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国内CMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を7月1日より導入 グループ資金の効率化と連結資金管理の充実

2003年06月30日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、グループ全体の資金の効率化と経営管理の向上を目的に、国内グループ会社に対してCMS(キャッシュ・マネジメント・サービス)を、創立記念日にあたる7月1日(火)より導入します。当初の対象は、ヤマハ発動機販売株式会社、ヤマハマリン株式会社、創輝株式会社、株式会社モリックの4社から開始します。

 なおCMSとは、グループ全体の銀行口座の一元管理やグループ会社への貸付と借入、そして支払代行の機能を持ち、グループ間の決済によりグループ全体の資金管理のレベルアップを狙うサービスのことです。

 今回導入するCMSは、プーリングやネッティングといった機能により国内グループ会社の資金を集中管理し、グループ全体の資金効率を高めるとともに、さらにグループ全体のキャッシュ・フロー管理を高め、連結経営管理のレベルアップを図ることを目的としています。そのためにCMSシステムにより資金の集中配分の結果や資金繰りの予実績を当社と各グループ会社間で相互管理し、当社からグループ会社への貸付枠は、それぞれの会社の経営計画と連動させていきます。

 また、グループ間の債権・債務の相殺機能であるネッティング機能や各グループ会社の支払を代行する機能により、グループ全体の業務効率を高めていきます。
この結果、これまでグループ会社が独自で調達してきた資金約250億円を当社に集中することによって従来からのグループファイナンスを含め年間約1億円の資金コスト削減を図っていきます。

 なお対象会社は、ヤマハ発動機グループ出資で50%を超す国内の子会社35社であり、4社への導入後、12月までに子会社35社全てに導入する計画です。
当社は、昨年4月よりヤマハ発動機グループ一体となって中期経営計画「NEXT50」に取り組んでおり、このたびの国内CMSの導入は、経営課題の一つである「財務体質の強化」の一貫です。また将来的には、既に導入している欧州・米国のCMSと連動させてグローバルなCMSを確立し、国内外のグループ資金の効率化と連結資金管理の一層の充実を図っていきます。

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プーリング

・・・

グループ間の資金移動を自動化し、毎日グループ会社の銀行口座残高
をゼロにする機能のことです。

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ネッティング

・・・

グループ間の決済を相殺する機能のことです。


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