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ヤマハ発動機の過去・現在・未来を語り合う施設 「コミュニケーションプラザ」のオープンについて

1998年07月01日発表




 ヤマハ発動機株式会社は、企業理念・長期ビジョンを具現化するものとして、かねてより磐田本社敷地内(新館の西側)に建築中であった「コミュニケーションプラザ」の完成に伴い、第43回目の創立記念日である7月1日(水)に落成披露式を開催します。

 この「コミュニケーションプラザ」は、国内外のヤマハ発動機グループの社員が、当社の企業理念やビジョン、そして当社の「過去・現在・未来」を語り合う場として設立しました。社員や事業のそれぞれの活性化とネットワーク化、そして新たな価値を創造していく場と位置づけ、ヤマハマン全員で成長・発展させていく施設を目指します。

 建物の特徴は、外観をチャレンジスピリットをシンボル化したシリンダー状のコアとし、それを中心に事業の広がりをイメージしています。また、地上3階建てで一部吹き抜けや地震を吸収する免震構造とし、延べ床面積は約6,200㎡、室内には当社GHP(ガスヒートポンプエアコン)の空調設備、そして、太陽光や積極的な室内外換気循環などの自然エネルギー利用など、省エネルギーと防災対策を充実させています。





 また、施設の主な内容は、
1階フロアは、世界の国々で活躍している製品を紹介する展示スペースであり、大型製品の展示が可能な吹き抜け空間も利用して約100台が展示されています。また、当社の活動や歴史を紹介するプレゼンテーションルームに加え、プラザショップやフォトコーナーがあります。
2階フロアは、創業以来の代表的な二輪車を紹介する歴史展示スペース、当社各事業の最新技術を紹介する企画展示スペース、当社に関する様々なデータを検索できるプラザライブラリー等があります。
3階フロアーは、当社を訪れる国内をはじめ世界の人々とのコミュニケーションを図るスペースであり、国際会議や講演、イベント等が開催できるホールや会議室をはじめ、応接室、プラザカフェがあります。

 展示製品は、当社創業時の二輪車モデル「YA―1」をはじめ、トヨタと共同開発したスポーツカー「TOYOTA2000GT」、初期のボート「HIFLEX―11」など歴代製品が約30台、現行製品では、国内外の二輪車をはじめ、マリン、特機、自動車エンジンやGHP(ガス・ヒート・ポンプ)、IM(産業用ロボット)、PAS(電動ハイブリッド自転車)など各分野の製品が約100台展示され、総展示台数は約130台となります。

 なお、直近の一般公開日は、7月4日~5日(9:00~17:00)とし、地域の方々をはじめ、お取引先、社員のご家族を対象に、製品や技術等の展示見学に加え、当社のこれまでの歩みを示した映画上映や1955年の創立当時の写真展も開催します。
 また、その後の開館日は、当社稼動日(土日休み)の午前9時から午後5時、入館は無料ですが、当面の間は、施設の機能や体制の育成を図るために社内施設として利用します。
 一般の方々の来場は、定期的に設定する一般公開日を基本とし、一般団体等の見学希望については、予約制とします。



各フロアーの施設概要と展示製品



【1階】(製品展示で、事業活動の広がりやグローバル化を紹介)
①シンボルゾーン
・ 当社創業時の二輪車「YA―1」、初期の小型FRPボート「HIFLEX―11」、船外機の「P―7」やトヨタと共同開発したスポーツカー「TOYOTA2000GT」を、当社の原点製品としてシンボリックに展示。
②製品展示スペース
・ 国内外の製品が約100台展示され、陸・海・空の事業活動とグローバル化を紹介。
・ ボートやヨット、マリンジェット、船外機などのマリン製品は吹き抜けエリアに展示。
③プレゼンテーションルーム(約80名収容)
・ビデオ等視聴覚ツールで企業活動を紹介するスペース。
④プラザショップ/フォトコーナー
・オリジナルグッズの販売と記念写真コーナー。



【2階】(歴代の名車や最新技術を紹介)
①歴史展示スペース
・創業以来の代表的な市販車や世界で活躍したレーサーを年代別に約30台展示。
② 企画展示スペース(総合技術展)
・ 各事業部や分野で企画展示を実施するスペース。オープニング時は、各事業の最新技術を紹介する「総合技術展」を開催。
③プラザライブラリー
・ 展示品や当社関連の情報・データが、ビデオや書籍で見る事ができ、パソコンで検索できるスペース。
④クラフトルーム/ヤマハクラブ
・企画検討や準備のためのクラフトルーム、OBやグループ企業の人々が自由に使えるヤマハクラブ。



【3階】(世界の人々とのコミュニケーションスペース)
① 大ホール/小ホール
・国際会議や講演、イベントなど多様な使い方ができるホール。
・大ホールは同時通訳設備を備え、最大400人の収容が可能。小ホールは約100名。
②プラザカフェ(約40名収容)
・飲み物や軽食がとれるカフェテリア。
③会議室/応接室
・会議室と応接室が各4部屋。



【屋外】(モニュメント)
 当社の原点を象徴し、「未来の発展」と「総合力」を表現したモニュメントを屋外に設立。
中心部には、創業者・川上源一がノートに記していた言葉のひとつである「居安思危」(安きに居りて危うきを思う)の4文字が刻印されている。
 “絶えざる自己革新”は、時代を貫く教訓であり、モニュメントの心としている。


「コミュニケーションプラザ」の概要


名称

「コミュニケーションプラザ」

所在地

静岡県磐田市新貝2500(ヤマハ発動機本社新館の西側)

工事開始

1997年5月より

落成日

1998年7月1日

施設

1階

シンボルゾーン、製品展示スペース、プレゼンテーションルーム、
プラザショップ、フォトコーナー

2階

歴史展示スペース、企画展示スペース、プラザライブラリー、
クラフトルーム、ヤマハクラブ

3階

大ホール・小ホール、プラザカフェ、会議室、応接室

建物の仕様

敷地面積

約10,000m2

延べ床面積

約6,200m2

建物構造

地上3階の一部吹き抜け構造
鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)

建物設備

エスカレーター1基 、エレベーター 2基

その他特徴

GHP(ガスヒートポンプエアコン)採用、吹き抜けの省エネ空調・換気システムや太陽光等の自然エネルギーの利用、免震構造を採用備蓄倉庫の設置


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