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ヤマハ熊本プロダクツ(株)の工場増設と八代港からの輸出拡大について

2001年11月15日発表

 ヤマハ発動機株式会社の船外機製造子会社、ヤマハ熊本プロダクツ株式会社(代表者:佐藤 晋彌/所在地:熊本県八代市)は、本日熊本県および八代市と工場増設についての協定を締結しました。締結の内容は、船外機部品の生産拡大及び、船外機用アルミプロペラの生産に伴う工場増設に関するものです。また、このたび八代港からの船外機輸出を拡大いたします。

 ヤマハ熊本プロダクツは、2ストロークの中・小型ヤマハ船外機の主力生産工場として、2000年9月より、鋳造から加工、塗装、組立など最新の設備を備えたフレキシブルで生産性の高い一貫工場として稼動しています。このたびの協定締結は、新たに12月より計画している70馬力までの船外機部品の生産に伴う、工場の増設に関する内容です。

 また、ヤマハ船外機用のアルミプロペラは従来、部品として外部より購入してきましたが、今後すべてヤマハ熊本プロダクツで生産いたします。これにより、プロペラを含めた基幹パーツはすべて鋳造からの一貫生産となり、さらなる収益力の向上を図ります。ヤマハ熊本プロダクツでは年間約40万個のアルミプロペラを生産する計画です。

 ヤマハ熊本プロダクツにて生産した船外機の輸出は、これまで北米向けを除くほとんどを静岡県清水港から世界各国に輸出しています。このたび荷揚げ場所を含めた輸出ルートの開拓を終えたことから、物流コストの削減と市場へのスピーディーな出荷を目的として、八代港からの輸出を拡大し、これまでの北米向けの数百台/月に加え、新たに東南アジア向け輸出を2001年11月より開始いたしました。今後さらに仕向け地を拡大し、八代港からの輸出を増やしていく計画です。

 世界の船外機総需要は約80万台で推移していますが、米国及び世界市場での経済低迷により、今後は若干の減少を予測しています。こうした中、ヤマハ船外機は、4ストロークのラインナップ拡充、2ストロークにヤマハ独自の直噴システム「HPDI」を搭載するなど環境対応エンジンの充実により米国向けを中心に伸長しています。また、中南米や東南アジア、アフリカでは水上交通や漁業など、業務中心の市場では、構造がシンプルでパワフルな2ストローク船外機が強く要望されています。

 今回の部品生産拡大と八代港からの輸出拡大で、ヤマハ熊本プロダクツはヤマハ2ストローク中型・小型船外機の主力工場として今後も多様化する市場のニーズに迅速に対応し、さらなるお客様満足度の向上を図ってまいります。



ヤマハ熊本プロダクツ株式会社の概要


社   名

ヤマハ熊本プロダクツ株式会社

所 在 地

熊本県八代市新港町4丁目8番地

代表者名

佐藤 晋彌

 

設   立

1998年11月27日

 

資 本 金

4億9000万円

 

出資比率

ヤマハ発動機株式会社

51%

 

 

三信工業株式会社

49%

敷地面積

約 162,434m2

 

建物面積

約 31,381m2

 

従業員数

300 人

 

事業内容

船外機の製造

 

売 上 高

2000年度 

約 74億円

 

 

2001年度見通し

約110億円

 

 

2002年度計画 

約130億円


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