客様の会場内移動ツールとして利用される「自転車タクシー」を7台製作しました。
 この「自転車タクシー」は、独自のデザインの車体に当社の電動ハイブリッド自転車PASユニットを搭載したもので、当社がPAS事業において10余年にわたり培ってきた電動技術を応用し、ヤマハならではの“乗り物の楽しさ”を具現化したものです。
 「自転車タクシー」は(財)自転車産業振興協会からの依頼を受けて製作したもので、2005年1月「2005年日本国際博覧会」へ納品いたします。

 「自転車タクシー」のコンセプトは、『博覧会のテーマである「自然の叡智」と、ヤマハ発動機の企業目的である「感動創造」との調和』です。
 このコンセプトを具現化するために当社では、「自転車タクシー」に電動ハイブリッド自転車PASの技術を採用しました。PASの技術は“人間感覚を最優先”し「人の力」と「電気の力」を融合させて、なめらかな走行性能を実現するもので、人と自然の調和をめざす当社が1993年に世界に先駆けて発表した電動技術です。
 
 外観デザイン面では、当社のFRP技術を駆使し、柔らかい「曲線」と硬質感を醸し出す「面」とを組み合せ、「懐かしさ」を感じさせながらも「未来感」を感じていただけるフォルムとしました。
 また、内装には麻や木質繊維などの天然素材を使用。ルーフ部には透明な素材を用いて外部空間との一体感を強調しました。歩くような速度で進むクリーン&サイレントな自転車タクシーならではの解放感や自然との一体感を体全体で味わっていただける仕上げとしました。



製品写真

ヤマハ自転車タクシー



<ヤマハ発動機(株)電動ハイブリッド自転車PAS事業の概要>

 電動ハイブリッド自転車ヤマハPASは1993年にヤマハ発動機(株)が「世界新商品」として世界に先駆け開発、販売を開始した“地球に優しく、人に優しい新世代のパーソナルコミューター”です(1993年11月に地域限定で販売開始。全国販売は1994年4月)。身近な乗り物である自転車のメリットを効果的に活かし、先進技術で電動モーターを制御、ペダルを踏み込む力を補助して快適な走行を可能にしたパワーアシストシステム(Power Assist System)を搭載しているのがPASの特色。ペダルを踏む「人の力」と「電気の力」を融合させて走行する、新しい自転車のカテゴリーとして注目を集めました。
 初代のモデル登場以降、ヤマハ発動機(株)では“人間感覚を最優先する”という開発当初の理念を受け継ぎながらPASユニットの小型軽量化やバッテリー性能の向上など、年々商品の熟成を重ねてきました。ヤマハPASは累計出荷台数67万台(2004年3月現在)と、今では電動ハイブリッド自転車の代名詞として、若年層から主婦、年配者まで年代を問わず幅広く支持されています。



ヤマハ 自転車タクシー主要諸元



全 長  2,950mm
全 幅  1,250mm
全 高  1,780mm
車両重量  160kg
定 員  ドライバー1名
 乗車2名
ブレーキ形式(前/後)  ドラム/ディスク
ウインカー  ハンドル部の手元操作で後部ウインカー点滅
変速機  単速
アシスト機能  電動アシスト
バッテリー  リチウムイオン


製品写真 製品写真

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