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平成15年3月期・中間決算業績の上方修正について(ご参考)

2002年9月18日発表


 ヤマハ発動機株式会社は、平成15年3月期中間決算の連結業績及び単独業績の予想について、下記の如く上方修正します。

□連結業績について
・連結では、売上高、営業利益、経常利益は過去最高を達成する見込み

 当社は、平成15年3月期中間決算の連結売上高を5,100億円(計画比2.0%増/前年同期比2.3%増)、連結営業利益を360億円(同56.5%増/同66.7%増)、連結経常利益を350億円(同66.7%増/同83.6%増)、連結当期利益を95億円(同5.6%増/同27.5%増)に上方修正します。なお、売上高、営業利益、経常利益は、いずれも過去最高を達成する見込みです。

 売上高の増加は、二輪車事業やマリン事業が期初計画を大幅に上回る見込みによります。
 特に二輪車事業では、アジアは各拠点の体質強化や新機種(ヌーボ)の投入効果等により、インドネシアを中心にアセアン各国の売上伸長、国内は郵政車両や大型スクーター(マジェスティ250)の販売増、また、欧州も大型スポーツモデル(YZF-R1やFZS600等)の販売増が見込まれます。なお、北米は、現地通貨ベースではほぼ計画通りであるものの、円貨では為替換算の影響で計画比減少となる見込みです。
 マリン事業では、国内舟艇は更なる需要減少に伴い売上高は減少するものの、マリンエンジンが環境対応の4ストローク大型船外機(F225等)の受注拡大により大幅な増加を見込んでいます。またATV(四輪バギー車)、ゴルフカー、スノーモビル等の特機事業や、昨年需要が大幅に減少した表面実装機(サーフェスマウンター)等のIM(産業用ロボット)事業は、ほぼ計画通りとなる見込みです。

 利益の増加要因は、二輪車事業、マリン事業、特機事業やIM事業など、ほぼ全ての事業で計画を上回るとともに、開発・製造・購買が一体となったシステムサプライヤー(SyS)体制によるモノづくりのコストダウン効果も徐々に成果として出てくるようになり、営業利益・経常利益はともに計画比・前年同期比で大幅増となる見込みです。
 特に、二輪車事業ではアジア・欧州・国内、マリン事業ではマリンエンジン(船外機)、特機事業ではATV(四輪バギー車)が計画を上回ります。地域別では、ヤマハ発動機単体、米国子会社、欧州子会社、アジア子会社などの利益が計画を上回る見込みです。なお、為替はUSドルで計画比2円の円高(128円)、ユーロで同2円の円安(114円)であり、利益への影響はほとんどありません。


□単独業績について
・単独では、計画比、売上は微増なるものの、利益は大幅に伸長


 当社は、平成15年3月期中間決算の単独売上高2,800億円(計画比3.7%増/前年同期比2.7%増)、単独営業利益を80億円(同45.5%増/同2.7倍)、単独経常利益を70億円(同75.0%増/同11.0%増)、単独当期利益を40億円(同2倍/同2.1倍)に上方修正します。

 売上高の増加要因は、二輪車の完成車輸出やATV(四輪バギー車)に加え、船外機の売上高が、期初計画を上回る見込みによります。
 また、利益の増加は、二輪車事業において、国内外で利益率の高い大型のスポーツモデルや大型スクーターの販売が好調なことが主な要因です。


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