ヤマハ発動機株式会社の電装部品製造子会社である「株式会社モリック」(所在地:静岡県周智郡森町、社長:野村
和彦、以下モリック)は、このたび、インドネシアに、電装部品を製造・販売する新会社を設立しました。新会社は、当社のインドネシアの二輪車製造会社である「ヤマハ
インドネシア モーター製造株式会社(略称:YIMM)」(所在地:ジャカルタ市郊外、社長:金森
隆)内の電装部品関連の工場及び設備を活用し、モリックの子会社として独立します。新会社は、本年7月にインドネシア政府より設立認可を取得、8月に会社登録証の発行を受け、2002年1月より操業を開始する予定です。
新会社の名称は「モリック インドネシア株式会社(PT.MORIC INDONESIA)」であり、事業内容は、主として点火系部品、始動系部品、灯火器及び信号系部品の製造・販売です。資本金は500万USドルで、出資はモリックが80%、また当社の子会社であり、アセアン地域の当社製造拠点へのファイナンスや三国間輸出を支援する機能をもつ「ヤマハモーター
アジア株式会社(略称:YMAP)」(所在地:シンガポール、社長:石田 吉機)が20%出資します。
新会社は、今後、モリックの子会社として技術移転を進め、自製化推進とコストダウンに取り組むための新たな設備投資も計画しています。また、従業員は500名規模でスタートし、初年度(2002年)の売上計画は、約42億円を予定しています。なお、製品の販売納入先は、当初YIMMを主とし、今後はインドネシアをはじめとするアセアン域内の他の二輪車メーカーへも販売を拡大していきます。また、将来的には欧州へも販売していく予定です。
昨年のインドネシアの二輪車総需要は約100万台であり、97年の通貨危機以降は回復基調にあります。しかし、近年では中国製二輪車の参入で、価格競争に激しさが増しています。このような市場環境のもと、当社は、二輪車事業の市場競争力強化を図る一環として、YIMMの電装部品工場を独立専業化し、また、モリックでは、中長期的にグローバルな競争力向上を図るために、当該新会社を、アセアン域内で重要な役割を担う拠点と位置づけ、電装部品事業の拡大を目指して参ります。なお、モリックとして、アジアにおける製造拠点の設立は、台湾、中国に続き、3社目となります。
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新会社の概要 |
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社 名 |
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「モリック インドネシア株式会社」(日本文)
「PT. MORIC INDONESIA」(英文) |
所在地 |
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インドネシア ジャカルタ市郊外プロガドン地区 |
設立年月 |
: |
2001年7月 |
社 長 |
: |
松下 光雄(まつした みつお) (現モリック取締役) |
資本金 |
: |
US$5,000,000 |
出資比率 |
: |
株式会社モリック |
80% |
ヤマハ モーター アジア株式会社 |
20% |
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従業員 |
: |
500名(計画) |
事業内容 |
: |
二輪車用電装部品の製造及び販売 |
売 上 |
: |
2002年度 約42億円、2006年度 約52億円(計画) |
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株式会社モリックの概要 |
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社 名 |
: |
「株式会社モリック」(日本文)
「MORIC CO., LTD.」(英文) |
所在地 |
: |
静岡県周智郡森町(しゅうちぐん もりまち) |
設立年月 |
: |
1973年11月 |
社 長 |
: |
野村 和彦(のむら かずひこ) |
資本金 |
: |
272,580千円 |
出資比率 |
: |
ヤマハ発動機株式会社 |
97.2% |
三信工業株式会社 |
2.8% |
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従業員 |
: |
520名(2001年3月末時点) |
事業内容 |
: |
電装部品および産業用電子部品の開発、製造及び販売 |
売 上 |
: |
164億円(2001年3月期実績) |
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