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「第13回全国児童 水辺の風景画コンテスト」 入賞作品決定のご案内

2001年12月06日発表

 (財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団は、11月27日(火)、東京都千代田区の東京国際フォーラムにおいて『第13回全国児童 水辺の風景画コンテスト』の最終審査会を開催し、入賞作品を決定いたしましたので、ここにお知らせいたします。

 平成元年からスタートした本コンテストは、今年、これまでの『浜の風景画コンテスト』から『水辺の風景画コンテスト』と名称を変更し、第13回を迎えました。応募作品数も第1回の1,558点から増え続けて今回は7,433点を数え、13年間で累計71,568点もの作品が寄せられました。また、平成9年からはインターネットのヤマハ発動機のホームページで作品募集を知った海外からの応募もあり、さらに今回はワールドチルドレンズファンド(本部・アメリカ)のご協力も得て、アゼルバイジャン、インドネシア、オランダ、コロンビア、トルコの5ヵ国から計200作品が寄せられました。
 どの作品も、子ども達の視線から見た海や水辺、港の風景が力強く表現されており、われわれ大人も海の大切さや海との関わり方をあらためて考えさせられます。

 審査は、工藤和男画伯((社)創元会理事長、日展会員)を審査委員長とする8名の審査委員、女優でシドニー五輪水泳大会銀メダリストである田島寧子さんなど4名の特別審査委員の審査によって行われました。

 応募作品は、11月19、20日に行われた予備審査会で小学校高学年、小学校低学年、幼児の各部門ごとに約200作品(合計約600作品)に絞られ、最終審査会の1次審査でさらに各60作品に、そして2次審査で各24作品を選出したのち、文部科学大臣奨励賞、国土交通大臣賞、環境大臣賞、水産庁長官賞各1作品、さらに各部門ごとに金賞2作品、銀賞3作品、銅賞3作品、佳作5作品(小学校高学年は4作品となりました)を決定しました。
 各省庁賞選定では、該当省庁の方々にもご参加いただきました。

 その他、本コンテストの後援・協賛団体を代表して審査委員を務めた4名の方々が特別賞各1作品を選定。加藤玲子氏が海外応募作品(小学校)を対象に(社)日本ユネスコ協会連盟賞を、賀陽輝代氏が海外応募作品(幼児)を対象にワールドチルドレンズファンド賞を選びました(審査員の意向により日本の作品も選ばれています)。小学校高学年の部では秦英樹氏が(社)フィッシャリーナ協会会長賞を、土棚毅氏が(社)日本マリーナ・ビーチ協会会長賞、服部善郎氏が小学校低学年の部からジャパンゲームフィッシュ協会会長賞を、そして薄井弘美氏が幼児の部からヤマハ賞を選びました。

 これらの入賞作品は、来春の東京国際ボートショーのヤマハ発動機ブースや全国各地で開催される展示会会場で展示されるほか、インターネットのヤマハ発動機のホームページ(http://www.yamaha-motor.co.jp/)においても紹介し、本コンテストの意義を広くアピールしていきます。



審査委員の講評

工藤和男氏 審査委員長 (社)創元会理事長、日展委員

 「本コンテストも今回で13回目を迎えますが、子供の絵は斬新で心温まる作品が非常に多い。その中でいかに子供らしいか、発想が豊かであるかに着目し、審査を行っています。今年の傾向としては海外の作品が多く、ひとつひとつ絵は発想が豊かで色使いや構想など文化の違いが出ており、日本の子供たちも見習うべき点が多く見られました。情操教育という意味で、いかに子供たちを自然に親しませるかは、これからの日本にとって大切なことになると思います。その点、本コンテストにおけるテーマも水辺であり、子供たちにとって自然の大切さを考える良い機会です。ますますこのコンクールが発展してくればと思います。


秦 英樹氏 (社)フィッシャリーナ協会理事長

 大人の視点では気がつかない主張や今までに見られない新しい視線で描いている作品を優先的に取り上げました。そのような作品は海や水辺に数多く出かけることで初めて生まれるのであり、そこから子供の新しい視点や題材の発見、発想も育つのだと思います。多くの子供たちに自然の資産が集結している水辺へ足を運んでもらい、環境への意識を高めてほしいと希望します。その意味で本コンテストにこれからも期待しています。


土棚 毅氏 (社)日本マリーナ・ビーチ協会常務理事

 今回初めて参加させていただきました。出来るだけ子供の眼で、また自分がむかし目にしたものを基準に審査しました。私の子供の頃は海・水辺というと海水浴やヨットというイメージが強かったのですが、ここにある作品は漁業や魚を描いたものも多く、子供たちの興味を実感できてとても印象的でした。


加藤玲子氏 (社)日本ユネスコ協会連盟理事

 日本ユネスコ協会連盟賞に選んだ作品は、素材をよく生かして緻密に描いていると思いました。あの中にはきっと、描いた児童自身の物語が込められているのだろうと感じました。応募作品全体に言えるのは、大人になっては見逃してしまう水辺の視点が描かれ、改めて自分が忘れていた大事なものを気づかされることが多く、とても印象的でした。


服部善郎氏
 (社)海洋レクリエーション協会/ジャパンゲームフィッシュ協会名誉会員

 今年は絵に動きのある作品が多く見られました。それともうひとつの特徴は、一点を深く捉えた作品が多かったということです。年々海外の作品が増えてきましたが、回数を重ねるごとに日本の子供たちも色彩感覚が豊かになっていることを実感しました。


賀陽輝代氏 ワールドチルドレンズファンド日本代表

 ワールドチルドレンズファンドは「世界中で苦しんでいる子供たちのために」という活動をしていますので、とにかく明るい表情と、明るい色使いに注目して作品を選びました。


田島寧子さん ゲスト審査委員 女優/シドニー五輪水泳銀メダリスト

 このような審査をするのは初めてなのですが、今回は目が引きつけられるような新鮮な視点、見て思わず笑顔になってしまったもの、この2点を基準に選びました。応募の作品は、全体的に色彩が鮮やかで身の周りのことがよく伝えられているのが印象的でした。今後もできるだけ多くの子供たちが応募することを期待したいです。


渡辺千晶さん ゲスト審査委員 水泳世界選手権福岡2001シンクロナイズドスイミング団体2位

 幼児部門では感性をありのままに描いている作品が多く、斬新な印象を受けました。また低学年になると徐々に技術が加えられ、高学年ではそれが増していくのが明らかにわかります。私たちもシンクロ競技では、まず感性を失わずに、それに技術を加えていきますが、共通のプロセスを見ることができ勉強になりました。


イムティアズ・アハマド氏 ゲスト審査員 パキスタン大使館一等書記官

 今回のコンテストにパキスタンの児童の絵を出展する予定でしたが、9月11日を境に本国から送る手だてが無くなってしまい、大変に残念です。今後もこのような活動を続け、来年はぜひ参加できるよう最大限の努力をしていきたいと思います。


トゥンジャ・オズチュハダル氏 ゲスト審査員 トルコ大使館二等書記官

 トルコから大変多くの作品が出展でき、嬉しく思っています。また、このような文化的な活動を通して子供たちが世界の平和と安全を更に理解できるようにと願い、トルコ大使館の一員としてこれからも本コンテストに協力していきたいと思います。


薄井弘美氏 ヤマハ発動機株式会社東京事務所所長

 応募作品の中からインパクトのあるものを中心に選びました。私どもは大人の視点からボート等の開発をしていますが、応募作品を審査してみて、やはり遊び心が重要であるし、大人・子供あるいは家族など、それぞれの視点から商品開発をすることが必要と実感しました。また本コンクールは小学生までですが、この年代以上の方々の作品もぜひ見てみたいと興味が湧きました。


江口秀人 (財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団会長

 毎回のことではありますが、私はこの催しを本当に心待ちにしております。子供たちの作品に接すると、子供たちの持っている心や想い、エネルギーをもらったような気がして、審査が終わった後に非常にさわやかな気持ちになっています。今後も会の運営と告知を広げ、皆様に喜んでいただけるようなコンクールにしたいと思います。今後ともご声援をよろしくお願いいたします。


■第13回全国児童 水辺の風景画コンテスト 入賞者一覧(敬称略)

●文部科学大臣奨励賞

●国土交通大臣賞

「僕、海の中で泳げたよ」

「海王丸」

「僕、海の中で泳げたよ」 「海王丸」

大平 伊織 (おおひら・いおり)

香川県仲多度郡多度津町

多聞院保育所

3歳

北川 嘉野 (きたがわ・かの)

富山県滑川市辰野

寺家小学校

6年

 

●環境大臣賞

●水産庁長官賞

「Activities in our beach and sea」

「はたらくうみ」

「Activities in our beach and sea」 「はたらくうみ」

フェリシア・アベリン・ヨハンナ

インドネシア

9歳

伊藤 徹 (いとう・とおる)

三重県桑名郡長島町西外面

長島中部幼稚園

6歳


小学校高学年(4~6年生)の部・入賞者

●金賞

氏名

ナルミナ・ベリイェヴァ

作品名

「The thought of an oil industry worker」

住所

アゼルバイジャン

学年

12歳

性別

氏名

赤木佐知子(あかぎ・さちこ)

作品名

「おじいちゃんは今日もカツオと決闘」

住所

岡山県岡山市津島福居

所属団体名

岡山市立津島小学校

学年

5年

性別

●銀賞

氏名

藤井亜耶(ふじい・あや)

作品名

「大漁」

住所

高知県高知市比島町

所属団体名

高知市立江陽小学校

学年

5年

性別

氏名

保岡俊克(やすおか・としかつ)

作品名

「波」

住所

徳島県阿南市津乃峰町東分

所属団体名

津乃峰小学校

学年

5年

性別

氏名

濱崎カレン(はまさき・かれん)

作品名

「夕焼空の漁師」

住所

福岡県大野城市東大利

所属団体名

大野城市立下大利小学校

学年

6年

性別

●銅賞

氏名

鈴木唯佳乃(すずき・ゆかの)

作品名

「地びき網をやったよ」

住所

静岡県富士市中里

所属団体名

富士市立須津小学校

学年

6年

性別

氏名

中土井亮(なかどい・りょう)

作品名

「海で働く人」

住所

兵庫県津名郡一宮町南

所属団体名

一宮町立山田小学校

学年

4年

性別

氏名

浜元浩実(はまもと・ひろみ)

作品名

「大きなタコを見つけたぞ」

住所

熊本県牛深市深海町

所属団体名

牛深市立深海小学校

学年

4年

性別

●佳作

氏名

細谷めぐみ(ほそや・めぐみ)

作品名

「海辺、水鳥魚取る」

住所

千葉県船橋市南三咲

所属団体名

船橋市立金杉小学校

学年

5年

性別

氏名

ジェラー・アルトゥンタッシュ

作品名

「(無題)」

住所

トルコ

学年

12歳

性別

氏名

橋本彩花(はしもと・あやか)

作品名

「海に集う仲間たち」

住所

徳島県鳴門市北灘町大浦東浦

所属団体名

鳴門市立北灘東小学校

学年

6年

性別

氏名

ジョン・ハロ・ロペス・ゴンザレス

作品名

「La belleza dentro del oceano」

住所

コロンビア

学年

12歳

性別

●フィッシャリーナ協会会長賞

氏名

古賀千尋(こが・ちひろ)

作品名

「たかんだの港」

住所

兵庫県飾磨郡家島町坊勢

所属団体名

家島町立坊勢小学校

学年

4年

性別

●日本マリーナ・ビーチ協会会長賞

氏名

吹野佑太(ふきの・ゆうた)

作品名

「楽しい海」

住所

鳥取県西伯郡西伯町法勝寺

所属団体名

西伯町立西伯小学校

学年

4年

性別


小学校低学年(1~3年生)の部・入賞者

●金賞

氏名

森光春日(もりみつ・かすが)

作品名

「きれいな水はきもちいい」

住所

高知県高知市中万々

所属団体名

高知市立初月小学校

学年

3年

性別

氏名

ファディール・アマド・カマル

作品名

「Diving in the beautiful ocean」

住所

インドネシア

学年

3年

性別

●銀賞

氏名

福島杏奈(ふくしま・あんな)

作品名

「舞い上がれトビウオ」

住所

岡山県岡山市西崎

所属団体名

ノートルダム清心女子大学
附属小学校

学年

1年

性別

氏名

小根森有紗(こねもり・ありさ)

作品名

「つれたつれた」

住所

山口県徳山市扇町

所属団体名

徳山市立秋月小学校

学年

3年

性別

氏名

若林桂汰(わかばやし・けいた)

作品名

「プールおさめでたくさん貝をひろったよ」

住所

静岡県清水市万世町

所属団体名

清水市立浜田小学校

学年

2年

性別

●銅賞

氏名

田中志歩(たなか・しほ)

作品名

「かにとりをしたよ」

住所

熊本県本渡市浄南町

所属団体名

本渡市立本渡南小学校

学年

2年

性別

氏名

稲荷祐太(いなり・ゆうた)

作品名

「漁師さん」

住所

愛媛県松山市高砂町

所属団体名

松山市立清水小学校

学年

3年

性別

氏名

ゴクシェ・ギャン-ヒラル

作品名

「Girl of the side」

住所

トルコ

学年

7歳

性別

●佳作

氏名

長谷川陽祐(はせがわ・ようすけ)

作品名

「ステキなお魚たくさんだ」

住所

香川県丸亀市西本町

所属団体名

城乾小学校

学年

2年

性別

氏名

城直人(じょう・なおと)

作品名

「ならんですいすい」

住所

福岡県大野城市東大利

所属団体名

大野城市立下大利小学校

学年

3年

性別

氏名

松本茉里香(まつもと・まりか)

作品名

「海は魚いっぱい」

住所

愛媛県松山市上野町

所属団体名

松山市立荏原小学校

学年

2年

性別

氏名

カニタ・カマラニ

作品名

「The fish has a little baby」

住所

インドネシア

学年

1年

性別

氏名

シェナール・イディル

作品名

「(無題)」

住所

トルコ

学年

7歳

性別

●ジャパンゲームフィッシュ協会会長賞

氏名

ガックハン・デミル

作品名

「Beauty of the water」

住所

トルコ

学年

12歳

性別


幼児(小学生未満)の部・入賞者

●金賞

氏名

高橋樹生(たかはし・たつき)

作品名

「ふなたび」

住所

神奈川県相模原市麻溝台

所属団体名

相模ひかり幼稚園

年齢

6歳

性別

氏名

水野真菜(みずの・まな)

作品名

「波にぷかぷか」

住所

岡山県岡山市いずみ町

所属団体名

聖園マリア幼稚園

年齢

4歳

性別

●銀賞

氏名

入江隆輝(いりえ・りゅうき)

作品名

「クジラと僕」

住所

香川県仲多度郡多度津町東白市

所属団体名

白方幼稚園

年齢

3歳

性別

氏名

成清光希(なりきよ・みつき)

作品名

「たのしかったうみ」

住所

福岡県大牟田市中町

所属団体名

中町保育園

年齢

6歳

性別

氏名

松島拓馬(まつしま・たくま)

作品名

「いるかとおともだち」

住所

長崎県南高来郡小浜町飛子上方

所属団体名

飛子保育園

年齢

6歳

性別

●銅賞

氏名

石川龍之介(いしかわ・りゅうのすけ)

作品名

「大きなさかな」

住所

鹿児島県西之表市下石寺

所属団体名

基督幼稚園

年齢

3歳

性別

氏名

小笠原光加(おがさわら・みつか)

作品名

「海の中は美しい魚がいっぱい」

住所

千葉県船橋市緑台

所属団体名

みどり台幼稚園

年齢

5歳

性別

氏名

脇田歩(わきた・あゆみ)

作品名

「くじらとあそぶ」

住所

和歌山県伊都郡高野口町名倉

所属団体名

高野口幼稚園

年齢

5歳

性別

●佳作

氏名

丸山葵(まるやま・あおい)

作品名

「さかなたちの世界」

住所

千葉県市川市中国分

所属団体名

本源寺幼稚園

年齢

5歳

性別

氏名

臼間夕海(うすま・ゆうみ)

作品名

「プールへ行ったよ」

住所

静岡県富士市岩本

所属団体名

富士宮聖母幼稚園

年齢

6歳

性別

氏名

宮本寛人(みやもと・ひろと)

作品名

「みんなでボートに乗ったよ」

住所

香川県三豊郡詫間町生里

所属団体名

のぞみ保育園

年齢

5歳

性別

氏名

カルデレン・カラギョース

作品名

「Beauty of the water」

住所

トルコ

年齢

6歳

性別

氏名

大森麻衣(おおもり・まい)

作品名

「海へ行ったよ」

住所

愛媛県伊予郡松前町南黒田

所属団体名

私立木の実幼稚園

年齢

6歳

性別

●ヤマハ賞

氏名

伊藤優(いとう・まさる)

作品名

「たのしいうみ」

住所

三重県桑名郡長島町西外面

所属団体名

長島中部幼稚園

年齢

6歳

性別


海外特別賞

小学生・入賞者

●日本ユネスコ協会連盟賞

氏名

ヤモール・アウフ

作品名

「Natures」

住所

トルコ

学年

12歳

性別

幼児・入賞者

●ワールドチルドレンズファンド賞

氏名

宮本紗英(みやもと・さえ)

作品名

「だいすきなプールあそび」

住所

宮崎県宮崎市大塚町乱橋

所属団体名

生目台幼稚園

年齢

4歳

性別


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