ヤマハ発動機(株)、ヤマハ発動機販売(株)と販売店(Y.E.S.S.ショップ)、そして会員(スタッフ)が一体となってモーターサイクルスポーツの楽しさを広げる全国組織「Y.E.S.S.(ヤマハ・アースリー・スポーツ・システム)」では、'89年より盲導犬の育成資金を募る『Y.E.S.S.
NICE RIDE募金』キャンペーンを展開していますが、このほど昨年度分の募金集計が完了し、3月20日(土)、神奈川県横浜市の(財)日本盲導犬協会神奈川訓練センターにて募金贈呈式を実施しました。
'98年度の募金額は1,989,431円、これによりキャンペーン開始以来10年間の累計金額は42,118,120円となりました。
贈呈式の席上、目録を手渡したヤマハ発動機販売(株)のモーターサイクル営業本部営業部部長 守屋俊博は、「一つの活動を10年間継続して行うことはたいへん難しいことですが、こうして続けてこられたのもお客さま、販売店、日本盲導犬協会のみなさま、その他関係者の方々のご理解とご支援のおかげと深く感謝しております。11年目を迎えた今年は、心新たに募金活動を推進していきたいと考えています」と挨拶。これを受けて(財)日本盲導犬協会の久堀三紀也常務理事は、「当協会が訓練施設に恵まれなかった苦しかった時期にY.E.S.S.からご支援のお申し出があり、おかげで一昨年5月にはこの訓練センターを竣工することができました。今後もY.E.S.S.の変わらぬご支援をお願いするとともに、これまで以上にライダーのみなさまにも目の不自由な方々を思いやる気持ちを持って、交通安全を心がけていただきたいと思います」と謝辞を述べ、感謝状を贈りました。
また、当日は二人の盲導犬使用者も贈呈式に列席。「盲導犬と一緒だと出歩くのも楽しく、家族も安心して見てくれます。毎日、仕事や買い物とじっとしている日がないほどです」(野口由紀子さん)、「みなさんの寄付によって盲導犬が育成されていることに、使用者のみんなはとても感謝しています。一人でも多くの目の不自由な人が盲導犬を利用できるように、これからもあたたかいご支援をお願いします」(富樫辰夫さん)と話されました。
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