また同日、今春新発売の電磁誘導式5人乗り電動ゴルフカー「ターフライナーエレキ G17-E」をラインオフしました。このモデルは、ゴルフカー世界初の直流72ボルト仕様モーターが搭載され、エンジン車同等以上の走行性、排ガスの出ないクリーンな走行性、静粛性などが特色で、今後の主力製品として注目されるモデルです。
現在ヤマハ「ゴルフカー」は、国内及び米国の2工場で生産されています。国内ではヤマハ発動機の関連会社、創輝株式会社(静岡県掛川市・櫻本勝彦社長)の掛川工場、米国では米国子会社のYMMC(Yamaha
Motor Manufacturing Corporation of America)のアトランタ工場です。掛川工場からは'00年実績で約8,000台、アトランタ工場からは約40,000台が出荷されました。
国内には現在、約2,300ヵ所のゴルフ場がありますが、ゴルフカー保有台数は約154,000台、年間総需要は約14,000台で推移しています。ヤマハは、時代の変化とゴルフ場業界のニーズに常に応え、2人乗りタイプ、キャディ立ち乗りタイプ、4人乗りタイプ、5人乗りタイプ、電磁誘導タイプ、電動タイプなど、多彩なモデル群により、国内シェア約57%を確保しています。
なお、1901年(明治34年)神戸の六甲山上に造成された4ホールのゴルフ場が日本で最初に誕生したゴルフ場で、今年は日本にゴルフ場が誕生して100年となります。
一方米国は、現在約16,000ヵ所のゴルフ場があります。キャディを伴ったアマチュアのプレイがPGAで禁止された背景もあり、保有台数は約80万台と推定され、ほとんどのゴルフ場にゴルフカーが導入されているという"ゴルフカー王国"です。
1988年に創業を開始したYMMCアトランタ工場では、当初100%CKD生産でしたが、現在は部品現地調達率65%以上で稼動しています。アトランタ工場での生産は昨'00年実績で約40,000台。出荷先は北米90%、オーストラリア・東南アジア・欧州などへの輸出が10%となっています。
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