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『ヤマハボート免許教室』 5級コースをスタート。受講生の募集開始

1999年04月16日発表

ヤマハ発動機株式会社では5月20日より新たに施行される5級小型船舶操縦士免許(以下、「5級」とする)の取得を目的とした「5級コース」の受講生を4月20日より募集 開始し、『ヤマハボート免許教室』において講習を5月3日より順次全国展開して参ります。

  『ヤマハボート免許教室』の「5級コース」は国家試験を受験する<受験コース>で す。講習は、テキストを用いての学科が半日、全長17フィート(約5メートル)の教 習艇に乗船しての実技が半日となっています。5級の国家試験も同様に学科試験が半日、実技試験が半日とされています。 費用は58,000円(身体検査・学科/実技国家試験受験料及び申請料含む)となり、これまで、最も取得者の多かった4級の約100,000円に比較しても、受講しやすくなっています。

  『ヤマハボート免許教室』は1971年に開設し、現在は全国約300ヶ所でスクールを開講しており、年間約3万人が卒業し免許を取得しています。その数は、今年1月には累計で100万人を突破しました。
  5級免許はパーソナルウォータークラフトやバスフィッシング愛好者を中心に年間約 1万人の受講を見込んでいます。


 施設概要は、敷地面積3,875㎡、延床面積1,736㎡の2階建てであり、 設備として、1階に陸上乗物用商品とマリン・機器用商品の各電波暗室と各測定室、1階にコンポーネント部品のEMS評価を行う装置を備えた室で構成しています。
特徴は、測定商品とアンテナまでの距離を10mとれる大型電波暗室であり、特に、乗物用電波暗室には、二輪車や四輪車用にタイヤを回して走行状態をつくりだせるローラシャーシの設置、マリン・機器用電波暗室には、マリン用の給排水設備や産業用ロボット用の大容量電源やエア設備など、幅広い商品群のEMIおよびEMS評価に対応できる施設としています。当施設は、本年4月より試験運用を開始し、7月には欧州認証機関を招聘し、当電波暗室での二輪車のEMI/EMS認証を受験する予定です。

*「電波暗室」とは、外来の電磁波雑音を遮蔽しながら電磁波反射の無い理想的な空間において、各商品のEMI及びEMS評価を行うための部屋。そのために、 壁面・天井ともフェライトやカーボン等の材質で形成された四角錐形状の多数の 電波吸収体で覆われ、室内には、電波雑音を受けたり、発生させる数種類のアンテナや商品の監視モニターなどがある。



ご参考

小型船舶操縦士免許「5級」について
[小型船舶操縦士免許とは]
  エンジン付きの船舶を操船するには<船舶職員法>によって定められた小型船舶操縦 士免許が必要です。この度施行される「5級」を含め、現在、小型船舶操縦士免許は 次のように区分されます。

小型船舶操縦士の資格体系  <取得年齢>◆1~3級=18歳、◆4級・5級・湖 川5級=16歳



[5級新設の背景]
  ヨットやボートと比較し、手軽に楽しめる水上オートバイの操船や、小型ボートによ る都市などの港湾部周辺での釣りを想定した場合、航行区域を5海里に設定した「4級 」の試験内容では難しすぎるのではないかという判断もあり、現状により適した資格 制度の策定が望まれていました。
  そうした背景において、4級よりもさらに取得しやすい5級が新たに設けられました。

 

[5級について]
  5級は、操船できる船舶は4級同様の総トン数 5トン未満で、航行区域が川、湖、そし て海岸から1海里(約1.8km)までの水域とされています。4級は海岸から5海里(約 9km)までの水域での操船ができます。



 操船できる船舶の大きさで5トン未満とは、最大ではボートの全長にすると約8メート ル程度の大きさで、定員が12名ほど、キッチン、トイレなどを備え寝泊りのできるキャビンをもったものがあります。
  また海岸から1海里の地点は、通常の気象条件などのもとでは、ボートや水上オートバイが自分の出港してきた場所を視認できるところです。

 

[5級免許の取得について]
  「ヤマハボート免許教室」での5級免許の講習から試験までの行程は次のとおりです 。 5級は16歳から取得でき、試験は資格年齢の3ヶ月前から受験できます。



「ヤマハボート免許教室」<5級受験コース>

項 目

内 容

 

受験申請に
必要な書類

① 戸籍抄本または本籍記載の住民票
② 予備身体検査証明 書
③ 写真(3cm×3cm 5枚、モノクロ・カラー可)
④ 認印

事 前
準 備

4級と同様の証明書類などが必要です。



学 科 講 習

一般常識・運航・法規

半 日

実 技 講 習

点検・操船・ロープワークなど

半 日

4級では学科、実技に各1日、計2日が必要です。



身 体 検 査

(予備身体検査証明書に基づく簡単な検査)

受験日
午 前

4級と同様の検査内容です。




学 科 試 験

『一般常識』『運航』『法規』の3科目から合計40問が出題されます。全て 四肢択一のマークシート方式です。
① シーマンとしてのマナー
② 海上の交通ルー ル
③ 天気図の見方
④ エンジンの構造
⑤海や船舶の専門用語など

1時間

合 格 発 表

試験終了後

4級ではさらに船舶概要・航海・機関の項目があります。



実 技 試 験

三人一組で実施され、所要時間は約45分です。『点検』『操船』『ロープ ワーク』などの操船関連の技能に加え、操船に必要な知識や判断が口頭試問で出題さ れます。
① 桟橋での出港前点検・ロープワーク
② 機関始動
③ 出港~発進~直進 ~停止~後進~人命救助~離岸~着岸

約45分

合格発表

実技試験日の翌週の木曜日

翌 週 木曜日 

 

免許申請手続き

「ヤマハボート免許教室」が代行

合格後

免 許 取 得

合格発表後約1週間後



ボート免許取得者の全体推移



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