(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団
(Japan Marine Sports Promotion Foundation) |
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日本マリンスポーツ普及教育振興財団は、11月9日(月)東京都港区の虎ノ門パストラルにおいて『第10回ヤマハ全国児童 浜の風景画コンテスト』の最終審査会を開催、入賞作品を決定いたしましたので、ここにお知らせいたします。
平成元年からスタートした本コンテストは、今年で第10回を迎えました。応募作品数も第1回の1,558点から第10回は9,125点と大きく増え、10年間で延べ47,313点もの作品が寄せられました。また、昨年からはインターネットのヤマハ発動機のホームページで作品募集を知った海外からの応募もあり、今回はメキシコから2作品が寄せられました。
どの作品も、子ども達の視線から見た海や浜の風景が力強く表現されており、我々大人も海の大切さや海との関わり方をあらためて考えさせられます。
審査は、工藤和男画伯(6創元会理事長、日展会員)を審査委員長とする7名の審査委員によって行われました。
応募作品は、10月29日(木)、30日(金)の2日間にわたる予備審査会で小学校高学年、小学校低学年、幼児の各部門ごとに約300作品(合計約900作品)に絞られ、最終審査会の1次審査でさらに約100作品に、そして2次審査で金賞2作品、銀賞4作品、銅賞6作品、佳作10作品をそれぞれ決定しました。
その他、本コンテストの後援・協賛団体を代表して審査委員を務めた3名の方々が特別賞を選定。6フィッシャリーナ協会の秦英樹氏が小学校高学年の部から6フィッシャリーナ協会長賞を1作品、6海洋レクリエーション協会の服部善郎氏が小学校低学年の部から 6海洋レクリエーション協会長賞を1作品、そしてヤマハ発動機1の梶川隆氏が幼児の部からヤマハ賞を1作品選びました。
これらの入賞作品は、98年の東京・大阪国際ボートショーや全国のヤマハ展示会などに展示します。
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審査会後の講評 |
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第1回コンテストより審査委員長として数々の応募作品を覧になってきた 工藤和男画伯の講評 |
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応募作品も第1回の約1,500点から今年の第10回は10,000点近くまで増え、年々良い作品が寄せられています。特に高学年の部の金賞作品は、絵の構成や色づかいなど絵画要素の条件が備わっています。各地域によって個性的な特徴があるようにも感じました。現代のすさんだ世の中、子どもの社会においても大人が考えられないような事件が起こっていますが、絵を描くことで情操教育を高めることは大変意義のあることだと思います。 |
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本コンテストを後援した(社)フィッシャリーナ協会・理事長代行
秦 英樹氏の講評 |
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当協会は漁業と海洋性レクリエーションの共存を目的に活動しているため、今回のフィッシャリーナ協会長賞選定においても、プレジャーボートと漁船が一体になっている絵を選びました。他の賞も含めて、審査においては絵の上手さや立派さをベースとしましたが、その上にこの絵が何を意図しているかという点を加えて選定の基準にしました。 |
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本コンテストを後援した(社)海洋レクリエーション協会・名誉会員 服部善郎氏の講評 |
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幼児の部、低学年の部、高学年の部と審査していくにしたがって、ほんの数年の間に子ども達がグングン成長していることが目に見えてわかりました。海洋レクリエーション協会長賞の選定においては、私は釣り人なので"釣り人"の立場から、人間の10倍くらいある魚を釣り上げるという釣り人の見果てぬ夢を絵にしたものを選びました。 |
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ゲスト審査委員/本コンテストを後援した(社)日本ユネスコ協会連盟・事務局長 吉岡 淳氏の講評 |
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今年は『国際海洋年』で、海の大切さや、海から得た恵みをどのように活用していくかを考える年です。海という自然に親しんで描く絵はとても力強く、日本の子ども達も捨てたものではないと思いました。こうした絵を描くことによって、海を好きな子どもが増え、海を大切にする心を育てていってほしいと感じました。 |
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ゲスト審査委員/第1回浜の風景画コンテストの高学年の部で金賞を受賞した 南 美穂さんの講評 |
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いつもは審査される側なので、今日は審査する方の大変さをつくづく感じました。10年前、自分がこんなふうに楽しく絵を描いていたかなとその頃を思い返していました。子ども達の楽しい絵を見せてもらい、徳島から東京まで来た甲斐がありました。小学校6年生まではコンテストに応募できるので、5年生以下の方はこれからもがんばって出してほしいと思います。 |
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本コンテストを主催する(財)日本マリンスポーツ普及教育振興財団・会長 江口秀人氏の講評 |
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今の世相を考えると、「はつらつとした子どもや青年が育っている国でないと将来性がない」と考えます。その意味で少々大げさですが、日本の将来を考えると小さい頃から精神的なもの、文化的なものに深く関り、自分のものとして一生懸命勉強していくことは国家の将来にとっても非常に大切だと思います。応募数も今年は9,000点を超え、来年は間違いなく10,000点を超すことでしょう。今後、このコンテストが国際的にも広がっていき、若い芽を育てることに貢献できれば幸いです。 |