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盲導犬の育成を支援する 「YAMAHA NICE RIDE募金」キャンペーン2003年度の寄付金を 鈴鹿8時間耐久レース会場で贈呈

2004年07月25日発表

 ヤマハでは、1989年より15年間、盲導犬の育成資金を募る『YAMAHA NICE RIDE 募金』キャンペーンを展開してまいりましたが、このほど2003年度分の募金の集計が終了。 (財)日本盲導犬協会への募金贈呈セレモニーを、7月25日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで行ないました 。
 この日、鈴鹿サーキットでは世界耐久選手権“コカ・コーラ”鈴鹿8時間耐久レースの決勝が行なわれており、NMCAヤマハブースで約300余名のファンが見守るなか、募金活動に協力いただいた方々を代表してヤマハ発動機販売(株)・吉野博行社長から、盲導犬ユーザーの須貝守男さんに目録が手渡されました。
 今回2003年度分の募金総額は、1,275,677円。15年間の累計金額は49,387,125円です。


盲導犬リンディーとユーザー の須貝さんを中心に、右が釘村選手、
左は日本盲導犬協会・深山さんとヤマハ発動機販売 (株)・吉野社長


 これに対して、盲導犬協会の深山麻衣子さんは「15年間という継続したご支援は、盲導犬の社会認知や、我々の活動強化に活用させていただいています。阿部選手をはじめ、ご協力いただいた皆様に本当に感謝しています」と述べられました。
 なお、この募金には数多くのヤマハレーシングライダーも協力しており、当日は全日本モトクロスに参戦する釘村太一選手がセレモニーに出席したほか、イギリスGPに出場中の阿部典史選手からも募金50万円と下記のようなメッセージが寄せられました。
 「レースファン、バイクファン、ライダーの気持ちがひとつになり、こうした盲導犬育成基金支援など、社会貢献活動が出来ることは本当に素晴らしいことだと思います。今日はイギリスGPと日程が重なり、贈呈式に参加できず残念ですが、この募金が盲導犬育成に少しでもお役に立てれば本当に嬉しいと思います。機会があればシーズンオフには一度、盲導犬の訓練所にもお邪魔し、育成の様子を見学させていただきたいと思っています」
 募金を行なったヤマハライダーは次のとおり。【ロード部門】阿部典史(Fortuna Gauloises Tech 3)、吉川和多留、中冨伸一(以上YSP&PRESTOレーシング)【モトクロス部門】釘村太 一、渡辺学、釘村忠、出原忍、村岡康裕、鈴木健二監督(以上ヤマハレーシングチーム)、 小池田猛選手(ジュビロレーシングチーム)、大河原功次選手(大河原レーシング)。



ご参考


“目の不自由な方に盲導犬を贈ろう!”
YAMAHA NICE RIDE 募金キャンペーンについて


 ヤマハでは1989年より盲導犬の育成資金を募る社会貢献活動として「YAMAHA NICE RIDE 募金」キャンペーンを展開しています。

 キャンペーンがスタートした当初、盲導犬先進国である欧米諸国と比較して、国内の盲導犬普及環境は大きく立ち遅れていました。これは盲導犬に関する情報不足と社会の関心の低さと同時に、盲導犬育成施設の財政が困難な状況であったことに起因するものです。「YAMAHA NICE RIDE 募金」キャンペーンの募金先である(財)日本盲導犬協会も、運営のために必要な財源を、善意の寄付に頼らざるを得ない状況でした。

 「同じ交通社会の一員として、わたしたちにできることはないだろうか」。当時、盲導犬普及の背景を知ったヤマハが、同協会への協力を申し出たところ、ヤマハ二輪販売店の店頭に募金箱を設置する「YAMAHA NICE RIDE 募金」キャンペーンがスタートすることとなりました。
 それ以来、ヤマハでは全国約1,000 店の店頭に募金箱を設置していただいたほか、各地のイベント会場での呼びかけなど、募金の積極的なキャンペーンの展開をしています。

 なお、2004 年「YAMAHA NICE RIDE 募金」は、実施期間を2004 年4月1日~2005 年3月31 日として、ヤマハ二輪販売店店頭やイベント会場に募金箱を設置。また、一般からの募金も、銀行特別口座の開設により振り込みで可能です。

 募金箱に入れられた寄付金は、募金回収確認票を用いて「YAMAHA NICE RIDE 募金」口座に集められ、特別口座に直接送金された寄付金と合わせて2005年の年初に集計。集まった募金の寄付先は特殊公益増進法人・財団法人日本盲導犬協会です。(主催:ヤマハ発動機販売株式会社、後援:財団法人日本盲導犬協会)


YAMAHA NICE RIDE 募金キャンペーンには銀行振込でも参加できます!

■ 銀 行 名:みずほ銀行 浜松駅前支店
■ 口座名義:YAMAHA NICE RIDE 募金事務局
■ 口座番号:普通1253983


■盲導犬を取り巻く環境について
 現在、日本国内で活躍している盲導犬は約895 頭。毎年微増ながらその数を増やしているが、盲導犬を必要とする視覚障害者は約7,800 人(推定)と言われ、盲導犬の社会的な認知とともに、実動数の早期的な増加も必要とされている。盲導犬を1 頭育てるには優秀な訓練士や充実した設備、それに伴う多額の費用と時間が必要である。それらの費用に対して、公的な助成は乏しく、主に賛助会員の年会費、善意の寄付、募金箱に寄せられた寄付によってまかなわれているのが現状である。しかし、平成12年5月に改正された社会福祉法で、平成13年4月から盲導犬訓練事業が社会福祉事業に追加されることになり、徐々に盲導犬の重要さが認められつつある。


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