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ヤマハ発動機株式会社 Revs Your Heart

新開発「ニッケル水素バッテリーシステム」を搭載 航続距離がさらにアップした「ニュー・パス MHスーパー」新発売

1998年11月04日発表

 ヤマハ発動機(株)では、電動ハイブリッド自転車のアシスト航続距離を向上させる「ニッケル水素バッテリーシステム」を新たに開発し、これを搭載したモデル「ニュー・パス MHスーパー」(26/24インチ)を108,000円で、'99年1月12日より新発売します。新開発の「ニッケル水素バッテリーシステム」は、従来のニッケルカドミウムバッテリーと比べて約30%アップのアシスト航続距離を可能としています。
 <ニュー・パス>シリーズの最上級モデルとして位置付けられる本モデルの発売により、同シリーズは全6タイプ12機種のラインナップとなります。なおこの「ニッケル水素バッテリー」は、ヤマハ発動機(株)と三洋電機(株)との共同開発によるものです。

※「ニュー・パス MHスーパー」は、11月5~7日に東京ビッグサイトにて開催される、'98東京国際自転車展に出展いたします。


ヤマハ『ニュー・パス MHスーパー』(26インチ)

名称

ヤマハ『ニュー・パス MHスーパー』

発売日

1999年1月12日

カラーリング

■ニューシルバーダスト

販売計画

100,000台(「ニュー・パス」シリーズ国内年間合計)



新製品の概要

 今回新発売の『ニュー・パス MHスーパー』には、新開発の「ニッケル水素バッテリーシステム」を搭載。これにより、従来のニッケルカドミウムバッテリーと比べて約30%アップのアシスト航続距離を実現し、実ユースでの利便性を大きく向上させるモデルとなっています。
 これまで「ニュー・パス」シリーズは、年齢や性別を問わず、個人ユースを始め業務ユースとしても幅広く利用されてきていますが、多くのユーザーから一充電でのより長いアシスト航続距離を求める声が寄せられていました。この声に応えるべく、ヤマハ発動機(株)では「エコノミーモード」付きドライブユニットの開発とともに、バッテリーシステムの研究を進め、電動ハイブリッド自転車の使用に最適で、量産が可能な「ニッケル水素バッテリーシステム」の実用化に成功しました(なお、この電動ハイブリッド自転車用の「ニッケル水素バッテリー」は、ヤマハ発動機(株)と三洋電機(株)との共同開発によるものです)。
 この長距離のアシスト走行が可能な『ニュー・パス MHスーパー』を、「ニュー・パス」シリーズの最上級モデルとしてラインナップに加えることにより、ヤマハ発動機(株)では、電動ハイブリッド自転車の可能性をさらに大きく広げることができると考えています。



新製品の特長

アシスト航続距離がアップする、新開発「ニッケル水素バッテリーシステム」を搭載

 電動ハイブリッド自転車のアシスト航続距離を向上させる、新開発の「ニッケル水素バッテリーシステム」を搭載。従来のニッケルカドミウムバッテリーと比較して、一充電あたりのアシスト航続距離が約30%伸長しています。


「エコノミーモード」採用で、より長距離のアシスト走行を実現

 平坦路や緩い坂道等を走行するといったアシスト力が比較的小さくて済む際に、バッテリーの使用電流を節約して効率よく走行できる「エコノミーモード」を採用。この「エコノミーモード」を使用した場合、従来のニッケルカドミウムバッテリー搭載モデルでは最大60kmのアシスト走行ができるのに対し、このモデルでは80kmの走行が可能となっています(26インチモデル・エコノミーモード常時使用・平坦路走行)。なお、坂道や重い荷物を積載して走行するようなアシスト力を多く必要とする際には、通常のアシスト力でより楽に漕げる「標準モード」を使うというように、アシストモードは走る条件に応じてユーザー自身が自由に選ぶことが可能となっています。


見やすく操作しやすい手元キーレススイッチ&バッテリー残量ランプ

 アシスト走行の入切だけでなく、「標準モード」と「エコノミーモード」の切り替えができ、バッテリー残量ランプを一体化したスイッチを採用。ハンドルグリップ付近の適切な位置にレイアウトすることで、ハンドルを握ったままでも簡単に切り替えが行えるとともに、バッテリー残量ランプの視認性を向上させました。またバッテリー残量ランプは3灯5段階表示とし、より細かなバッテリー残量の把握ができます。


立てやすく、安定性の高い「かるっこスタンド」を標準装備

 重い荷物を乗せたままでも簡単に立てられ、立てた際の安定性が高い「かるっこスタンド」を標準装備し、買い物など重量物を積載する際の使いやすさを向上させました。


自動点灯式PASオートランプ&自動点滅式LEDテールランプ

 バッテリー電源を利用し、点灯時にもペダリングが重くならない自動点灯式PASオートランプ(10W24V)を標準装備。快適なペダリングができるとともに、スピードの高低に左右されず明るい視界を確保できます。また、赤く点滅するリア自動点滅式LEDテールランプと併せ、夜間走行時の被視認性を向上させています。なお自動点灯式PASオートランプは、操作しやすい1スイッチ3ポジション(OFF/ON/AUTO)タイプとなっています。


利便性が高く快適な装備が満載

 乗り降りのしやすい低床U型フレームなど「ニュー・パス」シリーズに共通の快適さを備えるほか、側面からの被視認性を高める高輝度反射タイヤ、買い物に便利なフロントバスケットやリアキャリア、耐久性の高いアルミフェンダーやサビに強いステンレス製ハンドル&ハンドルポストなどの充実装備も採用しています。



ヤマハ『ニュー・パス MHスーパー』諸元表


 

ニュー・パス MHスーパー26インチ(24インチ)

寸   法

全  長

1850mm(1770mm)

全  幅

540mm

サドル高

750-910mm(738-900mm)

軸間距離

1160mm(1110mm)

タイヤサイズ

26×1 3/8(24×1 3/8)

車両重量

30kg(29kg)

性  能

補助速度範囲
(変速機「速」)

比例補助

0-15km/h未満

逓減補助

15-24km/h未満

一充電
航続距離

標 準
モード

ヤマハパターン※

40km(36km)

平坦路

53km(50km)

原動機

形  式

直流ブラシ式

定格出力

235W

補助力制御方式

踏力比例制御式

電 池

形  式

ニッケル水素電池

電圧/容量

24V/7Ah

充電器

リフレッシュ機能/充電時間

有り/約3.5時間

駆動方式

チェーン式

照明装置

「PASオートランプ」

 

※ヤマハパターンで走行した場合。
バッテリー新品、常温25℃、車載重量(乗員および荷物を合計した重量)56kg、無灯火。
ヤマハパターン:3kmの平坦地の途中に勾配2度の登り坂(1km)と下り坂(1km)を含む全長5kmの標準走行路を設定し、平坦路(速)15km/h、登り坂(平)10km/h、下り坂(速)20km/hで走行した時のテストデータ。



メーカー希望小売価格

『ニュー・パス MHスーパー』
(26/24インチ)

108,000円

リフレッシュ機能付ニッケル
水素バッテリー専用充電器
『パスチャージャー』

14,000円

車両本体価格。消費税は含まず


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