当社では、現代の大きな社会的課題とも言える健康・福祉分野への貢献、高齢社会への対応の一環として、90年代前半より当社の持つ制御、駆動技術を応用した手動車イス用の電動ユニットの開発、シリーズ化に取り組んでまいりました。JWシリーズとしては、産業用ロボットの高度な制御技術を応用した手動車イス用電動ユニット「JW-Ⅰ」と「JW-Ⅰ」を手動車イスに組み込んだ完成車「JW-ⅠB」、また「パワー・アシスト・システム」を応用した手動車イス用電動補助ユニット「JW-Ⅱ」があります。
JWシリーズの販売台数は販売を開始した96年に900台、97年に2,000台、98年は計画3,000台となっています。
推定によると、現在手動車イスの年間需要は国内で約20万台、電動車イスの年間需要は約4,000台と言われており、高齢社会を反映して、その台数は増加傾向にあります。
当社の現行のJWシリーズに今回電動車イス「JW-III」が加わることにより、電動車イス市場にもラインアップが広がることとなり、さらに多くの車イスユーザーへの対応が可能になります。 |