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第37回東京モーターショーに出展する ヤマハ主要モデルについて

2003年10月15日発表

 ヤマハ発動機(株)は、来たる10月25日(土)から11月5日(水)の12日間にわたり開催される『第37回東京モーターショー』(主催:社団法人日本自動車工業会/会場:幕張メッセ/特別招待日10月24日)において “The Art of Engineering”をテーマにブースを構成し、輸出仕様車、市販予定車、参考出品車合計19機種20台を展示します。


XG250Tricker

YP250 Grand Majesty

MABRICE

FC06

第37回東京モーターショーに出展するヤマハ主要モデル

【ジャパンプレミア6機種7台】

【ワールドプレミア13機種13台】

●輸出仕様車
YZF-R1
FZ6-S“Fazer”
FZ6-N“FZ6”
XT660R
XT660X
XP500 TMAX


2台
1台
1台
1台
1台
1台

●市販予定車
XG250 Tricker
YP250 Grand Majesty
Vino
Vino DX
●参考出品車
MABRICE(マブリス)
Grand Majestyカットモデル
Tricker Pro
Chivicker
dolsa wind(ドルサウィンド)
DIVIDE(ディバイド)
Pocke(ポッケ)
FC06(燃料電池車)
Passol L


1台
1台
1台
1台

1台
1台
1台
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1台



ヤマハブースの見どころ

 第37回東京モーターショーのヤマハブースは、“環境と感動の両立”の実現を通じ“人々に新たな感動と豊かな生活を提供する”ことを企業理念とするヤマハの、現在と未来の姿を“The Art of Engineering”とテーマ化して構成します。

 ブースには、感覚性能を追求する【人機官能】、先端の科学技術の製品への展開、デザインと性能の高次元での融合・・・・という要素を象徴的に具現化した製品と提案モデルが並びます。これら世界初出品となる13モデル、国内初出品の6モデルを“The Art ”にたとえ、さながらミュージアムで作品を鑑賞するような演出を通じ、環境性能を織込んだヤマハの提唱する新しい価値観と、楽しいライフスタイルを紹介。21世紀における“パーソナルビークル”のあるべき姿と可能性を提案します。
 中央に展示の新ヤマハフラッグシップ「YZF-R1」を囲むステージでは、これまでにないエキサイトメントを提供するモデルが並びます。まず「FZ6-S Fazer」、高い総合性能を備えた新トレール「XT660R」及びバリエーションの「XT660X」などの04年欧州モデル。そして今にも跳びはねるような展示の「Tricker」(トリッカー)は、BMXなど身体を動かし楽しむ“Xゲーム”の雰囲気を取り入れた全く新しいスポーツの提案です。その新しい「Tricker」の世界を手軽な50ccに凝縮させた「Chivicker」もステージを飾ります。

 新登場「Grand Majesty」を囲むステージでは、これからのスクータースタイルとして、ヤマハならではの革新を提案します。ヤングトレンドと快適タンデム機能を集約させた「MABRICE」(マブリス)は、ロー&ロングの新スタイルやハイブリッドならではの機能が特色です。さらに走行性能や機能の熟成を図った04年欧州向けモデル「TMAX」、デビュー以来ファッションスクーターとして人気の「Vino」が水冷4サイクル50ccエンジンを搭載してフルモデルチェンジ、コーナーを飾ります。

 ブース正面のEV(エレクトリックビークル)コーナーは、二輪EVのパイオニア・ヤマハの新しい提案が広がる。それはEVだから実現できる乗り物の新しい可能性とライフスタイル【楽しいエコ】の提唱です。まず音の空間に包まれてゆっくり走る爽快さを提案するのが「dolsa wind」(ドルサウィンド)。“走る楽しみ”と“奏でるような楽しみ”を融合させました。Passol(パッソル)の技術を応用し新しい価値観を提案するモデルは、ミニマムなボディに多機能を織込んだ「Pocke」(ポッケ)、電動折りたたみ可能でオブジェとしての夢が広がる「DIVIDE」(ディバイド)、航続距離向上を図った「Passol L」と並びます。また、直接メタノール型燃料電池を採用したライトビジネスFCコミューターの提案モデルが「FC06」です。ユビキタスから非常時の電源供給まで多機能を50ccサイズの小型ボディに凝縮しました。



主な出展モデルの概要

【ジャパンプレミア6機種7台】


YZF-R1(輸出仕様車)

 03年ミラノショーでデビューした04年欧州向けモデルです。98年度から欧州で発売の「YZF-R1」は、「リッターマシンを操る楽しさ」と「スーパーコーナリングマシン」としてのキャラクターが市場で絶大な評価を獲得、スーパースポーツの基準モデルとしての地位を築きました。同モデルは00年型で細部を熟成させ、さらに02年型では新フレーム採用、フュエルインジェクション(以下FI)採用などで進化し、スーパースポーツ市場を牽引しました。

 今回登場の新「YZF-R1」は、初代(98モデル)、2代目(00モデル)、3代目(02モデル)と熟成・進化を重ねてきた設計思想をもとに、最新のヤマハ技術を投入して、(1)スタイル、(2)パフォーマンス、(3)コーナリング性能の3要素を高次元で調和させ、「セカンダリーロード最速のビューティフル&エキサイティングスーパースポーツ」を具現化しました。従来の1000ccスーパースポーツの概念を超越した新次元1000ccモデルです。


Fazer、 FZ6(輸出仕様車)

 600ccミドルウエイトスポーツの“走りの爽快感”と“日常ユースでの軽快な機動性”の調和を図った04年欧州向けモデルです。「YZF-R6」直系の600ccFIエンジンを搭載し優れたエンジン特性を達成。ヤマハ独自のCFアルミダイキャスト技術によるメインフレーム採用で大幅な軽量化と斬新なデザイン、高次元な走行性を達成しています。カウル付がFazer、ネイキッドタイプがFZ6となっています。


XT660R(輸出仕様車)

 都市部で一層楽しく走れる走行性能、高速道路を快適に走れる巡航性、斬新なスタイル、環境性能・・・という次代のビッグトレールニーズに応えたモデルです。FI採用ビッグボアSOHC4バルブ単気筒エンジンには、スムーズなバルブ駆動を提供するローラーロッカーアームをヤマハ二輪車として初採用しています。


XT660X(輸出仕様車)

 「XT660R」をベースに欧州を中心に人気のスーパーモタードの世界を再現したモデルです。前輪320・ディスク&4ポットキャリパー、専用アウターチューブ、専用タイヤ設定(前120/70-17&3.50リム、後160/60-17&4.25リム)などの採用によりXTの走りのフィールドを広げました。


XP500 TMAX(輸出仕様車)

 オートマチックながら“モーターサイクル感覚のファンライド”により欧州を中心に人気の「TMAX」がさらにパフォーマンスに磨きをかけました。新たにFI、前後ラジアルタイヤ、フォーク径アップ、前輪ダブルディスク採用などで基本性能、操縦安定性を向上させました。また盗難抑止のイモビライザーやパーキングロックの採用をはじめ、利便性向上、外観品質アップを図っています。



【ワールドプレミア13機種13台】


XG250 Tricker(市販予定車)

 空冷250ccSOHC単気筒エンジンを、前19インチ・後16インチというモトクロッサーYZ85サイズのボディに搭載し、新しい世界を提案するモデルです。スケートボードやBMXなど身体を動かす“Xゲーム”感覚を醸し出し、トライアルを連想させるファンライドにも呼応する性能を備えています。


Tricker Pro(参考出品車)

 「Tricker」をベースにアルミ製タンク、シートカバー&フロントフェンダー等へのカーボンパーツ投入などで大幅な軽量化を施し、さらに本格的なアクションライディングへの期待と可能性を表現したモデルです。


Chivicker(参考出品車)

 「Tricker」のコンセプトを50ccに再現。フリースタイルスポーツの代名詞、BMXのトレンドと50ccスポーツをジョイントさせました。アルミ製のタンクインフレームなどユニークな設計も特徴となっています。


YP250 Grand Majesty(市販予定車)

 新設計DOHC4バルブFIエンジン、新フレーム、前14・後13インチタイヤ採用などで総合性能を高めたGrand Majestyが登場。高性能DiASil(ダイアジル)シリンダーを初採用したほかCFアルミダイキャスト技術を投入したワイドなフレームは、59リットルというシート下の余裕の収納スペース にも寄与。さらにワンランク上の高速安定性、快適性、利便性を実現しました。


Vino、VinoDX(市販予定車)

 ファッションスクーターの代名詞として人気のVinoがさらに可愛いスタイルで登場。環境対応水冷4サイクル3バルブのニューエンジンには、ヤマハ50cc初のメッキシリンダーを採用。優れた環境性能と2サイクル同等レベルの走りを両立させました。


MABRICE(参考出品車)

 「Majesty」をベースに、若さ溢れる“ロー&ロング”のスタイルと高いタンデム性能を両立させたハイブリッドモデルです。メイン駆動は250ccエンジンで後輪を駆動します。前輪のハブインモーターが加速時などのパワーアシストとして働き快適な走行性を提供。また前輪モーターは、駐輪場から出し入れや押し歩き時のアシストにも対応します。


dolsa wind(参考出品車)

 “風に乗ったような不思議な走行感覚”と“楽器を奏でるような優雅な感覚”を融合させた二輪EVの提案モデルです。ゆっくり流れる風を楽しむ乗車ポジションで、操縦者を“音空間”で包みこみ、楽器を楽しむような心地良さを伝えます。“音空間”は、運転操作に呼応した音色をシート下のスピーカーボックスおよびハンドル部内臓スピーカーから奏で、音の空間を作る仕組みとなっています。化石燃料を使うエンジンでは達成できなかった新たな価値“走楽””奏楽”を実現しています。


DIVIDE(参考出品車)

 Passolの技術に基づき“メタルアート・コミューター”をコンセプトとしたモデルです。個性的なボディは新しい価値観を提案します。電動式の折りたたみ機能、たたんだ状態での押し歩き対応設計などの特徴は部屋を飾る“オブジェ”の楽しさも広げます。EVの可能性をアートに提案するモデルです。


Pocke(参考出品車)

 “マルチ機能ミニマムコミューター”を提案するEVです。折りたたみ式ハンドル、アルミ製五角形フレーム、サウンドコンテンツからダウンロードする事により楽しめる操作音設定、収納トランクなどの多機能を、四輪車にも積載可能なミニマムサイズに凝縮しました。960・のショートホイールベース(現行Passol比で-80・)、10インチ前輪タイヤを採用しています。


Passol L(参考出品車)

 「Passol」の基本機能をもとに固定式バッテリーとすることで容量を拡大し、航続距離をアップしたモデルです。充電器の本体装備により100V電源があれば何処でも充電に対応します。Passolの行動範囲をより広げるモデルとなっています。


FC06(参考出品車)

 出力500W級の直接メタノール型燃料電池(DMFC)ユニットを50ccサイズに具現化、Passolベースのモーターを駆動するFCコミューターです。コンパクトな車体に環境対応性能と十分な航続距離を両立させ、近未来のライトビジネスユースを提案します。燃料は取り扱い容易なメタノール水溶液。GPSナビゲーション、カメラによる後方確認機能も備えています。 300WのACアウトレットも備えアウトドアや災害時の電源供給にも対応します。


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