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MC事業本部の組織変更と人事異動について 「システム・サプライヤー体制」の構築により、モノづくり改革を促進

2001年09月28日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、平成13年10月1日付けにて、二輪車事業の国際競争力強化を目的に、モノづくり改革を中心としたMC事業本部の組織変更と人事異動を実施します。特徴は、MC事業本部のGEMセンターの体制をさらに改革し、開発・製造・調達の各組織を二輪車部品のシステム(ユニット)別に括り直すことで、自ら、各部品システムを開発・製造・調達できる「システム・サプライヤー体制」(以下、System Supplier体制)に変革した事です。

 狙いは、モノづくりにおける組織の壁を取り払い、部品システムのモノづくりのプロセスを変革・同期化させるとともに、他の部品メーカーとの競争原理も導入し、品質向上、開発リードタイムの短縮、コストの30%削減を目的としています。さらに、各System Supplier体制は、海外に展開している二輪車工場の育成・指導も主な役割とします。



システム・サプライヤー体制の特徴

(1)モノづくり単位を、現在の「部品単位・工程別」から、部品システムまで引上げます。
(2)モノづくり体制を、現在の部品群毎の生産から、一貫工程の体制に変革。
(3)部品群毎の生産工場を、部品システム別のSystem Supplier体制に分割・再編成。
(4)System Supplier体制は、製造機能に加え、新たに開発・調達の機能を持ち、部品システムを開発・生産する自律的なコンポーネント運営体制を目指します。



組織変更の主な内容

(1)GEMセンターGSystem Supplier統括部内の6工場、および鋳造事業部内の3工場を分割・再編成し、9つのSystem Supplier体制に移行します。なお、この改革に伴い、従来の工場単位の工場長制は廃止し、新たにシステムサプライヤーの体制に基づいたSystem Supplier長を置きます。
  *GSystem Supplier統括部内の6工場
   浜北工場・早出工場・森町工場・中瀬工場・磐田第5工場・磐田第6工場
  *鋳造事業部内の3工場
   磐田第2工場・磐田第3工場・磐田第4工場
  *9つのシステム・サプライヤー(System Supplier)体制
   エンジン系 :エンジンSystem Supplier、第1System Supplier、第2System Supplier、第3System Supplier、第4System Supplier
   車体系:タンクSystem Supplier、エキゾーストSystem Supplier、シャーシSystem Supplier、外装System Supplier

(2)プロダクト統括部のエンジン開発室をエンジンSystem Supplierに、また、第1~第5のPM室・車体開発の一部機能を車体系System Supplierに、それぞれ移管します。

(3)鋳造事業部は発展的に解消し、その機能をGSystem Supplier統括部に取り込みます。

(4)GSystem Supplier統括部においては、GSystem Supplier推進室を発展的に解消するとともに、鋳造業務室を新設。

(5)SCMセンターは、北米事業における市場競争力と収益力を強化するために、日米欧統括室を日欧統括室と北米統括室に分離します。



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