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ヤマハ発動機が米国で無人ビークルによる観測・監視システムを提案

2003年07月09日発表

 ヤマハ発動機株式会社では、7月14日から17日まで、米国メリーランド州バルチモアで開催される無人機や無人車などの展示会「AUVSI(Association for Unmanned Vehicle Systems International)Conference 2003」に、自律航行型無人ヘリコプターを出展します。また、当社のもつ陸・海・空の製品カテゴリーと情報通信技術(テレマティックス)を融合させた、無人観測・監視システムのコンセプトを提案します。

 「AUVSI Conference」は米国で毎年開催されており、主に無人機や無人車などに関わる業界関係者をはじめ、米国政府など公官庁の研究機関、NASAや大学などから数千人の来場者があります。
 本イベントには世界中から無人ビークルメーカーなど約100社が、無人機や無人車、これらに関連する部品や用品を出展します。期間中は展示やテクニカルセッションに加え、バルチモアから南に約200kmの都市、ウェブスターフィールドにおいて無人機の飛行デモンストレーションのイベントがおこなわれるなど、様々な催しが開催されます。
 当社が本イベントに無人ヘリコプターを出展するのは今回が2回目となります。 

 「AUVSI Conference 2003」で、当社は7月14日に約20分間の自律航行型無人ヘリコプターのデモフライトを実施します。また、7月15日から17日まで、当社ブースに自律航行型無人ヘリコプターを展示します。
 今回のデモフライトに使用する自律航行型無人ヘリコプターは、RGBカメラ(可視カメラ)、IRカメラ(赤外線カメラ)、レーザー距離計を統合した監視カメラシステムを搭載し、目標物を確実に捉える事ができるうえ、時速70km以上での完全プログラム航行を可能とするなど、高い探査能力と飛行能力を兼ね備えた機体です。
 また、展示ブースでは、当社のもつ陸(4輪バギー)・海(ボート)・空(無人ヘリコプター)の製品をベースに、ナビゲーションシステム、カメラシステム、無線LANなどのネットワークを融合させた情報通信技術(テレマティックス)を搭載した無人ビークルによる観測・監視システムのコンセプトを提案します。

 今回の無人ビークルを使った新しいコンセプトは、幅広いカテゴリーの製品と制御技術、加えて情報通信などのソフト開発技術を合わせもつ当社ならではの発想で、今後さらに拡大していくユビキタスネットワーク社会における当社の新たなビジネスを具現化させるためのひとつの提案です。




「AUVSI2003」出展の自律型無人ヘリ

 

「陸・海・空 無人ビークル観測・監視システムのイメージ」
○基本コンセプト : 陸・海・空の無人ビークルに搭載した観測・監視システムとテレマティックスによる観測・監視業務の能力アップと効率アップを提案
○活用の事例 : ●災害発生時の観測、被災者の発見 ●国境や沿岸の観測、監視 ●危険地帯での監視作業


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