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インドの二輪車製造合弁会社への出資拡大について ヤマハ発動機(株)が2000年6月1日より経営全般を主導

2000年04月25日発表

 ヤマハ発動機株式会社とインドの合弁相手先であるエスコーツ社(代表者:ラジャン・ナンダ/所在地:ニューデリー市郊外ファリダバッド)は、このたび、インドの二輪車製造・販売の合弁会社である「エスコーツ ヤマハ モーター 株式会社(略称:EYML)」に対するヤマハ発動機(株)の出資比率を、現在の50%から74%に引き上げる契約書に調印しました。
これに伴い、当社は、2000年6月1日より、合弁会社の製造・販売・技術・管理にわたる経営全般を主導します。




 出資比率の引き上げは、EYMLの株式の50%を所有するエスコーツ社が、当社にその一部を譲渡する形で行われ、資本金は従来と同じ2.7億ルピー(約6.8億円)、当社とエスコーツ社の出資比率は、それぞれ74%と26%になります。 また、出資比率の引き上げに伴い、社名を「ヤマハモーター エスコーツ株式会社(略称:YMEL)」に改称するとともに、グローバルに展開してきた当社の製造・販売・技術の関連ノウハウをYMELの経営に充分活かし、インド市場及び輸出における市場競争力を更に強化します。

 また、このたびの新体制下における生産計画は、これまで主力であった2サイクルモデルに加え、4サイクルモデルのラインナップを強化・拡充することで、初年度(2000年度)を前年比20%アップの約30万台、3年後には年産約44万台の二輪車の製造・販売を行ないます。

 当社では、1985年にエスコーツ社と技術援助契約を締結してヤマハブランドの二輪車の現地製造を開始し、その後、1995年に同社と各50%出資の合弁契約を締結してEYMLを設立しインド市場での製造販売活動を行なってきました。
 現在、インドの二輪車需要は約380万台の世界第2位の二輪車市場であり、2003年には440万台まで更に拡大が見込まれています。当社は、この度の出資比率引き上げにより、拡大しているインドの二輪車市場に対し、市場ニーズにより合致した二輪車の開発・生産・販売を迅速化させるとともに、海外市場への輸出生産拠点としても引き続き育成し、世界の二輪車市場の需要拡大につなげて参ります。



新体制の合弁会社の概要


社 名

YAMAHA MOTOR ESCORTS LIMITED(英文)
ヤマハモーター エスコーツ 株式会社 (日本文)

所在地

インド・ニューデリー市郊外(ファリダバッド)

設立年月

1995年11月

代表者名

菅沼 忠義(すがぬま ただよし)
(現 EYMLジョイント・マネイジング゙・ディレクター)

資本金

2.7億ルピー(約6.8億円)

出資比率

(日 本 側 ) ヤマハ発動機株式会社 

74%

(インド側 ) ESCORTS LIMITED 

26%

従業員数

約3,400人

土地面積

404,182m2

建物面積

111,446m2

事業内容

二輪車の製造・販売

売上規模

2000年度 :

30万台 (約234億円)

2003年度 :

44万台 (約373億円)



エスコーツ社の概要


会社名 

ESCORTS LIMITED

所在地

インド・ニューデリー市郊外(ファリダバッド)

創立年 

1944年

代表者名

MR.RAJAN NANDA(ラジャン・ナンダ)

資本金 

7億2230万ルピー(約18億円)

従業員数 

22、000人

事業内容

トラクター等の農業機械、建設機械、電信設備、携帯
電話等の製造販売

売上規模

1998年度実績 /110億ルピー(約275億円)

※ 1ルピー=2.5円で換算しています。


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