ヤマハでは、1989年より14年間、盲導犬の育成資金を募る『YAMAHA
NICE RIDE 募金』キャンペーンを展開してまいりましたがこのほど昨年(2002年度)分の募金の集計が完了。(財)日本盲導犬協会への募金贈呈セレモニーが3月26日(水)神奈川県横浜市の神奈川訓練センターで行なわれました。この日は、この募金活動を継続して5年目となるヤマハライダーの中野真矢選手(ダンティーン・ヤマハ・チーム)から、同協会常任理事の金井久夫氏へ目録が手渡されました。
|
左から中野選手、日本盲導犬協会・神奈川訓練部の堀江さんとロブ号、金井常任理事 |
2002年度の募金は、全国のオートバイショップ店頭、およびイベント会場での募金活動を集計した98万5902円と、中野選手からの募金額、50万円を合わせ、総額1,485,902円となりました。キャンペーン開始以来14年間の累計額は48,111,448円となっております。
今回は、贈呈式以外に、犬舎の見学、盲導犬ユーザーの野口由紀子さんとの懇談会、また、中野選手が実際に盲導犬での歩行体験をするなど、盲導犬や、ユーザーの方への理解を深めるとともに、親交をはかりました。
中野選手は、「以前にも訓練センター内の見学はさせていただきましたが、歩行体験は今回がはじめて。目をつぶり歩いてみましたが、1本のハーネスと、僕の声だけで的確に導いてくれるのには、本当に感動でした。こういった素晴らしい活動に貢献できて嬉しく思います。今後もこの活動を継続していけるように、今シーズンのレースも頑張ります」と話しました。
また、金井常任理事は「14年間という継続したご支援は、盲導犬の社会認知や、我々の活動強化に活用させていただいています。中野選手をはじめ、ご協力いただいた皆様に本当に感謝しています」と述べられました。
贈呈セレモニー後の懇談会では、盲導犬ユーザー・野口さんと盲導犬バランス号も列席。「信号待ちをしている視覚障害者にとって、バイクの空ぶかしの音が横断歩道を渡る時の判断を鈍らせる原因となる。青信号の時などに、ライダーの方から"渡れますよ"などと声をかけていただけると助かります」という貴重な意見をいただき、列席した中野選手をはじめ、ヤマハとしても、イベント会場などで、視覚障害者に対するライダーズマナーを積極的に呼び掛けていくことを約束しました。
*なお、4月5日・6日、鈴鹿サーキットで開催されるMotoGP第1戦「日本GP」の会場でも、ヤマハブースにて、募金箱を設置いたします。ご協力よろしくお願いいたします。
|