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エンジン・車体ともに新設計の「PZ500LT」を追加設定 ヤマハ『スノーモビル』2000年モデル3月11日より予約活動を開始

1999年03月15日発表

 ヤマハ発動機㈱では、ヤマハ『スノーモビル』の商品ラインナップについて、2000年型ニューモデルを1機種追加するとともに、各商品を熟成し、99年10月1日より発売開始に先がけて99年3月11日より全国の販売店を通じて予約活動を行います。なお、3月中旬から4月下旬にかけて北海道・東北・信越・関西の各地区において体験試乗会を開催します。
 スノーモビルは、降雪地域でのウインタースポーツとして楽しまれる一方、業務需要においても広く活用されています。このほど新発売の2000年モデルでは、入門ユーザーからベテランユーザーまでを対象に、新深雪走破性能に富み、斜面での登坂性にも優れるPZ480LTをフルモデルチェンジ。また、上級モデルのVX-LTシリーズ、SXシリーズ、SRX700Sの各車においても熟成をはかり、いっそうの性能向上を果たしました。


『PZ500LT』

名称

2000ヤマハスノーモビル『PZ500LT』
2000ヤマハスノーモビル『VX700LT』『VX600LT』
2000ヤマハスノーモビル『SX700R』『SX600R』『SX500R』
2000ヤマハスノーモビル『SRX700S』

発売日

1999年10月1日

販売計画

1,000台(10モデル合計、年間)



2000年型ヤマハスノーモビル「PZ500LT」



商品の概要

 PZは軽量な車体を生かした優れた操縦性を持ち、エントリーユーザーから上級者まで、また、日本はもとより北米、欧州など世界各国のモビラーの幅広い支持を受けてきたモデルです。とくにトラック(無限軌道)の長さを延長したPZ480LTは、新深雪での走破性や斜面での登坂性に優れた「パウダー」カテゴリーの標準モデルとして中核を担ってきました。今回のフルモデルチェンジでは、新深雪での走破性や斜面での登坂性をより向上させるとともに、悪路走破性、快適性、安定性などを向上させています。


2000年型PZ500LTの特徴

●リーディング・アーム・フロントサスペンションを採用 ――― ヤマハ「スノーモビル」上級シリーズに採用して以来、高い評価を得ているリーディング・アーム・フロントサスペンションを採用。衝撃吸収性に優れ、悪路においても高い操縦安定性・走破性を得ました。

●アルミ製モノコック・シャーシを採用 ――― ヤマハ「スノーモビル」上級シリーズに採用され高い評価を得ていたアルミ製モノコックタイプのフレームを、PZにも採用しました。上級モデルのVXやSRXにも匹敵する剛性は、操縦安定性の向上に寄与しています。

●全面改良を図った空冷新エンジン ――― 重量が軽く、効率の良さで定評のあった空冷エンジン(2サイクル空冷2気筒エンジン)を全面改良。吸排気系を見直すことにより、よりいっそう高効率化し、同時に扱いやすさも向上しました。

●外観デザインを一新 ――― フレーム/サスペンション等の変更に伴い、外観デザインを全面刷新しました。防風性・防寒性が向上しモビラーへの負担が軽減されるほか、精悍なイメージづくりにも貢献しています。

●「プロアクションプラス・リアサスペンション」を採用 ――― 衝撃吸収性に優れる「プロアクションプラス・リアサスペンション」を採用。ストローク(作動行程)を長く取ることにより、乗り心地および操縦安定性の向上に貢献しています。

●プラスチックスキーの採用 ――― 重量軽減に役立ち、ハンドリング性能も向上するプラスチックスキーを採用しました。

●ライディングポジションの見直し ――― スポーツカテゴリーのPZ500に比べ、ハンドル位置の高さを約30mmアップ。さらに足を載せるステップの取り付け角度を変更(27゚→20゜)しました。これにより、シートに座った位置から中腰姿勢をとる、あるいは体重移動などの身体の動きをスムースに行えるようにし、山岳走行をより容易にしました。

●1.5インチ山高トラックの採用 ――― トラックのブロックには、1.5インチ高の山高(ハイプロファイル)トラックを採用しました。これにより、新深雪でも確実に雪面をつかみ、登坂性を大幅に向上することができました。

●ステアリング・ストラップの採用 ――― ステアリング(ハンドル)上に半円状のストラップを設けました。斜面の横断など左右の体重移動を行ってスノーモビルを制御する際、荷重を的確にかけることができ、安全な走行に貢献することができました。



PZ500LT仕様緒元


全長×全幅×全高 (mm)

2,970×1,120×1,230

スキースタンス (mm)

980

乾燥重量 (kg)

220

エンジン種類

空冷・2サイクル

気筒数・配列

2気筒・並列

総排気量 (cc)

485

始動方式

リコイル式ハンドスタータ

点火方式

CDI

潤滑方式

オートループ式分離給油

燃料タンク容量 (L)

45.0

オイルタンク容量 (L)

3.3

クラッチ形式

自動遠心式

ブレーキ形式

油圧式ディスクブレーキ

フレーム形式

モノコック

ヘッドランプ

12V-60W/55Wハロゲン

乗車定員

1名



メーカー希望小売価格

『PZ500LT』

748,000円

*価格には、保険料、税金(含消費税)など諸費用は含まれません



2000年型ヤマハスノーモビル「VX700LT/VX600LT」



VX-LTシリーズの概要

 VX-LTシリーズは、ヤマハ『スノーモビル』シリーズのなかで「パウダー」カテゴリーに属し、新深雪での走破性や斜面などでの登坂性に優れるモデルです。熟成をはかった2000年モデルでは、新たに新設計シャーシの採用、より新深雪での走破性や登坂性を向上させるロングトラック(無限軌道の長さを延長)の採用、走破性と乗り心地を両立させるプロアクション・マウンテン・リアサスペンションの採用など、各部の大幅な変更を行い、新深雪での走破性や登坂性能を大きく向上させることができました。


2000年型VX700LT/VX600LTの特徴

●業界初の141インチロングトラック ――― 新深雪での走破性、斜面での登坂性を追求し、トラック(無限軌道)の長さを従来に比べさらに延長しました。また、新深雪でも確実に雪面をつかみ、斜面の登坂時にも滑りにくくするため、トラックのブロックには2インチ高の山高(ハイプロファイル)トラックを採用。新採用のパターン(ブロックの配列)と合わせ、より走破性を高めることができました。

●専用シャーシの採用 ――― ロングトラックの採用に伴い、リア後端を延長した専用シャーシを開発しました。とくに、延長部分に関しては形状に留意し、フレームとトラック間に溜まる雪の排出をスムースにしています。また、斜面での登坂や横断など安全のために大きな体重移動を必要とするときのために、ステップサイドはもとよりリアの延長フレーム部にも入念な滑りどめを施し、モビラー(操縦者)の足を置きやすくしています。

●走行性能の向上に寄与するプロアクション・マウンテン・リアサスペンション ――― リアサスペンションには、各部の形状を見直し、熟成を高めた専用サスペンションのプロアクション・マウンテン・リアサスペンションを新採用しました。新深雪でも沈むことが少なく高い走破性能を維持できるうえ、快適な乗り心地も両立しています。

●ライディングポジションの見直し ――― 従来のモデルに比べ、ハンドル位置の高さを約30mmアップさせたほか、足を載せるステップの取り付け角度を見直しました(27゚→20゜)。これにより、シートに座った位置から中腰姿勢をとる、あるいは体重移動などの際の身体の動きをスムースに行えるようにし、山岳走行をより容易にしました。

●ステアリング・ストラップの採用 ――― 斜面の横断時など左右の体重移動が必要な際、荷重を的確にかけ安全な走行が行えるよう、ステアリング(ハンドル)上に半円状のストラップを設けました。



VX700LT/VX600LT仕様緒元


全長×全幅×全高 (mm)

2,992×1,115(1,113)×1,255(1,215)

スキースタンス (mm)

980

乾燥重量 (kg)

237(232)

エンジン種類

水冷・2サイクル

気筒数・配列

3気筒・並列

総排気量 (cc)

698(593)

始動方式

リコイル式ハンドスタータ

点火方式

CDI

潤滑方式

オートループ式分離給油

燃料タンク容量 (L)

45.0

オイルタンク容量 (L)

3.0

クラッチ形式

自動遠心式

ブレーキ形式

ベンチレーテッド油圧式ディスクブレーキ

フレーム形式

モノコック

ヘッドランプ

12V-60W/55Wハロゲン

乗車定員

1名



メーカー希望小売価格

『VX700LT』
『VX600LT』

1,180,000円
948,000円

*価格には、保険料、税金(含消費税)など諸費用は含まれません



2000年型ヤマハスノーモビル「SRX700S」



SRX700Sの概要

 SRXシリーズは、ヤマハ『スノーモビル』シリーズのなかで「マッスル」カテゴリーに属し、加速力に富むトップモデルです。2000年モデルでは、エンジン馬力を向上させいっそうの加速性能を得た一方、車体重量を低減し、燃費性能の向上も目指しました。


2000年型SRX700Sの特徴

●クラストップレベルの加速感 ――― エンジン馬力を向上させる一方、各部の見直しにより徹底的な軽量化を実現。これにより、クラストップレベルの加速性能を得ることに成功しました。

●スロットルポジションセンサーの採用 ――― スロットル開度に応じて適切な燃料を供給するコンピュータ制御のスロットルポジションセンサーを採用しました。これにより、低中速域でのスロットルレスポンスが向上し、また、燃費も大幅に改善されました。

●業界最高照度2灯式ヘッドライトの採用 ――― 大型のマルチリフレクターを備える2灯式のヘッドライトを新採用。中心光束部分はもとより、周囲の照度も向上したため、夜間の安全走行に大きく寄与します。



SRX700S仕様緒元


全長×全幅×全高 (mm)

2,760×1,170×1,085

スキースタンス (mm)

1,040

乾燥重量 (kg)

238

エンジン種類

水冷・2サイクル

気筒数・配列

3気筒・並列

総排気量 (cc)

696

始動方式

リコイル式ハンドスタータ

点火方式

CDI

潤滑方式

オートループ式分離給油

燃料タンク容量 (L)

45.0

オイルタンク容量 (L)

3.3

クラッチ形式

自動遠心式

ブレーキ形式

ベンチレーテッド油圧式ディスクブレーキ

フレーム形式

モノコック

ヘッドランプ

12V-60W/55Wハロゲン×2

乗車定員

1名



メーカー希望小売価格

『SRX700S』

1,230,000円

*価格には、保険料、税金(含消費税)など諸費用は含まれません



2000年型ヤマハスノーモビル予約試乗会開催日程

 2000年型ヤマハ『スノーモビル』は、99年10月1日よりの発売開始に先がけ、一般ユーザーを対象とした体験試乗会を全国8ヶ所の会場で開催します。開催スケジュールは以下の通りです。


●北海道地区

 

・3月21日(日)

北海道常呂郡留辺蕊町/温根湯温泉特設会場

 

・3月28日(日)

北海道帯広市/八千代牧場

 

・4月11日(日)

北海道上川郡和寒町/特設会場

 

・4月18日(日)

北海道余市郡赤井川村/ヤマハリゾートキロロ
キロロスノーモビルワールド

●東北地区

 

・3月14日(日)

青森県三戸郡田子町/白萩平スノーモビルランド

 

・4月3(土)~4(日)

山形県西村山郡西川町/月山弓張平

●信越地区

 

・3月14日(日)

長野県飯山市/スノーモビルランドin斑尾

 

・3月21日(日)

長野県飯山市/スノーモビルランドin斑尾

●中部関西地区

 

・3月21(日)

岐阜県大野郡丹生川村/ロッセ高原スポーツランド



ご参考

2000年型ヤマハスノーモビルラインナップ

 ヤマハ『スノーモビル』は、ウインタースポーツおよびレジャーとして利用される一方、スキー場の保守・点検をはじめとする業務需要にも応えてきています。2000年型ヤマハ『スノーモビル』は、利用される目的に応じて、以下のグループに大別できます。

 

●スポーツ&レジャーモデル

マッスル

高出力のエンジンを持つ、ヤマハ『スノーモビル』のトップカテゴリー。氷結した湖や起伏の少ない雪原で、その加速力を楽しむことができます。

SRX700S

クロス
カントリー

悪路走破性に富むモデル。路面状況に左右されることなく、快適にスポーツ走行を楽しむことができます。

SX700R
SX600R
SX500R

パウダー

登坂性能や新深雪の走破性能に優れたモデル。山岳ツーリングなどに利用されます。

SRX700LT
VX700LT
VX600LT
PZ500LT
PZ480LT

スポーツ

軽快な走りを楽しめ、安定性、利便性にも優れるモデル。入門ユーザーからベテランユーザーまで幅広い需要に応えます。

VX600DX
PZ500
CS340E

 

●多目的モデル

マルチ
パーパス

運搬・牽引などにも利用できる、多目的モデル。業務需要など、幅広いニーズに対応します。

VK540EⅢ
ET410TR
ET410PT
BR250T


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