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2004年12月期・中間決算の概要について -過去最高の中間期業績/通期業績見通しも上方修正-

2004年10月28日発表

中間期業績について

・売上高・営業利益・経常利益・当期純利益は過去最高を更新、財務体質も更に強化

 当社の2004年12月期・中間期業績は、前年同期比において、連結売上高が13.6%増の6,024億円、連結営業利益が18.8%増の443億円、連結経常利益が21.2%増の439億円、連結当期純利益が21.8%増の234億円となり、売上・利益ともに過去最高を更新しました。また計画比では、連結売上高9.3%増、連結営業利益30.3%増、連結経常利益29.1%増、連結当期純利益29.8%増となり、期初計画を大きく上回りました。
 この好業績により、前期末に比べ、有利子負債額は1,000億円を下回る934億円まで減少、自己資本比率も37.9%まで向上し財務体質が更に強化されました。尚、為替レートは、USドル108円(前年同期比11円円高、計画比3円円安)、ユーロ132円(同4円円安、同4円円安)で推移しました。


 売上増の要因は、前年同期比で、二輪車・マリン・特機・IM(産業用ロボット)など全事業、国内・北米・欧州・アジアなど全地域で増加した事によるものであり、6年連続の増収となりました。
 事業別に具体的に申し上げますと、二輪車事業の売上は、国内と北米は減少したものの、YZF-R1やFZ6など大型二輪車販売の好調な欧州での増収に加え、4サイクルの小型二輪車販売が好調なアジアでの更なる売上伸長などにより、15.2%増の3,263億円となりました。
 マリン事業の売上は、船外機が主力の海外売上が引き続き好調に推移したことにより、4.6%増の1,154億円となりました。特機事業の売上は、主力のATV(四輪バギー車)事業の売上が、全地域で増加したことにより、8.5%増の976億円となりました。その他事業の売上は、主力のIM事業の表面実装機販売が中国を中心に大きく拡大したことにより、35.8%増の631億円となりました。
 また地域別では、前年同期比で、アジア売上が37.7%増の1,243億円、欧州売上が23.8%増の1,740億円と大きく伸長し、国内売上も3.1%増の819億円、北米売上も前年並みの1,776億円、その他  地域も2.0%増の445億円と前年を上回りました。


 利益面では、前年同期比において、販売管理費の増加(△200億円)や為替影響(△94億円)などの減益要因はありましたが、利益率の高い商品の売上増等による利益増(+323億円)や原価低減 (+41億円)などの増益要因が上回り、各利益ともに過去最高となりました。為替影響がある中で増益を達成することができたのは、中期経営計画で目指した為替のマイナス影響があっても増益を確保する体質ができたことによるものです。


 なお、今期よりヤマハモーターベトナム株式会社を持分法適用会社から連結対象子会社に変更し、連結対象子会社数は97社(前期末比±0社)、持分法適用会社数は45社(前期末比4社増)となります。

通期業績の見通し

・期初計画を売上高6.5%増、営業利益・経常利益22.8%増、当期純利益30%増に上方修正

 2004年12月期の連結業績見通しは、決算期を3月から12月への変更に伴い、欧州・アジアは12ヶ月間、日本と北米は9ヶ月間が対象の変則9ヶ月決算となります。通期業績の見通しは、中期経営課題「NEXT50」の総仕上げが順調に推移していることから、期初計画比、連結売上高は6.5%増の9,800億円、連結営業利益と連結経常利益は22.8%増の700億円、連結当期純利益は30%増の390億円に上方修正します。なお、通期の為替レートは、1ドル109円(当初計画比4円の円安)、1ユーロ132円(同4円の円安)の設定です。

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