新中期経営計画「NEXT50」の達成に繋がるコア技術 「ヤマハCFアルミダイキャスト技術」の実用化について 次世代のモノづくりに貢献するアルミ環境技術
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ヤマハ発動機株式会社は、環境対応とコスト低減など「次世代のモノづくり」に貢献するアルミ環境技術として、薄肉かつ大物のアルミダイキャスト部品を量産化できる新しい生産技術「ヤマハCFアルミダイキャスト技術」を開発し、このたび、初めて二輪車の車体部品に採用しました。 採用モデルは、9月18日から開催される「インターモト ミュンヘン2002」に出展する2003年スーパースポーツモデル『YZF-R6』であり、この「CFアルミダイキャスト技術」の採用により、操縦安定性、乗り心地の向上、高いデザイン性など、より魅力ある商品へのモデルチェンジが達成されました。なお、この「ヤマハCFアルミダイキャスト技術」は、本年4月に発表した新中期経営計画「NEXT50」の経営課題の一つである「成長戦略の推進」に繋がるコア技術です。 この「ヤマハCFアルミダイキャスト技術」をリヤアームとリヤフレームに採用した「YZF-R6」は従来モデルに比べ、「生産コストの削減」、「設計及びデザインの自由度拡大」において大きな成果を実現できました。 (1)特に、生産コストの削減においては、新技術を採用することで、従来との比較で、大幅な部品点数の削減(リヤフレーム:25→1点、リヤアーム:13→4点)が可能となりました。これに伴い溶接工程および製造人員も大きく減少することとなり、約30%以上の生産コストの低減を達成しました。なお、このコスト削減は、新中期経営計画で示した製造コスト30%削減(新機種)という経営課題を具現化したものです。 当社では、この「ヤマハCFアルミダイキャスト技術」の導入について、二輪車では、「YZF-R6」を手始めにその他のスーパースポーツバイクや大型スクーターにも採用を拡大し、更にスノーモビルや船外機などの幅広い分野の製品に、順次採用していきます。 |