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ヤマハ発動機・早出/中瀬の2サイトにて 環境マネジメントシステム「ISO14001」認証を取得

1999年03月25日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、先般2月に取得した浜北サイトに引き続き、早出サイト並びに中瀬サイトにおいても、環境管理に関する国際規格「ISO14001」の認証を3月19日の判定委員会を経て取得、本日3月25日、第3者審査登録機関である(財)日本自動車研究所・審査登録センターによって認証授与が行われました。

 「ISO14001」は、国際標準化機構(略称;ISO、INTERNATIONAL ORGANIZATION FOR STANDARDIZATION)により制定された国際規格で、地球環境に与える負荷を軽減するための環境マネジメントシステムを定めたものです。

 ISO14001の取得にあたっては、まず1)サイトにおける環境条件・環境側面の現状を把握し、どれだけ環境に影響を与えているかを調べ、それを踏まえた上で2)地球環境に影響を及ぼす要因を継続的・段階的に排除したり改善する事を主な目的に、対応可能であることを前提としたサイトとしての環境方針を立てる。それを基に3)具体的に定量化された測定可能な達成を示した環境目的・目標を設定し、それを実行する環境管理プログラムを設定する等の計画を立てる。
 次に4)組織・体制を整え、責任者を明確にすると共に、方針や計画を確実に伝える教育の実施、問題に応じて行う外部や地域との対応検討など、実際に方針に基づいた計画の実行と定められた手順に基づいた運営を行う。しかし、これらの行動は5)記録等を行いながら、内部による環境マネジメントシステム監査機能により点検・是正処置が実行され、最終的には6)経営者による見直しにより、継続的に更なる改善が実施される。こういったPlan(計画)Do(実施)Check(点検・是正)Action(行動)の一連の活動(環境マネジメントシステム)がマニュアル化され、適切に対応されていることが、審査の対象となります。

 この度の早出サイト・中瀬サイトでのISO14001認証取得は、各サイトにおける諸活動を規定した環境マネジメントシステムが、国際規格「ISO14001」の基準に適合していることが認められたことによるものです。

 当社では、1998年7月から全社を対象とする内部監査委員会を発足させ、本格的に現状把握や内部監査を実施し、各サイトにおける環境マネジメントシステムの構築を推進してきました。
先般1月末に、早出サイトにおいて有機塩素系化合物が検出され、その事実を公開致しましたが、これは、ISO14001環境マネジメントシステムの考えに沿って、自主的な調査による現状把握、情報公開並びに地域住民や行政との対応、そしてその対策が行われたものです。

 当社では、浜北・早出並びに中瀬サイトに引き続き、第三・第五、森町、新居、袋井、豊岡そして本社といった残る6サイトについても、当社の『環境2000年プラン』のもと、ISO14001を取得するため、諸活動を展開しております。なお、第三・第五サイトにつきましては、4月初旬に認証を取得出来る予定です。


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