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「モスクワ駐在事務所」の開設について

2003年09月05日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、ロシアでの市場調査活動や製品の普及、ならびにヤマハブランドの認知向上のために、首都であるモスクワ市に「モスクワ駐在事務所」を開設し、その開所式を9月6日(土)に実施します。

 当社は、1980年代の後半、当時のソビエト連邦(ソ連)が自動車産業の近代化のために日本メーカーの高い技術力の求めに対し、日本メーカーの先陣を切って大型二輪車の生産技術を供与しました。
以降、当社には二輪車、船外機、発電機、スノーモビルなどソ連の人々が生活に使う製品が多いことから、スポットで製品を出荷するなどソ連ビジネスの取り組みを開始しました。

 ソ連崩壊以降の1996年、当社はモスクワにある企業2社と代理店契約を結び、その代理店によりモスクワ市内や地方都市にヤマハショールームが設置されました。
また2001年には、社内のロシアビジネスを一本化するため、本社の海外市場開拓事業部内にロシア室を設立し、2002年に代理店を6社まで拡大するとともに、2003年、ロシアと当社をつなぐ役割を担うものとして、モスクワ駐在事務所を開設することとしました。なお駐在事務所は当初5名体制でスタートします。

 主な業務は、ロシアの実情に促した施策立案と提案、ロシアでの市場・商品情報の収集、現地代理店とのコミュニケーション活動、ヤマハブランドの認知向上や人材育成などです。

 ロシアでは、政治・経済が安定化するなか、モスクワ中心部でモーターサイクルやファッショナブルなスクーターに乗る若者が多くなっており、昨年度の総需要は23,000台と推定されています。また数多くの湖や川での釣り需要が高く、ボートの動力となる船外機の総需要も22,000台と推定されています。
その他、春と秋は四輪バギーで狩猟、冬はスノーモビルで雪上ツーリング、夏は水上オートバイなど、欧米型のレジャーも定着しつつあり、その需要も増加傾向にあります。



モスクワ駐在事務所の概要


名 称

Yamaha Motor Co.,Ltd.,Moscow Representative Office

場 所

2, Shabolovka street, Moscow, 117040 Russian Federation

所 長

関 正司

従業員数

5名

開所日

2003年9月6日



ロシアビジネスの経緯


1986年

ソビエト連邦に大型二輪車の開発・生産技術を供与

1991年

ソビエト連邦崩壊

1993年

欧州現地法人がサンクトぺテルスブルグに最初のアンテナショップを設置。
ウラル以西は現地法人、ウラル以東は本社で販売を展開

1996年

欧州現地法人がモスクワの2社を正式代理店としてアポイント
モスクワ市内、及び地方都市にヤマハショールーム設置

2001年

海外市場開拓事業部(OMDO)内にロシア室設立

2002年

6代理店体制にてOMDO・ロシア室でロシア事業を一本化

2003年

首都モスクワに駐在事務所を設置


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