(1)小型・省スペース |
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本体寸法を従来のサーフェスマウンターに比べ大幅に小型化しました。そのため、高速マウンターの仕様によっては袖部分への設置が可能となり、ライン長を延長することなく、生産性の向上と設置面積の省スペース化を実現できます。 |
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重量を約750kgと軽量化、さらに高剛性ベースを採用することにより、ライン変更やマシンの移設作業を容易にしました。 |
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(2)高精度装着±0.05mm(μ+3σ) |
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基本構造に完全一体型門型構造と、高強度鋳鉄製の軽量・高剛性なベースを採用し、移設時の精度確保に加え、長期間に渡る精度維持を可能にしました。 |
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FEM構造解析により、設計段階から高剛性を追求し、低振動を実現しました。 |
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多重精度補正システム「MACS」(*)の採用により、±0.05mmの常時搭載精度を保証し、シックスシグマ(CPK2.0以上)まで搭載精度の品質を向上させました。 |
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熟練した技能者の手による「キサゲ」で精密な仕上げが施されています。 |
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* MACS:Multiple Accuracy
Compensation Systemの略称 |
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(3)装着タクトと生産性の向上 |
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小型機において、最高レベルの部品装着タクト0.28秒/CHIP)を確保しました。
ヘッド部分の剛性UPとソフトウエアの改良により、従来比7%のスピードUPを実現しました。 |
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複数台の連結で、既存のモジュール型マウンター・高速マウンター並の生産性を確保でき、モジュール型マウンター・高速マウンターとの連結によって部品種、部品数、生産量などの向上が可能となっています。 |
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フルサーボ制御の4連マルチ高速ヘッドを採用し、小型チップ(0603)の搭載から大型部品(□31mm)まで柔軟に対応できます。 |
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高さ調整不要の基板厚さ連動式プッシュアップ機構の採用に加え、自動幅(サーボ)を標準装備しました。 |
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(4)CSP/BGA等のトレー部品対応 |
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CSP/BGA等を供給する着脱可能なトレーシャトル(TSF-1)をオプション設定し、最大2基までの設置を可能にしました。 |
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CSP/BGA等のハンダバンプ付き部品を認識できるサイド照明を採用し、全バンプに対する欠落の判定も含めたノンストップ連続認識を可能にしました。 |
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(5)低価格を実現 |
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当社とアイパルス(株)とのコア技術の融合やソフトの共用化に加え、従来製品との部品共用化、部品点数の削減を行うことで、コストダウンを図りました。 |
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『THREEM II(スリムII)』ネーミングの語源 |
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ヤマハ発動機(株)IMカンパニーの製品開発姿勢である「付加価値創造」を、社内では「3M(スリーエム)」と呼んでいる。1つ目のMは「Maximum
Value(ユーザーにとって最大の価値のあるものを)」、2つ目のMは「Minimum
Cost(最低の原価で)」、3つ目のMが「Most effective investment
and efficient(最も効果的に効率的に作り上げる)」であり、この3つを折り込んだ製品という意味をこめている。
また「Mini Module Mounter(ミニ モジュール マウンター)」の意味も含めている。 |