ヤマハ発動機株式会社では、優れた燃費を実現する燃料供給システムであるエレクトロニック・フュエル・インジェクション(ELECTORONIC FUEL INJECTION)を装備した2ストローク船外機5機種「150JETOL」「150JETOX」「200JETOX」「225FETOX」「250BETOX」を1999年1月より新発売いたします。
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これらの船外機に装備したエレクトロニック・フュエル・インジェクションには、世界で初めて実用化に成功した2ストローク用酸素センサーが取付けられ、エンジンに最適な量の燃料を供給するため、従来の2ストローク船外機に比べ、より高い性能と好燃費を実現させています。
新発売する5機種は、150馬力から250馬力までで、船外機としては比較的大型に分類されるモデルです。フィッシング、プレジャーや業務用など幅広い用途でのニーズが見込まれています。
船外機の高馬力商品においてはエレクトロニック・フュエル・インジェクションを装備したモデルがユーザーの支持を集めつつあります。
海水で使用しても十分な信頼性を持ち、かつ直接的にユーザーメリットとなる燃費向上や騒音・振動の低下を図り、ユーザーニーズに応える商品のひとつとして、ユーザーの選択の幅を広げるものです。 |
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世界初の2ストローク用酸素センサーを実用化 |
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ヤマハ・エレクトロニック・フュエル・インジェクションはマイクロコンピュータ制御の燃料噴射器を利用して、エンジンに最適な燃料を送り込むシステムです。
同システムは、空気供給装置と燃料供給装置、それらを制御するコンピュータ・コントロールからなっています。
エレクトロニック・フュエル・インジェクション本来の機能を発揮させるためには酸素センサーが必要不可欠ですが、海という環境のもと、しかも、より空間的制約の厳しい船外機においてはセンサーの取付け自体が困難なことでした。
当社では、排気ガス中の酸素を検知し、そこから燃焼状態をチェックする方法を新たに開発しました。これは2ストローク用酸素センサーとして世界で初めての実用化に成功したものです。
自動車エンジンにおけるエレクトロニック・フュエル・インジェクションは1970年代には一般的に採用されていますが、船外機においては、1980年代中頃から徐々に製品に装備されるようになっています。
しかし、従来のエレクトロニック・フュエル・インジェクションには各種センサーが海水等の塩分に弱かったり、燃焼状態を感知するセンサーが無いため、始動の良さは向上したものの、燃費やスロットルレスポンスについてはそれほどメリットのない、いわば未成熟な燃料供給システムというものでした。
そうした課題をクリアしたのが、ヤマハ独自の技術で開発したエレクトロニック・フュエル・インジェクションです。
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エレクトロニック・フュエル・インジェクション装備モデルの仕様諸元 |
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150JETOL |
150JETOX |
200JETOX |
エンジンタイプ |
2ストローク
90° V6 |
排気量 |
2596cc |
ボア×ストローク |
90.0mm×68.0mm |
プロペラ軸出力 |
150hp(110.3kw)@5000rpm |
200hp(147.1kw)@5000rpm |
舵角 |
左右各35° |
全高 |
1615mm |
1742mm |
全幅 |
577mm |
全長 |
823mm |
乾燥質量 |
202kg |
206kg |
価格(消費税別) |
1,320,000円 |
1,340,000円 |
1,490,000円 |
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225FETOX |
250BETOX |
エンジンタイプ |
2ストローク
76° V6 |
排気量 |
3130cc |
ボア×ストローク |
90.0mm×82.0mm |
プロペラ軸出力 |
225hp(165.5kw)@5000rpm |
250hp(183.9kw)@5000rpm |
舵角 |
左右各35° |
全高 |
1785mm |
全幅 |
562mm |
全長 |
854mm |
乾燥質量 |
233kg |
価格(消費税別) |
1,635,000円 |
1,870,000円 |
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