当社の船外機はヤマハ発動機グループの三信工業株式会社(静岡県浜松市 土井 進社長)と、MBKインダストリー社(フランス サンカンタン市 安藤 輝行社長)で生産しており、年間の生産規模は約25万台です。現在2ストローク船外機は2馬力から250馬力まで、4ストローク船外機では4馬力から115馬力までを生産しており、世界180ヶ国・地域のユーザーに製品を提供し、漁業の近代化やマリンレジャーの普及に貢献しています。
三信工業(株)は1995年に、優秀な生産工場に送られるTPM賞(主催:社団法人日本プラントメンテナンス協会)を受賞しました。また、1997年4月にISO
9002を、2000年3月には、ISO 14001を取得しました。
世界の船外機総需要は約80万台の規模で推移しており、今後も先進国を中心に微増するものと予測しています。船外機は船の船尾部分に取り付け、推進力を得るため、軽量・コンパクト・高出力が要求されるエンジンです。当社では、当社の持つ小型エンジン技術を投入し、市場ニーズに合致する商品を開発・生産・販売、加えて世界中にサービス体制を整え、お客様の期待に応えてきました。
ヤマハ船外機は、これまでの2ストロークに加え、4ストロークのラインナップ拡充、2ストロークにヤマハ独自の直噴システム「HPDI」を搭載するなど環境対応エンジンの充実により、米国向けを中心に伸長しています。今後もお客様のニーズに応え、2ストロークと4ストロークの両面で開発をすすめていきます。 |