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盲導犬の育成を支援する Y.E.S.S.NICE RIDE 募金キャンペーン「募金贈呈式」を開催

2000年03月30日発表



 ヤマハ発動機(株)、ヤマハ発動機販売(株)と販売店(Y.E.S.S.ショップ)、そして会員(スタッフ)が一体となってモーターサイクルの楽しさを広げる全国組織「Y.E.S.S.(ヤマハ・アースリー・スポーツ・システム)」では、'89年より盲導犬の育成資金を募る『Y.E.S.S. NICE RIDE 基金』キャンペーンを展開していますが、このほど昨年(99年度)分の募金集計が完了し、 3月23日(木)、神奈川県横浜市の(財)日本盲導犬協会神奈川訓練センターにて募金贈呈式を実施しました。

 99年度の募金額は、店頭およびイベント会場でのノベルティグッズ収益の一部を加えた、130万2149円で、これによりキャンペーン開始以来11年間の累計額は4,342万269円となりました。この日はヤマハ発動機販売(株)モーターサイクル営業本部営業部長 守屋俊博から、(財)日本盲導犬協会の久堀三紀也常務理事へ目録が手渡されました。

 守屋俊博は「長きにわたって継続的に続けてこられたのも、お客様や販売店、日本盲導犬協会のみなさまのほか、関係各位のご理解と暖かいご支援のおかげと感謝しております。我々の活動が多くの方々によって支えられていることを改めて実感できました」と挨拶。久堀三紀也 常務理事は「盲導犬を必要としている人は、まだまだたくさんいらっしゃいます。今後ともY.E.S.S.の変わらぬご支援をお願いするとともに、これまで以上に盲導犬育成支援が社会的にも広まっていくことを期待しております」と感謝の言葉を述べ、感謝状を贈られました。

 贈呈式当日は、二人の盲導犬使用者も列席しました。「盲導犬と生活するようになってからは、外出することが楽しくなりました。みなさんの寄付によって盲導犬が育成されていることをとても感謝しております」(石塚幸子さん・ベルタ号)、「私たちの大切なパートナーである盲導犬は、とてもたくさんの人たちによって支えられています。皆様からのあたたかいご支援、ご協力にとても感謝しています」(清水暁子さん・ラビー号)と話されました。



ご参考

"目の不自由な方に盲導犬を贈ろう!"
Y.E.S.S. NICE RIDE 募金キャンペーンについて

 

 Y.E.S.S.では1989年より盲導犬の育成資金を募る社会貢献活動として「Y.E.S.S. NICE RIDE基金」キャンペーンを展開しています。
 キャンペーンがスタートした当初、盲導犬先進国である欧米諸国と比較して、国内の盲導犬普及環境は大きく立ち遅れていました。盲導犬に関する社会の関心が低かったのと同時に、各地にある盲導犬の育成設備の財政が困難な状況であったことに起因するものです。「Y.E.S.S. NICE RIDE基金」キャンペーンの募金先である(財)日本盲導犬協会も、運営のために必要な財源を、善意の寄付に頼らざるを得ない状況で、それは他の盲導犬訓練施設にしても同様でした。
 「同じ交通社会の一員として、わたしたちにできることはないだろうか」。当時、盲導犬普及の背景を知ったY.E.S.S.ショップ会が同協会に申し出たところ、Y.E.S.S.ショップの店頭に募金箱を設置する「Y.E.S.S. NICE RIDE基金」キャンペーンがスタートすることとなりました。
それ以来、Y.E.S.S.では全国約1,300店のY.E.S.S.ショップの店頭に募金箱を設置したほか、各地で行うイベント会場での呼びかけなど、積極的なキャンペーンの展開を図っています。また、WGPで大活躍中の中野真矢選手(「チェスターフィールドヤマハ テック3」所属)もこの活動に深い理解を持ち、毎年寄付を頂いています。


Y.E.S.S. NICE RIDE募金キャンペーンには銀行振込でも参加できます。

銀行名

第一勧業銀行 浜松支店

口座名義

Y.E.S.S. NICE RIDE募金事務局

口座番号

普通 1253983


■盲導犬を取り巻く環境について
 現在、日本国内で活躍している盲導犬は約850頭です。これに対して盲導犬を必要とする視覚障害者は約7,800人(推定)と言われています。盲導犬を1頭育てるには多額の費用が必要で、それらの費用に対して、公的な助成は乏しく、主に賛助会員の年会費、善意の寄付、募金箱に寄せられた寄付によってまかなわれています。しかし現在、国が進めている社会福祉基礎構造改革のなかに、盲導犬訓練事業を制度化する動きも出てきています。


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