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ヤマハ熊本プロダクツ株式会社においての船外機ラインオフについて

2000年09月07日発表

 ヤマハ発動機株式会社の船外機製造販売子会社、ヤマハ熊本プロダクツ株式会社(熊本県八代市:佐藤晋彌社長)では、2000年9月7日、ヤマハ船外機をラインオフしました。これまで、ヤマハ船外機は国内の三信工業株式会社(静岡県浜松市:大野博司社長)とヨーロッパのMBKインダストリー社(フランス・サンカンタン市:安藤輝行社長)で生産してきました。この度のヤマハ熊本プロダクツでの船外機完成品出荷で、ヤマハ船外機の生産は国内2社、欧州1社の三工場体制となります。

ヤマハ熊本プロダクツ(株)

2ストローク船外機「40X」



 ヤマハ熊本プロダクツでは、1998年11月の会社設立以来、船外機の機能部品の鋳造、機械加工、塗装などを行い、部品として三信工業に出荷してきました。このほど生産ラインが完成し、2馬力から55馬力の2ストローク船外機を、初年度は約4万台を生産します。工場は鋳造から加工、塗装、組立など最新の設備を備えたフレキシブルで生産性の高い一貫工場です。2年後の2002年には年間10万台の生産を目指し、三信工業、MBKを合わせた3工場で、約30万台の出荷を計画しています。

 世界の船外機総需要は約80万台で推移しており、今後も先進国を中心に微増すると予測しています。現在の船外機の生産台数は年間約27万台で、4ストロークのラインナップ拡充、2ストロークにヤマハ独自の直噴システム「HPDI」を搭載するなど環境対応エンジンの充実により米国向けを中心に伸長しています。一方、中南米や東南アジア、アフリカでは水上交通や漁業など、業務中心の市場では、構造がシンプルでパワフルな2ストローク船外機が強く要望されています。

 今回の三工場体制により、三信工業では大型2&4ストローク船外機を、ヤマハ熊本プロダクツでは2ストローク小型、中型船外機を、MBKインダストリー社では小型4ストローク船外機を主に生産し、世界中の市場ニーズに迅速に対応し、さらなるお客様満足度の向上を図って参ります。



ヤマハ熊本プロダクツ株式会社の概要


社 名

ヤマハ熊本プロダクツ株式会社

所 在 地

熊本県八代市新港町4丁目8番地

代表者名

佐藤 晋彌

設 立

1998年11月27日

資 本 金

4億9000万円

出資比率

ヤマハ発動機株式会社 51% 三信工業株式会社 49%

敷地面積

約162,434m2

建物面積

約31,381m2

従業員数

約300 人

事業内容

船外機の製造

生産規模

1999年度実績 船外機部品売上高 約20億円

 

 

2002年度 船外機売上高 約110億円


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